2024-10-10
M-house(宇都宮市 中岡本町)
リフォーム

子供部屋の間仕切り壁リフォーム14軒目。エアコンが設置されていたので、いつもの10.5センチ幅の柱でなく、3センチ幅の柱を建てて、かつ断熱材を入れて、防音性のある薄い間仕切り壁を造りました@宇都宮市中岡本

子供部屋の間仕切壁完成

10/7と10/8は子供部屋の間仕切壁を造りに、宇都宮市中岡本のM-house まで行ってきました。当社が新築して、12年前の2012年3月に引き渡した住宅です。

大工工事は、高齢の2人組の大工さんに依頼していましたが、去年のQ1.0住宅昭和の家の終盤から、40歳台の若い八木澤大工に依頼しています。Q1.0住宅小幡の家も八木澤さんが担当しました。

世間では、40歳台は中年のおじさんですが、大工職人の世界では、40歳台は若手です。

2人でなく1人で作業するので、子供部屋の間仕切り壁は、2日間掛かることになりますが、とても丁寧な大工さんなので、私も安心して任せられています。仕上がりも良いです。

防音性のある、薄い間仕切り壁を造りました

厚さ9mmのシナべニアを両面に貼って造る、「定番の子供部屋の間仕切り壁リフォーム」も、このお宅で14軒目となりました。

特徴の1つは、接着材や釘を使わず、下地木材も含めて全てビス留で造るので、将来、壁を取り外して、広い部屋に戻すことが、比較的簡単に出来ること。

すべすべした白っぽいシナべニアの壁なので、ビニールクロスの壁と比べて、マスキングテープなどが貼りやすく、画鋲が効くことはもちろん、ビスも打てますから、子供部屋に最適な間仕切り壁です。無塗装でもシナべニアは日に焼けて、だんだん色が付いてきます。

間仕切り壁を造るための、現地調査に伺ったところ、エアコンが付いており、所定の位置で、10.5センチ幅の間柱を建てることが出来なかったので、3センチ幅の柱を建てて、かつ断熱材を入れて、薄い防音性のある間仕切り壁を造りました。

子供部屋の間仕切り壁の造り方を見てみよう

工事前の現地調査時。木製ブラインドで簡易的に間仕切りしていました
現地調査の後、スケッチして見積します。スケッチは施工日に、大工に渡して組み立て図になります
床を養生してから、まずは八木澤大工による墨出し作業
「墨出し」とは、現場の床・壁・天井などに、部材の取付位置等を鉛筆や墨やチョークで出すことです
天井にも、幅3センチの柱の位置を墨だしします
壁に幅3センチの柱をビス留めしたところ
柱を、べニア幅の半分の約457.5mmピッチで建てて、防音材として使う断熱材を入れたところ
柱の両面に9mm厚のシナべニアをビス留めして完成

今までの子供部屋間仕切りの施工例はこちら

今まで様々なお宅で、子供部屋の間仕切壁を造ってきました。

1軒目→ローコストで解体しやすい子供部屋の間仕切り壁造り。

2軒目→子供部屋を間仕切り壁で2つに分ける方法。後で1部屋に戻したいならシナべニアの造作壁リフォームがお勧め

3軒目→防音性のある子供部屋間仕切り壁は、子供部屋を2つに分けられて将来撤去するのも簡単です

4軒目→スイッチやコンセントがある場合の子供部屋の間仕切り壁の造り方。子供部屋の間仕切り壁の設置リフォームは、断熱内窓と一緒に工事すると、部屋が暖かくなり子供の勉強効率が上がりますよ 

5軒目→(5軒目)子供部屋の間仕切り壁の造り方。将来1部屋に戻すなら、シナベニアを使った間仕切り壁がおススメ!画鋲やビスも簡単に打てるので、受験生にも使い勝手良好

6軒目→子供部屋を2つに仕切るリフォーム「シナべニアで造る間仕切り壁」8つのメリット

7軒目→子供部屋をクランクのある間仕切り壁で、2つに仕切るリフォーム。子供部屋の間仕切り壁リフォーム事例

8軒目子供部屋の間仕切り壁は、子供が何年生くらいの時に造ることが多いのか?子供部屋を2つに分けるリフォームの間仕切り壁の、材料の種類と施工のコツを解説します

9軒目→子供部屋の取外しのできる間仕切り壁リフォーム、9軒目は小山市

10軒目→子供部屋を2つに分ける間仕切り壁リフォームの特徴を説明します。10軒目は芳賀町のお宅でした。

11軒目→子供部屋の間仕切り壁リフォーム11軒目。壁と天井に下地が無く、床がカーペットの場合の造り方@小山市粟宮(あわのみや)

12軒目→子供部屋の間仕切り壁リフォーム12軒目。下がり壁とカーテンレールがある場合@宇都宮市関堀町 

13件目→子供部屋の間仕切り壁リフォーム13軒目。防音性のある間仕切り壁を造ったので、部屋で工作しても音が漏れにくい@宇都宮市岩曽町

当社では、家を長持ちさせる為に、新築後10~15年くらいまでの間に、現地調査をした上で、必要と判断すれば、外装リフォーム等を提案しています

今回、M-houseの工事は、子供部屋の間仕切り壁リフォームの他に、床下のシロアリに対する防蟻工事、ダイニングに床用コンセントを付ける工事をしました。

M-houseは、3年後の築15年までには、外装のリフォームを行う予定です。

当社では、家を長持ちさせる為に、築10~15年くらいまでの間に、現地調査をした上で、必要だと判断すれば、外装リフォーム工事等をおススメしています。

外装リフォーム工事等の具体的な内容は、屋根がガルバリウム鋼板であれば、塗装工事。瓦であれば漆喰補修。その他には、外壁塗装・軒天塗装・破風・雨樋塗装などです。

ベランダのFRP防水リフォームとウッドデッキの塗装、床下防蟻工事も行います。

以上の工事を10~15年のサイクルで行うと、家は長持ちする可能性が高くなります。

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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