2019-11-14
Q1.0住宅宇都宮の家 SH-house(宇都宮市)
家庭のエネルギー
高断熱・高気密住宅

プライバシーを守りながら冬に日射取得したいなら、レースカーテンでなくハニカムサーモスクリーンのツーウェイタイプがおススメ!

ハニカムサーモクリーンのツーウェイタイプは、下を締めて上が開けられるのが特徴。上を大きく開ければ、プライバシーを守りながら、日射を入れれやすい。

 

雪見障子のように上下を開けて使うことも可能。

道路側から1階LDKの大きな窓が見えそうな場合、覗かれそうで心配だという心理が働くので、日中もレースカーテンを閉めっぱなしにするお宅が多い。

 

せっかく南側に大きな窓を設けても、プライバシーを優先してレースカーテンを降ろしてしまうので、外の風景が見られないばかりか、冬にその窓から日射取得の計画をしても日差しが入りにくく、暖房窓として機能していないというのが実態である。

 

そのような道路から室内が見えそうな窓には、レースカーテンでなくハニカムサーモスクリーンのツーウェイタイプが、おススメ。

 

ハニカムサーモスクリーンは、ダブルハニカム構造で断熱性が高い。

その理由はレースカーテンよりも日射取得しやすく、かつ断熱性能も高いからだ。

 

SH-houseでは、道路から室内が見えそうなLDKの大きな窓の内側に、レースカーテンでなくハニカムサーモスクリーンのツーウェイタイプを設置した。

 

ツーウェイタイプとは、季節や時間帯により、上から、下から自由な位置にハニカムサーモスクリーンの位置を設定できる。

 

普通のハニカムサーモスクリーンはシェードを降ろすだけだが、ツーウェイタイプは、下を締めて上を開けることや、シェードを中央に配置して上下を開けることもできる。

 

暮らし方により開ける位置を設定し、道路側からの視線をかわして、日射取得できることを期待している。

 

これにより、レースカーテンのように窓1面を覆わなくて済むから、「暖房窓」としての機能を発揮できる。

 

全て閉めたところ。

通常の開け方もできる。

アルミサッシ単板ガラスの内側にハニカムサーモスクリーンを付けると、樹脂サッシペアガラス並みの断熱性となる。

夏は日射遮蔽できるように、外付けスクリーンを設けた。

夏の日射遮蔽については、こちらのブログもご覧ください。

高断熱住宅での日射遮蔽の重要性を考え、外付けロールスクリーンを付けました

ハニカムサーモスクリーン/ツーウェイタイプのメリットとデメリット 

当社では、通常ハニカムサーモスクリーンを付ける時は、操作方法はボールチェーンタイプ(以前はループコードタイプ)としている。

 

ツーウェイタイプは今回初めて使った。

 

プライバシーを確保しながら、効果的に日射取得出来そうなので、そこは良い。

 

ただ、ツーウェイタイプは、ボールチェーンタイプと比べると、細いロープで重い可動部分を上げ下げする上に、操作が複雑。

 

操作が単純で部材も太いボールチェーンタイプと比べると、華奢な印象だ。

 

小さなお子さんが居ると、壊されやすいかもしれない。

 

今週11/16(土)・11/17(日)にQ1.0住宅の完成見学会を宇都宮市のグランドホテル近くで行います

 今週土日、今日のブログで書いた、ハニカムサーモスクリーンを使ったQ1.0住宅の見学会を行います。

 

見どころとお申込みは、以下のブログをご覧ください。

 

11/16(土)・17(日) 小さなQ1.0住宅完成見学会のお知らせ@宇都宮市

11/16(土)・17(日) 小さなQ1.0住宅完成見学会のお知らせ@宇都宮市

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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