SI-house(宇都宮市), 建築いろいろ.

もうすぐ梅雨明け明けですが、今日は以外と知られていない雨樋の重要性について書きます。

雨樋は住まいを守る最重要の建材

ガルバ雨樋屋根の軒先(のきさき)には、当たり前のように雨樋(軒樋)が付いています。雨樋は、屋根の雨を自然に集めて排水し、雨から住まいを守ってくれる優れもの。雨の多い日本では、いかに外壁に雨水をかけないようにするかが、住まいを劣化させない長寿命化のコツの1つ。雨樋は住まいを守る最重要の建材です。

 

しかし、最重要な機能を持つ建材にも関わらず、完成した住宅には当たり前のように付いているので、雨樋の有難さを実感している人は少ないです。雨樋が付いていない家は、雨が外壁にビチャビチャに掛かり大変な状態になるのですが、雨樋が付いていないのは工事中のことなので、「雨樋の重要性」を皆さん知らないと思います。今日は、雨樋についてお話しします。

 

雨樋の重要性を一番知っているのは誰なのか?

「雨樋の重要性を一番知っているのは誰なのか?」と考えると、それは建築現場の現場監督かもしれません。というのも、住宅を含めた建物の新築現場で雨樋が付くのは工事の終盤戦、足場撤去の直前です。

 

雨樋が付くのは、工事の終盤戦

上棟した後の3~4ヶ月間は雨樋が付かない状態で工事が行われるので、雨を室内に入れないようにするのが大変なのです。とくに6月に上棟した住宅は梅雨で雨が多く、夏と秋にはゲリラ豪雨も来ますから注意が必要です。

 

雨樋が付いてない建物は、「こんなに屋根から雨水が流れるのか!?」と驚く量の雨水が流れてきます。軒樋も縦樋も無いので、地面に落ちた雨水は、跳ね返り外壁を汚します。現場監督は誰しも早く雨樋を付けたくなります。

 

工事中の現場は、雨樋が付けられないのでブルーシートで雨養生
雨養生

写真は、破風板からブルーシートを垂らしたものです。雨樋の代わりにブルーシートで建物を覆い、水を入れないようにしています。普段は、ブルーシートを捲り上げて作業して、雨が降りそうになると降ろしています。

雨養生3

ブルーシートを降ろすと、通風がなく恐ろしく暑いです。初めて基礎断熱しました。

 

軒の出の少ない建物を造らない理由
雨養生2

軒の出寸法は、SI-houseの場合、意匠バランスも考えて壁芯から90㎝としている。軒の出が少なくなると外壁が傷みやすくなることは一目瞭然。

 

「軒の出(のきので)」の少ない住宅の場合は、小雨でも建物内部に雨が入って来ます。私が「軒の出」の少ない住宅を極力造らないのは、完成して雨樋が付いた後も外壁に雨が掛かりやすく建物が傷みやすくなること、また工事中に雨が入りやすくなることを実感しているからです。

 

「軒の出(のきので)」の少ない住宅について書いたブログが、オールアバウトにブログが転載されています。

「軒ゼロ住宅」が抱える5つの雨漏りリスクという記事について考える

 

屋根材・雨樋についての考え方はこちら 

 

雨樋が付くと安心する

軒天(のきてん)と呼ばれる、屋根の裏の白い部分の塗装が終わり、破風板にガルバリウム鋼板が巻かれ、外壁工事が完了すると、やっと雨樋が取り付けられます。雨樋が付けられると、雨が外壁に掛かる心配がすくなくなり、足場も外されますから建物の完成が見えてくる楽しい瞬間です。

 

雨樋はずっとこれを使っています

雨樋は、塩ビでなくガルバリウム鋼板の雨樋を使っています。外壁材をガルバリウム鋼板とすることも多いので統一感が出ますし、塩ビよりも耐久性と質感が高いです。一般的に多い樹脂雨樋より値段は高いですが高耐久。長く使えることを考えるとガルバリウム鋼板雨樋のほうが安いかもしれません。

 

タニタハウジングウェア 雨樋

 

雨のみちデザイン

 

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