パッシブデザイン, 高断熱高気密省エネ住宅.

電気ストーブ火災写真出典http://www.city.kobe.lg.jp

 

ヤフーニュース見ていたら、興味深いニュースが流れてきました。

「ストーブ火災の7割が電気 安全過信、物との距離近すぎ」

 

東京消防庁管内で2009年から13年の間にストーブが原因で起きた火災は674件。このうち、73%が電気ストーブによるものだった。電気ストーブから火がついたものは、寝具類や座布団が42%で最も多く、次いで衣類(19%)だった。

 

神戸市や横浜市でもほぼ同じだ。昨年までの5年間の統計で、電気ストーブによる火災がストーブ火災全体に占める割合は、神戸市で68%、横浜市で63%だった。

 

空気を汚さず手軽に部屋を暖める電気ストーブ。だが、東京都が調査したところ、物とストーブとの距離が近すぎて火災の危険が高い使い方をしている人が多かった。「炎が見えなくても、実際には多くの火災の原因となっている。安全性を過信しないで」と都は呼びかけている。

 

驚き!ストーブ火災の7割が電気ストーブ。高齢者の死亡率が高い

このニュースを読んで、感じたことを書きたいと思います。ストーブ火災の7割が電気ストーブとは多いなという気持ちと、一方「やっぱりな」という気持ちもありました。一般の方には、電気ストーブは安全だという思い込みが崩れた感があると思います。電気ストーブは安全だと過信されており、実際はあまり暖まらないから、モノとストーブが近くなり火災が起きやすいという話です。ストーブ火災器具別比率

ストーブ火災の器具別割合。電気ストーブが火災の7割

 

また、東京消防庁web「今年高齢者の死者が全体の9割越え」 によると、65歳以上の高齢者のストーブによる死亡事故率が高くストーブによる死亡者の77%が高齢者という結果です。高齢者は、火災に気づくのが遅れ、避難に時間がかかることが多く、被害が大きくなる可能性があるらしい。また、高齢者はストーブの消し忘れも多そうです。

 

オレオレ詐欺より怖い電気ストーブ火災

この電気ストーブ火災。オレオレ詐欺に似ています。高齢者が犠牲になりやすい点、また安全であると思い込んで、相手と距離が近くなりますが、結局痛い目にあうという点も同じです。オレオレ詐欺のほうが、死んだり火傷はしませんから、よっぽど安心かもしれません。電気ストーブのほうが考えようによっては怖いです。

 

実は私、電気ストーブ火災体験者。電気ストーブは火災になりやすいので注意

実は私、学生時代に電気ストーブ火災を起こした経験があります。寒い2月の朝。場所は杉並区荻窪。木造2階建て予備校の寮の3畳間。一般家庭の2階部分を3帖~4帖半に区切って、予備校生が10人住んでいました。1階には下宿先の大家さん家族5人の総勢15人。朝方、息苦しくて起きたら、掛布団が真っ赤に燃えていて、煙はモウモウ。布団が電気ストーブの上に被っていました。銭湯に通っていたので、近くに風呂桶があり、幸いなことに隣が洗面所。猛ダッシュで何度か水をかけて鎮火。しかし、布団の綿の奥まで火が入り込んでおり、なかなか消えなかったので、布団を洗面所まで持って行って水に付けて鎮火させました。

 

自分も他人も犠牲にせずに済みました。飲酒していたら起きられず、私の出した火事により死者が出ていたかもしれません。3畳間という狭い個室でしたが、寒くて眠れないので、毎晩電気ストーブを付けて寝ていたのです。ストーブとの距離も十分離したはずでした。少しの火災でも、素人が1人で鎮火させるのは大変でした。

 

電気ストーブ火災の起こる家は、ほぼ間違いなく断熱性の低い住宅である

今でも、新築住宅を含めて断熱性の低い住宅は多く、トイレや脱衣室、寝室に電気ストーブを置いて生活している人は多いと思います。100Vのコンセントがあれば、電気ストーブは置けるので手軽ですし、値段も2000円くらいと他の暖房器に比べると激安。住まいをある程度暖かくするのに、一番イニシャルコストが安く済むのは、電気ストーブを入れることです。ただし、良い面があれば必ず悪い面もあるもの。今回書いたように火災の危険が高く、断熱性が低い家だと、せっかくの暖かさが「垂れ流し」になってしまいますし、暖房機をずっと付けていても寒い。寒いと自分だけは、火災にならない、大丈夫だと思って電気ストーブ等を付けっぱなしにしますという悪循環。ですから新築やリフォームの機会には、お金が掛かっても高断熱高気密の住まいにして、電気ストーブ等を付けっぱなしにしなくても良い、暖かい家にすることをお勧めします。

 

激安電気ストーブ。安いけど買わずに住宅を断熱化してください。そのほうが長い目みるとお得な可能性高いです。

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