Q1.0住宅 宇都宮小幡の家
「終の棲家」を丁寧に建てるということ。柔軟性の高い31坪の小さな家
コンセプト
当社のWEBサイトをご覧いただいたことがきっかけでご連絡を頂き、本住宅の設計が始まりました。建設地は、宇都宮市の中心市街地に位置する、小幡の土地区画整理事業区域内で、準防火地域にも指定されています。
施主のご希望は、「平屋のように1階で生活のすべてが完結できる家」であること。加えて、お子様ご家族が帰省した際には、2階のリビングを寝室として活用できるような柔軟性も求められました。
温熱の快適性だけでなく、「自分で安全簡単にメンテナンスできること」、「収納が使いやすいこと」、「絵画を飾るための白い壁があること」といった、日々の暮らしに寄り添った実用的な快適性にも重点が置かれました。さらに、自転車2台と普段あまり使わない物を収納できる、シャッター付きの物置を住宅の一部とすることも必須条件でした。
これらのご要望を丁寧に整理し設計に反映させた結果、合理的な使いやすさが内外観にも反映された、シンプルで温かみのある住宅が完成しました。
間取りの使いやすさを重視した為、超高断熱住宅に多い総二階ではなく、1階が広い下屋のある住宅になりました。
Q1.0住宅レベル2の高断熱高気密性能を備えながらも、総二階ではなく下屋のある住宅は珍しく、小さな住宅ながらも、温熱的快適性と、間取りや収納の機能性を両立させた住まいとなっています。




敷地の特徴と配置計画
区画整理地域において新築を行う場合、周囲の建物もほぼ同時期に解体・再建築されるため、隣接する建物が、どのような配置や大きさになるのかが、事前には分かりません。これが、一般的な建て替えの場合との大きな違いです。
通常の建て替えであれば、周囲の建物が既に建っているため、それらと重ならないように建物の位置を調整したり、南側からの日射熱を得られるように、当方住宅の配置や窓の配置を考慮したり、隣家との窓の位置が被らないようプライバシーにも配慮できます。しかし、今回のように隣接建物が未定の状態では、それらを想像しながら設計を行う必要がありました。
新しい敷地は、今までと同様に北側と東側が道路に面した角地で、位置もほぼ変わりません。ただし、道路が交差する北東の角は車の通行を妨げず、歩行者にも安全なように新たに「隅切り」が施されており、これが新しい敷地の特徴となっています。また、敷地の南東の角から北東の隅切り部分までは6メートルほどしかないため、南側を大きく空けて建物を北側に寄せる、という一般的な日射取得の手法が難しい敷地形状でした。
そのため、南隣の敷地にどのように建物と駐車場が配置されるかを、施主と一緒に想像しながら設計を進めました。
南隣地は東側の道路にのみ接しているため、駐車場は必ず東側に設けられます。そうなると、当方住宅の南面の東側6m程は、南隣地の駐車スペースに面することになります。この部分については、建物同士が重なる可能性が低いと予測できたため、その場所に吹き抜けを設けて大きな窓を配置し、南側からの光を取り入れる計画としました。吹抜けが大きなダクトとなり、冬は床下エアコンから出た暖かい空気が上昇し、夏は2階の壁付けエアコンから冷たい空気が下降するイメージです。
また、当方住宅の駐車スペースは北側道路の西角に、道路に対して垂直に2台並列に確保し、建物自体は東側に寄せて配置する計画としました。これにより、交差点から離れた位置に駐車場を設けることができ、安全性が高まり、駐車のしやすさも確保できます。
植栽については、比較的スペースに余裕のある北側に設けました。この場所なら、玄関や道路からも眺められ、見た目の印象も良くなると考えました。

