2019-12-26
SU-houseリフォーム(宇都宮市・宮の内)
リフォーム

【お客様の声】リフォームの依頼先を決めるのに一番大切なのは「住まい手と造り手の相性」である!/自宅の一部を空中ヨガスタジオにしたSU-houseリフォーム

自宅の一部を、空中ヨガスタジオにリフォーム。

去年の秋、築29年の自宅の一部を、空中ヨガスタジオにするという特徴のあるリフォームしたお客様から、リフォーム後のアンケートを頂いたので掲載します。

 

アンケートの中で「リフォームの依頼先を決めるのに一番大切なのは、住まい手と造り手の相性」なので「造り手のコンセプトや得意なことを、住まい手側が見極めることが大切」とおっしゃっています。

 

SUさんは、大手も含めて数社のリフォーム会社とやりとりして、見積まで出してもらったのに契約に至りませんでした。依頼先を決めるまでに多くの時間が掛って大変だったと思いますが、その経験が「家づくりの依頼先を決めるのに一番大切なのは、住まい手と造り手の相性である」という、「住宅業界関係者なら誰でも知っているが、消費者側はあまり知らないこと」の理解に繋がったのだと思います。

 

契約に至らなかったリフォーム会社との微妙なやりとりの一端も、アンケートに書かれていますので、これからリフォームもしくは新築をする方は参考にしてください。

 

私も「新築やリフォームの依頼先を決めるのに一番大切なのは、住まい手と造り手の相性」だと思います。というのも、住まい手と造り手はどちらも人間なので、生理的な相性が合うか否かはもちろん、生い立ちに由来する価値観や経験、モノやコトに対する好みなどが、カタチとなって現れるのが「家づくり」なので、それらがある程度が一致していないと、上手く前に進まないと思うからです。

 

私が同業者に「自分と似た部分がある方がお客様になっている」と話すと、「私もそうだ」と同意が得られるのはこのためです。

 

文末に、このリフォーム工事の概要をまとめたブログを3つリンクしました。

 

両方読んで頂けると、よりこのリフォームの内容が分かる構成になっています。

 

1.リフォームを考えたきっかけを教えてください?

⇒築29年、水回りが劣化し、老朽化を感じてリフォームを考えました。

 

予算の関係もありましたが、母が残してくれた現在の建物は、土台や柱等の構造が頑丈で、どの工務店からも壊すには勿体ないと言われ、リフォームを選択しました。

 

Before。ヨガ教室部分は和室でした。

After。温かみのある内装のヨガスタジオに変身。

 

2.リフォームの依頼先を探すことについて、どのように行動し、どこで当社に出会いまたか?

 大手住宅会社のリフォームパンフレットを集め、工務店も何軒か見学し、要望を伝え家を見てもらった後で、見積をしてもらいました。

 

しかし進めていくなかで、何となくスッキリせず、違和感が自分の中に残ったままでした。

 

そこで、今度は大手ではなく個人経営の工務店のHPを探し、ヨシダクラフト様に行き着きました。

 

3.その時の当社の印象を教えてください?

⇒過去、ヨシダクラフト様が手掛けた家の写真を拝見し、無垢材を取り扱い、自然派志向で、モノづくりが好きな社長さんであると印象を受けました。

 

4.当社でリフォームすると決めた決定打は何ですか?

⇒杉の無垢の床材を使いたいと思っていたため、無垢材を多く取り扱っており、経験豊富で知識がある会社が良いと思っていました。それでないと、綺麗に床板貼りが出来ないと思いました。

 

ヨシダクラフト様のHPを拝見し、無垢材を主流として手掛けており、無垢材に限らず自然素材をコンセプトとしている印象を受け、経験も豊富であると思い決めました。

 

また、家づくりは、工務店さんや建築会社さんにとっては、多数ある中の一例に過ぎないことかもしれませんが、私たちからすると人生に一度か二度あるかないかです。

 

リフォーム業者とお話をすると、強引に進めようとする姿勢や面倒くさいという反応を、住まい手側は感じ取ることがあります。

 

ヨシダクラフト様は初回のショールーム見学の際に、それを一切感じませんでした。親身に考えて下さる方だと、お話して伝わってきたので依頼することを決めました。

5.設計中の打ち合わせ等で印象に残っていること。参考になったことなどあったら教えてください?

