建築いろいろ.

 

明日、12月22日に新・新国立競技場のデザインが公表されると言われています。

 

A案 隈研吾新国立競技場A案

 

 

B案 伊東豊雄新国立競技場B案

 

 

建築工事費も収容人数もほぼ同じということなので、私はB案が良いと思いました。理由は、B案のほうが建物の維持費とメンテナンスコストが安く済みそうだし、シンプルでシンボリックに見えるからです。

 

A案、B案どちらになっても、日本の美しさを感じられるデザインだと思います。国民のほとんどは、どちらも甲乙付けがたく、良いデザインだと思っています。ですから、デザインがどうかよりも、建築費用と維持費とメンテナンスコストの、トータルで安く済むほうを望んでいるはずです。審査員の方には、そこに最大限配慮してもらいたいです。

 

本当はそこに、「競技のしやすがどうか?」と「観客の見やすさ」いう最重要項目が入りますが、そこは出来上がらないと分かりません。

 

というわけで、気になるのが建物の維持費とメンテナンスコストです。

 

A案は、壁面緑化(壁面植栽)していることが特徴の1つだと思います。しかし、建物と一体化された植栽は維持費が掛かるとみるのが普通です。水やりはどうするのか?害虫が出た場合は?殺虫剤は必要?落ち葉の処理は? 特に北面は日射も少ないので、うまく緑化できるのか疑問です。年間契約で、ずっと植栽維持を専門の業者に発注するのだと思います。これは維持費が掛かりそうです。

 

また、B案は屋根下地に木材を使用しています。雨の掛かりやすい部分に、木材を使うと劣化しやすいのです。特に、この屋根下地は一般的でない特殊な木組みであり、簡単に既製品と交換というわけにはいかないはずです。メンテするにも大規模な足場が必要です。この屋根下地の木部にも定期的に、多くのメンテナンスコストが掛かりそうです。

 

木造住宅の外壁にも木を貼ることがあり、当然劣化します。しかし外壁の木材は、窯業系サイディング等の他の外壁材料と比較して、廃盤になる可能性も低いので手に入りやすく、長期間にわたり、維持管理しやすいという判断で使われています。

 

B案の特徴は、印象的な多数の支柱に木材を使っていることですが、屋根の庇がかなり出ており、雨水は掛かりにくいと思われます。

 

B案で次に気になるのは、曲面屋根からの漏水です。しかし伊藤氏は、同じような曲面屋根を何度も造っており、漏水等の経験もしているとのことなので、対策も出来ていると考えられます。(タニタハウジングという雨樋メーカーの、「あめのみち」という自社新聞の今月号に載ってた)

 

私は、建物の維持費とメンテナンスコストが安く済みそうだからという理由で、B案を押したいと思います。

 

明日の結果はどうなっているでしょうか?

 

下記は、私もシェアした浜野 安宏さんのfacebookより

 

新国立競技場の提案は2案しか提案されなかった。

すでに森さんがB案がいいと言ってしまったようだが。私もこの2案なら圧倒的にB案、つまり竹中工務店、清水建設、大林組施工、伊東豊雄設計が優れていると言い切ります。

イヴェント時も美しいが、何も行われていない時に外構や公開空地が朝市、古本市、大型商品のショーケースなどと連動ができ、住民である私にとっては誇りに思えるデザインである。

木製の大きな柱を巡らせたスケールの大きさは日本の卑弥呼時代からの伝統的な雅を感じさせてくれる。

これに比べてC案は問題を抱えている。最大の問題は何層にも巡らされたスケールの小さい壁面緑化もどきの植栽である。建築家が緑化をアクセサリーとしていか考えず、この手のデザインが流行したが、多くはメンテナンスができず。コストがかかりすぎて修正されるか、廃棄されてしまっている。グルーンだけで騙される住民ではない。大成建設も隈研吾も幾つかのプロジェクトを共同させてもらったが、今回の提案にはがっかりしている。おそらく掃除も大変金と、人手がかかることになるだろう。

都民の税金が膨大に使われるプロジェクトだ毎日の住民生活に毎日ライフスタイル提案ができるピープルズセンターとして、住民価値を上げるものでなければならない。

賛同されるならシェアして拡散願います。

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