外観
この住宅の外観は、「1階だけで生活を完結させたい」という施主の要望をもとに設計されたものです。そのため、水まわりや個室などの生活機能がすべて1階に集約されており、1階の床面積が2階よりも広くなっています。
この構成により、1階には下屋(1階の屋根が張り出した部分)が自然と生まれました。さらに、敷地内には外物置も設けられているため、結果としてこの住宅は、下屋が2つある外観になっています。これは高性能住宅としては珍しい特徴です。
通常、高性能住宅は断熱性や気密性の確保、温湿度を手間なく快適領域にするため、そしてコストの面から、凹凸のない真四角な総二階が一般的です。
高性能住宅が、真四角な平面の総二階になりやすい理由は、大きく分けて5つあります。
1. 基礎・外壁・屋根といった、断熱・気密工事を行う施工面積を、最小限に抑えられること。
2. 真四角な形は構造的にシンプルで、施工がしやすく、雨漏りなどのリスクが少なくできること。
3.シンプルな構造により工事の手間が減ることで、全体のコストを抑えることができること。
4. 下屋のある建物と比べて、総二階の方が外皮面積(外に接する面積)が少なくなるため、断熱性や気密性を確保する点で有利になること。
5.下屋のある住宅と比べると、総二階のほうが、冷気と暖気を移動させやすい、かつ換気のダクト配管や、冷暖気をダクト配管する場合も、配管が短くなり冷暖房が効きやすい。
しかし、この「Q1.0住宅 小幡の家」では、温熱性能による快適性を備えつつも、それ以上に「1階だけで生活が成り立つ、使いやすい間取り」が優先されました。結果として、一般的な高性能住宅とは異なる、下屋のある構成が採用され、それがそのまま外観の特徴にもなっています。
外装材は、壁・屋根共に、耐久性があるシルバーのガルバリウム鋼板としました。屋根には6kwの太陽光パネルが載っています。





間取りと収納
この住宅は、間取りの工夫による使い勝手の良さと、適切な収納の配置によって、室内を散らかりにくくし、アートの展示と整理された暮らしを両立できる設計となっています。
高断熱住宅の特徴として、家全体が均一に近い温度に保たれるため、極端な話、廊下や納戸でも寒さを感じずに眠ることが可能です。そのため、各部屋が特定の用途に限定されず、空間を柔軟に活用できることで、限られた面積の小さな家でも、広く快適に暮らすことができます。
この住宅では、2階のリビングにソファベッドを置けば、そこを一時的な寝室として使うことも可能です。客間のように普段は使わないスペースを設ける必要がなく、小さな家でも無駄のない設計が実現できました。これは、家中が寒くも暑くもならない超高断熱住宅ならではのメリットであり、特別な冷暖房設備を使わずとも、2階の開放的なリビングが寝床としても機能するという柔軟性につながっています。
また、1階だけで生活が完結する間取りになっており、各個室に加え、ダイニングキッチンや浴室など、生活に必要なすべてが1階に揃っています。そのため、足腰が弱くなった場合の日常生活は、階段の上り下りが不要で、普段に近い形で過ごせます。
室内の中でも特に散らかりやすい共用部分――玄関、ダイニング、リビング、脱衣室、トイレの5か所には、いつものように適切な収納を設け、片付けやすさに配慮しました。
高性能住宅では、冬の暖房効率を上げるために南面の窓を大きく確保して、窓からの日射熱を暖房機代わりとすることが一般的です。これにより、南側に面したリビングやダイニングを介して、日射熱により室内は暖かく快適になりますが、大きな窓がある分、収納を設けにくいという問題もあります。南面に大きな窓を設けた場合は、南面に垂直に交わる壁にも収納を作りにくくなるため、「高性能住宅のLDKには収納が少なくなりがち」という矛盾が生じます。
この矛盾に、あらかじめ気が付いて対処しないと、収納が足りず室内が散らかる、住みにくい家になってしまいます。実際、超高断熱住宅には、収納の少ない、室内が片付かないと思われる住宅が数多く見受けられます。そのため、このお宅でも意識して当社の定番収納を、複数造り付けました。
さらに、1メートルから4メートルまでの長さに応じた、合計15本のピクチャーレールと棚を設置し、施主の娘さんが手がけた素敵なアートを展示できるスペースも造られています。





