造作洗面台の定番洗面ボウル「病院用流しTOTO/SK106」のデメリットを解消できる洗面ボウルはコレ!
自宅の洗面台を造作洗面台に造り替えました。
造作洗面台を造る場合の、洗面ボウルの定番の1つは「病院用流しTOTO/SK106」です。定番になっている理由は、シンプルでレトロなデザインと、大きくて深く使い易いこと。洗面ボウルは大きくて深くないと、洗顔やうがいをした場合、天板や周囲の壁に水が跳ね返りやすくなり、それが続くと跳ね返り箇所は、カビや劣化の原因になります。
しかし、「病院用流しTOTO/SK106」にも使いにくい点があります。ボウル自体に水栓を取り付ける穴が開いていないので、水栓の取付位置は洗面ボウル本体でなく、天板もしくは壁付けとなります。何度も 「病院用流しTOTO/SK106」 を使っていますが、特にハンドシャワー水栓を天板に付けた場合は、水滴がハンドシャワーを伝わり、水栓根元に水シミや汚れが出来やすかったのです。
今日のブログは、造作洗面台の定番洗面ボウル「病院用流しTOTO/SK106」のデメリットを解消できる洗面ボウルを紹介します。
それに先立ち、造作洗面化粧台と既製品の洗面化粧台のメリットとデメリット、病院用流しTOTO/SK106のメリットとデメリットをお話しします。
目次
自宅の洗面化粧台を、既製品から造作洗面台に変えた理由
今まで使っていた既製品の洗面化粧台は、27年使ってガタが来ていました。かつ7~8年前から、家族全員が電動歯ブラシを使うようになり、天板に電動歯ブラシを置くスペースが無く不自由だったので、電動歯ブラシを置くスペースが造りやすい造作洗面台としました。
造作洗面化粧台の天板を木材(タモ集成材)で台形に作り、電動歯ブラシを置くスペースを作りました。造作洗面化粧台なら天板を自由な形、サイズで造ることができます。既製品でなく造作洗面台にしてくれというのは、カミさんの要望でもあり、キャビネットの扉も必要ないとのことでした。
造作洗面化粧台とは?
造作洗面化粧台とは、水廻りメーカーが販売している既製品の洗面化粧台ではなく、大工や家具屋が造るオリジナルの洗面化粧台のことです。
造作洗面化粧台を造る場合の工程
既製品の洗面化粧台の工程は、カタログもしくは現物をショールームで選んで、出来上がっているモノを設備屋さんが取り付けるだけなので、1業者のみの工程と簡単です。
対して、造作洗面化粧台を造る場合の基本的工程は、以下の10工程です。
1.施主と打合せして仕様を決める→2.洗面台の図面を描く→3.施主と打ち合わせて仕様と形を決定する→4.水栓や洗面ボウルを発注→5.大工が洗面ボウルの納まる箱とミラーキャビネットを造る→6.塗装屋が天板と箱を塗装→7.設備屋がボウル・水栓・給排水金物を取付→8.建具屋が扉を付ける→9.塗装屋が再度来て扉を塗装→10.シール屋が洗面ボウル廻りをシーリングをして完了。
造作洗面台を造る場合は10工程程度で、5つ程度の業種が入るのが普通です。既製品の洗面化粧台に対して、手間と時間が多く掛かることが分かります。
造作洗面台の5つのメリット
1.オリジナルな形と大きさの洗面台が造れる
特にリフォーム工事の場合などは、隙間にピッタリの寸法で造れる上に、天板までの高さも自由になります。
2.インテリアに合う材料で造れるので室内に違和感が無い
洗面台の扉をその他の扉と同一の材料で造り統一感を出すことが可能
3.好みの洗面ボウルと水栓が使える
4.好みの収納にできる
扉のデザインや素材も選べて、不要な場合は付けないことも可能。
5.水栓が壊れた場合でも水栓のみを交換できる
造作洗面台の3つのデメリット
1.既製品に比べると値段が高い
上記した工程を考えると、値段は当然高くなる。
2.既製品に比べて手入れがしにくい場合がある
3.完成までに時間と手間が掛る
既製品の洗面化粧台の3つのメリット
1.造作洗面台に比べると、既製品の洗面化粧台は値段が安い
2.事前に現物をショールームで確認できる
3.掃除がしやすく、収納量が多い
最大公約数的視点で造られており万人が使い易い。
既製品の洗面化粧台の3つのデメリット
1. 安っぽく見えてしまい室内の統一感を出しにくい
2. 大きさや高さが決まっているので、隙間にピッタリがしにくい
3. 交換用の水栓価格 が、既製品の洗面化粧台1台分の価格とあまり変わらないので、水栓が故障すると、洗面化粧台本体の交換になることが多く、修理しながら長く使うことに向いていない。
既製品の洗面化粧台の水栓は、15年程度で壊れることが多いが、水栓は、その化粧台のオリジナルで造られており、交換用の水栓価格が高く設定されている。水栓のみを交換するより、洗面化粧台自体を交換させる水廻りメーカーの意向なのかもしれない。
詳しくはこちらのブログをご覧ください。
病院用流しTOTO/SK106の2つのメリット
1.シンプルでレトロなデザイン
2.広くて深いので大きなものを洗いやすい
病院用流しTOTO/SK106の4つのデメリット
1.ボウル自体に水栓を取りけられないので、水栓は天板もしくは壁付けになる。天板にシャワーヘッド水栓(シャンプーしやすい引き出すタイプの水栓)を付けると、水栓の根元が残り水で汚れやすい
2.オーバーフロー機能が無い。オーバーフロー口と言って、洗面ボウルに水を溜めるときに、溢れそうになった水を排水する穴が付いていないため、ボウルに水を貯める時は溢れないように注意が必要。
3.水が流れにくいので汚れやすい。病院用流しSK106は、大きくて平らなので大きなモノが洗いやすい反面、その特徴は排水口への傾斜が緩くて、水が流れにくいので、ボウルは汚れやすいというデメリットになる。
4.洗面ボウルにハンドソープ等を置くスペースが無いので、それらはボール周囲に置くことになり、天板が汚れやすくなる。
インクコーポレーションINK-0402012Hの3つのメリット
1.病院用流しTOTO/SK106よりも1周り小さいが、普通に使う分には十分な大きさと深さである。
2.ボウル自体に水栓が取付けられるので、水栓の根元も掃除しやすい
3.オーバーフロー機能がある。
4. 水栓裏のボウルに「水かえし」があるので、水栓の根元に垂れた水が天板を濡らしにくい。それはハンドソープを置くスペースにもなっている。
インクコーポレーションINK-0402012Hの2つのデメリット
1.水栓を取り付ける時には、設備業者が洗面ボウルの下に身体をいれて固定するが、設置面に微妙な凹凸があるので、水栓が取り付けにくいとのこと。
2. 病院用流しTOTO/SK106ほど、シンプルなデザインではない。
洗面台周囲の壁は、キッチンパネルやタイルを貼っておくのが良い
洗面台周囲の壁には、キッチンパネルやタイルを貼って拭き掃除ができるようにした方が良い。長年の水跳ねが、壁に付くと落ちなくなるからだ。
有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。
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