出囃子だけでこの期待!古今亭志ん輔の会に行ってきました
7月17日(日)の午後は、楽しみにしていた「青源百人寄席」に行ってきました。
青源味噌の青木社長が主催する落語会で、毎年1回、古今亭志ん輔師匠の落語を聴く。今年で13年目。私が古今亭志ん輔師の落語を聴くのは4~5回目なので、13回のうち1/3は聴いていることになる。前回より頭の中に、物語が浮かぶようになり、魅力を増している感じ。特に落語ファンと言うわけではないが、ライブで聴くと魅了されるのは、自分と噺家さんの相性も合っているのだろう。心地良い声や所作があるのだ。
場所は宇都宮市の護国会館。開場13時30分、開演14時。前の良い席を確保しようと開場前13時25分頃に着いたら、既に開場されており、席はほぼ満員。後ろの席になってしまった。しかし、年齢層は高めで落ち着いた大人の雰囲気なので、満員でも暑苦しい感じがしないのが良い。
前座の方も若く元気で良かったが、「お待ちかね」の志ん輔師匠の出囃子が鳴ると、観客は満面の笑みの大拍手で迎える。出囃子だけでこの期待。毎年楽しみにしている人が多いのだ。
演目は「厩火事」「柳田格之進」「らくだ」の三席。日曜日の午後という、人々が比較的落ち着いた心境になる時間に「笑い」→「感動」→「笑い」と、心地よく気持ちが揺さぶられる2時間半。特に「柳田格之進」が良かった。人の気持ちは今も昔も不変だということを再確認。終了後のお客さんの長い拍手が印象的。チケット2500円。おみやげもついて大満足。
ちらしの挨拶文を読むと、落語会の雰囲気が分かり易いので抜粋掲載させて頂きます。
◇ごあいさつ
「青源百人寄席」も今年で13回目となりました。
「落語」という日本独特の芸能は、朗読とも演劇とも違います。噺家さんが高座で語ることで創り出す世界を、寄席のお客様がご自身の頭の中で描き出し、その上でその世界に遊ぶという芸です。ですから、噺家さんとお客さんが集中力を持って一体となれる空間が望ましいのです。だから、千人を超えるような大空間は望ましくありません。とはいえ、余り小さい空間でも返って気が散ります。
一体感と集中力、寄席のエネルギーといった点でもっとも調和するのが、私は100人ではないかと考えました。ぜひ実際にその贅沢な空間を体験してみてください。
さて、今回の志ん輔師匠、三席お願いしております。テーマは「カネか?命か?」。または「実利か?心か?」という見方もあるでしょうか・・・。今も昔も変わらず葛藤する人間模様を熱演していただきます。楽しく笑った後に考えさせる何かが残る落語会になると思います。青源のお土産付です。お誘い合わせの上、お出かけ下さいますようお待ち申し上げております。
有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。
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