断熱気密性能と換気システム
「Q1.0住宅 昭和の家」の断熱性能は、Q値が0.92、UA値が0.29という優れた数値で、Q1.0住宅「レベル2」に該当します。気密性能を示すC値(隙間相当面積)は0.4で、C値が小さいほど住宅の気密性が高いとされます。今回の住宅は、総二階ではなく下屋が2つある複雑な形態にもかかわらず、C値0.4を実現しており、非常に良好な気密性を確保しています。家全体の隙間は、例えるなら「年賀状の1/3枚程度の面積」に過ぎません。
このレベルの断熱・気密性能を確保することで、冬は暖房の効率が高まり、少ないエネルギーで室温を安定させることができます。また、夏も断熱・気密性能を確保している上に、適切に窓の日射遮蔽をすることで、冷房の効率が上がり、年間を通して快適な住環境をローコストで維持できるようになります。
換気システムには、施主の希望により「第1種全熱交換型換気システム マーベックス社の澄家(すみか)VS90」を採用しました。現在では、当社の標準仕様になっているシステムです。「澄家」の最大の特長は、なんといってもメンテナンスのしやすさにあります。
一般的な換気システムは、給排気口や本体が天井や壁の高い位置に設置されているため、掃除の際には脚立に乗って、上を向いて作業する必要があります。これでは、高齢になるほど危険が伴います。一方「澄家」は、排気口と本体が1階の床面や床下に設置されているため、脚立を使う必要がなく、誰でも安全に掃除ができる設計になっています。
さらに、外部の給気フィルターも基礎の外側に取り付けられており、こちらも立ったまま下向きで掃除ができる位置にあります。年に数回行うフィルター掃除も、80歳を超える年齢になっても安心して続けられるという点が大きな魅力です。70歳を過ぎると、脚立を使っての作業は困難であり、転倒などのリスクも高まるため、「澄家」は高齢者にとって非常に安全性の高い換気システムと言えます。
また、排気口が床面にあることで、室内のホコリやゴミが吸い込まれやすくなり、室内に埃が少なく、清潔に保たれやすいという利点もあります。給気口は1階床下の1か所のみで、そこから新鮮な空気が吹き出される構造になっているため、床下エアコンの暖気がしっかりと家中に広がります。この点でも、「澄家」は床下エアコンとの相性がとても良い換気システムと言えるでしょう。




冷暖房と日射遮蔽材
この住宅では、冷暖房設備として合計3台のエアコンを設置しています。
暖房用には、1階の床下用で10畳用の床下エアコンを1台設置。冷房用としては、吹抜けに面した2階の壁に10畳用エアコンを1台、さらに個室用として6畳用エアコン1台設置しています。この個室用エアコンは、吹抜けから最も離れた下屋部分の1室に設けられています。
一般的に、部屋がエアコンから遠いと、室温が均一になりにくくなります。そのため、家全体で1~2台のエアコンに絞る「少数設置」にこだわるのではなく、必要な場所には小型エアコンを追加することが、合理的で快適な住まいづくりに繋がると考えます。万が一エアコンが壊れた場合も、そのほうがベターです。
特に、この下屋の個室は、日差しが入りにくく、床下エアコンからも遠いため、床面にブースターファン(送風機)を設置して、床下エアコンからの暖気を、効率よくこの部屋に送る工夫をしています。
さらに、冷暖房の効率を高めるため、エアコンから離れた2階の作業室と1階の個室には、それぞれパイプファンと換気扇を設けています。これにより、隣接する部屋の空気を循環させて、家全体の温度をできるだけ均一に保つことができます。
夏の日射遮蔽(にっしゃしゃへい)についても、しっかりと対策を行っています。手の届かない南側の吹抜けFIX窓3窓×1か所と、東側のFIX窓2窓×2か所には、外付けの電動ブラインドを採用。南側の引き違い窓2か所には、手動のシャッターを設置しています。シャッターで日射遮蔽しているのは、2階の腰窓のみです。1階掃き出し窓は、シャッターは降ろさず、室内側のハニカムサーモブラインドで日射遮蔽しています。これにより、強い日差しを窓の外側で効果的に遮ることができます。
加えて、すべての窓には「ハニカムサーモスクリーン」を取り付けています。これは断熱性と遮熱性を兼ね備えたスクリーンで、冬の断熱性を高めながら、夏には日射を遮る役割も果たしています。小さな窓は、ハニカムサーモスクリーンで日射遮蔽しています。
1階ダイニングの掃き出し窓のハニカムサーモスクリーンは、ツーウェイタイプとして、窓の上部だけを開けて外の景色を楽しんだり、下部分だけを開けて下からの光だけ取り込んだりすることも可能です。もちろん、完全に閉じて遮光することもできます。
電動外付ブラインド×3か所とシャッター1か所で日射遮蔽して、他の窓はハニカムで日射遮蔽すると、エアコンがサーモオフしてしまうことがある。そのため晴れた日の午前中などは、東側2階の外付電動ブラインドを開けて、日射取得する時間を確保した。あえて日射取得してエアコンを連続運転させることで、なるべく湿度を下げる工夫もしている
※サーモオフとは、設定温度に達してエアコンの冷暖房運転が一時的に止まっている状態のことです。室温が上がった、または下がった時に、自動的にコンプレッサーが再稼働しエアコンが運転します。




