2016-09-06
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日本一の私小説作家の足跡を感じられる場所、渡辺淳一文学館

渡辺淳一

 

日経新聞 私の履歴書を読んで、渡辺淳一ファンになりました。

札幌コンペンションセンターにて新住協全国総会@札幌が13時に終了。急いで地下鉄を乗り継ぎ渡辺淳一文学館へ。私が勝手に日本一の私小説作家だと思っている、渡辺淳一先生の記念館。

 

日経新聞で2013年1月1日より連載された私の履歴書を読んで、初めて渡辺さんを意識した。モテる恋愛小説家も非常に恰好悪い面があり、とても親近感が湧いたし「自身の私生活の晒しっぷり(さらしっぷり)」が凄くて驚いた。こんなことまで書いて良いのかと。

 

多くの人が、渡辺淳一さんの私の履歴書を読んで驚き、ブログを書いている。

「日経新聞 私の履歴書 渡辺淳一」で検索

 

私もその1人。恋愛小説家

 

渡辺淳一文学館は安藤忠雄が設計した小さな図書館のような場所

場所は、中島公園直ぐ西側。林と小川を抜けた閑静な住宅地。ここに来たくて、帰りの飛行機を17時にした。

 

渡辺淳一文学館外観

雪面に片脚で立つ白鳥の姿をイメージしているそう。

 

渡辺淳一先生と安藤建築を感じられる場所。この文学館は、渡辺淳一氏の友人大王製紙の井川高雄氏が金を出し、井川の友人安藤忠雄が設計したとのこと。1998年開館だから、今年で築18年。

 

見学前に昼飯を食べようとスマホ検索するが、良さそうな場所が無くセブンイレブンのイートインスペースで、コンビニ弁当。

 

「先程、電話で話した方ですね?」と受付の女性が非常に丁寧に対応してくれる。グーグルマップで検索したら、閉館と表示されたので、来る前に電話確認したのだ。個人文学館という雰囲気で、とても居心地良く感じたのは、その対応のせいだろう。

 

入場料300円と渡辺さんの肉声ガイダンス200円を支払い見学。1階の図書室には発行書籍が展示されており、伝記、医療小説、恋愛小説とジャンルの多彩さと書籍の多さに驚く。一日ここで読書したくなる。2階は渡辺さんの私物等が並ぶ展示室。

 

渡辺淳一文学館内部

1階の図書室。渡辺先生の本はもちろん、安藤さんの建築の本もあります。

 

1階の図書室で読書していたら1時間半も過ぎており、15時半になっていた。飛行機に遅れるヤバい!と文学館を後にして、ソフトスーツケースを抱きかかえ駅構内をダッシュして電車を乗り継ぎ、何とか飛行機に間に合いました。建物は大味な印象。

 

このエッセイでご自身の恋愛を告白。面白いです。おススメ。

 

スーツケースはソフトが良い。安くて丈夫だし、軽くて使いやすいです。空港内や駅で抱えてダッシュできます。

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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