⇒こちらの要望をひとつずつプリントアウトし、もれのないよう確認して頂けたことです。

 

それと、打ち合わせでは確認出来なかった細かい部分まで、メールで問い合わせして頂き、確認して頂けたこともイメージ通りの仕上がりにつながったと思います。

 

6.リフォームでこだわった点、ゆずれなかった点は?

⇒・杉のフローリング

・無垢材の造作建具

・珪藻土の壁

・ヨガ教室の窓のハニカムサーモスクリーン

 

7.施工中、印象に残っていることなどありますか?職人や現場の様子など、何でも結構です。

⇒今回、お世話になった業者の方々は、とても温かみがあり、気さくにお話し出来る方たちばかりでした。

 

また、どの業者様も、とても丁寧に対応して下さる方たちばかりで、安心してお任せすることが出来ました。

 

8.実際に暮らしてみていかがですか?今までの生活と変わったところはありますか?

⇒仕事や外出先で、早く家に帰りたいと思うようになりました。

 

どこも使いやすく掃除もしやすくなりました。

 

9.ヨガ教室の使い勝手や雰囲気はいかがですか?

⇒まず、生徒のみなさん全員の第一声が「凄く素敵~、室内全体の無垢材が心地いい~、全体の雰囲気に癒される~」と言いながら、まず床に寝そべって手で撫でながら寛ぎます。

 

無垢の柔らかさに包まれ、まず体の五感を通して心も癒されるようです。

 

10.家の中でお気に入りの場所、ちょっと自慢したくなるところは?

⇒・ヨガ教室

・2階寝室

・2階トイレ

・キッチン

・浴室

個室は和室だったが、畳を杉板貼りとして、襖から建具に入れ替えて、木の温かさを感じられる部屋とした。

キッチン等の水廻りも交換した。以前のキッチン同様、施主が使い易いと感じていたタカラのキッチンとした。

トイレも使い勝手と雰囲気良くリフォームした。

玄関ポーチと植栽も施主の意向を反映。ウッドデッキも新設。

※和室をヨガ教室に変えるリフォーム以外にも、キッチン、お風呂、洗面、トイレの水廻りはもちろん、2階個室のリフォーム、LDKの内窓リフォーム、外構リフォームと多岐に渡る工事を行いました。既存建具も造作建具だったことから、部屋の雰囲気に合うように、建具枠はそのままに壁を壊さず、建具のみ造り替えることが出来ました。

11.実際に住んでみて、こうしておけばよかったと思う所は?

⇒ヨガ教室の小さな窓のガラスを、ハニカムサーモスクリーンを開けたときに外からが見えないように、透明ではなく曇りガラスにしておけば良かったです。

 

12.家造りを計画中の方たちに一言アドバイスをお願いします。

⇒リフォームをする時の工務店選びは、まず工務店さんのコンセプトを知り、相性が合うかどうかを、きちんと面談や会社訪問の際に見極めることが大切だと思います。

 

見た目やモデルハウスの印象だけで決めてしまうと、実際に施工が始まってから後悔につながると思います。

 

「こちらの意向を、きちんと見定めながら聞いてもらえるか?」がとても重要で、かつ依頼したものが可能か不可能かは素人のこちら側にしてみると未知の領域です。

 

意向を聞いてもらったのは良いけれど、耐久性に欠けるとか長持ちしないとか、不安を抱えたまま、妥協しながらでは、完成してから後悔ばかりになってしまうと思います。

 

だから依頼する工務店さんとの相性が一番重要だと思います。

 

※施主の要望や意見をよく聞いて確認した上で、その要望に普遍性があるのか等、建築のプロとしてのアドバイスを分かりやすく行ってから、仕事を進めて欲しいということだと思います。

 

今回のリフォームは、特に自然素材である無垢材にこだわったこともあり、主に無垢材を使った住まいを手掛けている、経験豊富なヨシダクラフト様にお願いして良かったです。

 

「依頼する工務店さんが、どこにこだわっているか?」を知ることが工務店選びの一番のポイントだと思います。

 

