2024-06-26
Q1.0住宅 宇都宮小幡の家(宇都宮市)
Q1.0住宅小山の家(小山市)
インテリア・家具・収納

これだけあればLDKが片付く!収納種類と収納量

@Q1.0住宅小山の家

適切な場所に収納が無いと、室内は片付きません。特に大切なのは、LDKの収納の確保です。

個室は、ほぼ必ず収納は確保するので、収納不足はそれほど問題になりませんが、LDKの収納は、意識して確保しないと、「不足になりがち」になります。

当社の定番のLDK収納種類と収納量を上記の写真で説明します

1. 写真1。常温保存できる食料品などを置くための収納スペースであるパントリー的収納。床面積は、幅845×奥行600で高さは天井まで。シナランバーコアを使って、冷蔵庫の脇などに開き戸の造作家具で造ります。柱を使った収納にしてしまうと、壁厚が厚すぎて、欲しい収納量が確保しにくいためである。完成した建物を訪問して、収納内を見せて頂くと、乾物や缶詰などの保存食、調味料などが、収納一杯に入っていることが多い。

2. 写真2。ダイニングテーブル近くのリビング側収納。床面積と容積は、床面積は幅910mm×奥行き400mm 弱で、天井まで。対面式キッチンのキッチンレンジフード裏のリビング側に開き戸の造作家具で造ることが多い。シナランバー等の面材で造らないと収納量は確保できない。完成後に伺って収納内を見せてもらうと、本やノート、アルバムなどが入っていることが多い。上下2段にして、別の扉にする場合は、写真のように、上部をガラス戸にして内部の雰囲気がわかるようにすることもある。

3. 写真3。対面キッチンキャビネットの反対側の収納。床面から1100mm程度の高さ×幅1400mm程度×奥行き300mm程度。この写真のお宅は引き違い戸にしたが、この収納とダイニングテーブルが人が立てないくらい狭い場合は、扉の無いオープン棚にすることが多い。

最低でも上記の3つの収納量が無いと、LDK廻りは散らかってしまう可能性が極めて高くなります。

4. 写真4。写真の角度が悪く見ずらいですが、幅780×奥行き455×天井までの収納が2か所あります。写真5。テレビボードも造り付けました。

上記の1~3とは別にLDK廻りに、写真4や5のような収納があると、室内はより片付きやすくなります。

上記写真はQ1.0住宅小山の家

Q1.0住宅 小山の家

高断熱住宅では、意識してLDKの収納を確保する

高断熱住宅では、南面の窓を広く確保して、冬場は、その窓を暖房機代わりとして、日射熱を確保します。ですから、普通の家と比べると、南面の窓面積が広くなってしまうので、南面はもちろん、南面と垂直に交わる壁にも収納は確保しずらくなります。そのような理由で、高断熱住宅のLDKは収納が確保しにくくなるため、意識して収納を計画する必要があります。

Q1.0住宅宇都宮小幡の家、見学会

現在、施工中のQ1.0住宅小幡の家も、上記した収納の考え方により設計して、施工が進んでいます。

日時を決めて完成見学会は行いませんが、見学希望の方は、6月末から9月初めまでの期間で、随時、建築中の現場の様子や完成時に見学して頂けます。

9月6日が引き渡し予定なので、見学希望の方は、それまでに下記問い合わせから、ご予算と敷地の有り無しなどを書いて、ご連絡ください。

ご予算と価値観が違ってしまうと、お互いに時間の無駄になってしまうので、方向性の合う方に見学して頂きたいと思っております。

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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