13.ヨガ教室の特徴の1つが、 空中ヨガ(スリングヨガ)ができることだと思います。なぜ、スリングヨガの出来る施設を造ったのかを教えてください。

⇒スリングヨガの特徴の1つとして、ヨガとピラティスとファンクショナルトレーニングの3つの要素を備えてます。

 

主婦や働く女性にとって、楽しみながらインナーマッスルである体幹を鍛えていくことは、これからの時代とても需要があると思いました。

 

心と体は密接な関係があり、ストレスが多いこの時代に両者からアプローチをすることで思考を整え意識も変わっていきます。

 

14.ヨガ教室の内装は、鈴木さんの強い希望で、30mmの分厚い無垢の杉フローリング・無垢材の造作建具・壁と天井は珪藻土を塗っています。材料選択の理由を教えてください。

⇒・杉の材油にはリラックスさせる効果のある成分が多く含まれ、睡眠時と同様の脳波になるという測定結果が出ているそうです。

 

交感神経が抑制され副交感神経優位になることで、脳は緊張状態から鎮静状態に変化します。また、脳内物質のハッピーホルモンと言われる、セロトニンの分泌を促し、感情のコントロール、集中力アップ、体内時計の調整、呼吸のリズム調整、姿勢の維持などに働きかけます。

 

また杉材の効果として、

・殺虫、防虫効果

・空気清浄化能力(桧の6倍)

・室内の湿度調整(湿度が高い時には空気中の水分を吸収し、低い時には放出することで、一年を通して室内を快適な湿度に近付ける)。

があります。

 

この杉材の効果を生かした室内でヨガを行えば、心と体にアプローチする上で更に良いと考えました。

 

15.看護師という職業が、ヨガ教室を主宰するキッカケになったりしたのでしょうか?

⇒私と同じように職場のスタッフも何らかの身体の異変を感じていることの多さに気づきました。ケアをしているはずの看護者側が酷使された業務の中で心と身体が疲れきっている。

 

身体が疲れ、心も疲れるという看護師の職業病とも言える悪循環を改善したいと思うようになり、ヨガのインストラクターを目指しました。

 

16.ヨガ教室について、簡単にPRをお願いします。

⇒地元の日光杉の内装に囲まれたヨガハウスです。

 

そこに身を置くだけで、自然と呼吸も深くなり、ココロもカラダも緩みリラックスします。

 

杉に囲まれた温もりの空間。

 

このスタジオに来て下さる方々が、どこか懐かしさを感じ、暖かくて心地よい時(とき)がゆっくりと流れていく…

 

床は肌触りの良い、分厚い30mmの杉フローリング。

そんな「ぬくもり」を感じて頂きながら、自分に還るお手伝いをさせて頂きます。

 

宜しくお願い致します。

ヨガハウスNUKUMORI

 

このリフォーム工事の概要をまとめた3つのブログ

空中で浮かびながら行う、エアリアルヨガ(空中ヨガ)のスタジオを造るリフォーム

 

造作建具リフォームのメリットは、どこも壊さず、簡単にインテリアの雰囲気を変えられること

 

ご自宅の一部をヨガ教室にリフォームした「ヨガハウスNUKUMORI」@宇都宮市宮の内は栃木県初のスリングヨガスタジオです!

 

お客様の要望とリフォーム概要

初めてお会いした時に、

 

「本業は看護師である奥様が、副業として空中ヨガスダジオを造り講師をすること」

「ヨガスタジオは杉材と珪藻土に囲まれたリラックスできる空間にしたい」

「古くなったキッチン・お風呂・トイレ等の水廻りのリフォームも行う」

「リビングが寒いので建物を壊さずに何とかしてほしい」

「生徒さんが来るので駐車場と玄関アプローチの整備」

「スタジオから見える庭と塀もシンプルに心地良いものにしたい」

 

など、具体的な話を聞いて、とても興味を持ちました。

 

空中ヨガスタジオは、人が布を掛けてぶら下がることが出来る柱と梁を新設し、床は杉板30mm、壁と天井は珪藻土と杉羽目板の内装です。

 

窓には樹脂内窓にハニカムサーモスクリーンを付加、床には断熱材としてフクフォームエコ80mmを充填。解体した壁と天井には、高性能グラスウールと気密シートを施工。解体部分、解体しない部分共に、費用対効果の高い断熱改修を実施しました。

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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