真冬と真夏に温湿度を実測
真冬と真夏の一定期間、下記の7か所にスイッチボット温湿度計を設置させて頂き、温湿度を実測しました。
その中から、一番寒い1日と一番暑い1日を選んで、1日の温湿度変化をグラフにして、考察しました。
1.外部→冬は一番日差しの当たらない郵便ポストの中、夏は一番日差しのある南面1階の外部(冬はデータが取れておらず、宇都宮気象台データとしました)
2.1階ダイニングニッチ内
3.1階西側個室棚上
4.1階トイレカウンター上
5.2階納戸棚上
6.2階仏壇置き場カウンター上
7.1階脱衣室床下

冬の温湿度実測データと考察
2025年3月2日〜14日の12日間、Q1.0住宅「小幡の家」で冬の温湿度を実測しました。特に寒かった3月8日のデータをもとに、部屋ごとの温湿度をグラフ化しました。最も寒い1日のみを抽出してグラフ化することで、単純化して分かりやすくしています。
●測定条件
•測定期間:2025年3月2日14時〜3月14日9時の約12日間
•グラフ作成日:3月8日(最も寒い日)
•天候:曇り〜雪、最低 -2.2℃(未明)、最高 6.7℃(正午)、晴れたのは2時間程度
•居住人数:2人
•外気温を計測した郵便ポスト内の温湿度計のみ、計測が不完全だったため、宇都宮気象台のデータを使用しています。
●暖房条件
•暖房:1階ダイニングの床下エアコン1台(10畳用)のみです。
•床下エアコン設定温度:22℃。
•床下エアコン稼働時間:17時〜翌朝6時の約13時間稼働
•期間中の晴れの日は、暖房せずに日射熱のみで過ごすこともありました。
●実測の結果
•家全体の平均室温は 22.2℃ と快適
•各部屋の温度差は、ほとんどなし
•快適な暖かさを確認できました
●冬の暖房時の工夫
この家は「日陰が多い」「総二階でない」「吹抜け位置が中央でない」という厳しい条件下でしたが、下記の工夫により、快適で温度差の少ない住まいになりました。
1.高断熱・高気密化
2.吹抜けを含む開放的な間取り
3.南隣家からずらして家を配置し、ダイニングと吹抜けに日射熱を確保
4.床下エアコンの暖気を、床のブースターファンで遠い個室に送り室温を均一化
5.シーリングファンで2階の暖気を攪拌し、換気システムとパイプファンで各部屋へ分配
6.ドアを開放して暮らす
冬の温湿度の詳しいグラフや分析はこちらのブログでご覧いただけます。
Q1.0住宅小幡の家の冬の温湿度実測結果








夏の温湿度実測データと考察
2025年7月19日〜8月30日の42日間、「Q1.0住宅小幡の家」の夏の温湿度を実測しました。特に暑かった8月23日のデータをもとに、部屋ごとの温湿度をグラフ化しました。最も暑い1日のみを抽出してグラフ化することで、単純化して分かりやすくしています。
●測定条件
1.測定期間:2025年7月19日 09:00~8月30日 09:00(42日間)
2.グラフ化抽出日:8月23日 0:00~24:00(1日間)
3.天候:晴れ、雨なし。最高外気温39.1℃(12:30)、最低気温25.6℃(05:30)
4.在宅人数:2人
5.延床面積:103.54㎡
6.温熱性能:Q値0.92W/㎡K、UA値0.29W/㎡K、C値0.4cm²/m²(断熱・気密)
7.設置温湿度計:スイッチボット温湿度計 ×7箇所
8.ドア:居室・トイレ含め常時開放
9.日射遮蔽:電動外付ブラインド・手動シャッター・ハニカムサーモスクリーンなど多層的に対応
10.冷房エアコン:2台(ダイニング吹き抜け前、1階西側個室)運転条件あり
11.冷房範囲補足:床下エアコンは暖房専用のため冷房には未使用
●冷房状況
冷房用エアコンは下記の2台を使用しました。
1.2階吹き抜け前ダイニング:10畳用 壁掛けエアコン、設定24℃、微風で24時間運転
2.1階西側個室:6畳用 壁掛けエアコン、就寝前にタイマー起動で2時間運転、昼間個室に居て暑い時は冷房することもあった
3.床下エアコン:暖房専用で、冷房には非使用
4.1階西側個室にエアコン設置した理由:吹き抜けから冷気が届きにくい、家の一番端にあり、エアコン未運転時は、他室より約1℃高温だった為
●送風機状況
室内の空気を継続的に循環させるため、各部に送風機を設置しました。
1.各個室床下ブースターファン:24時間微弱運転×各部屋1台 合計2台
2.吹き抜け天井シーリングファン:24時間運転×1台
3.壁付け送風機(ダイキン WPF08WS W):1・2階各1台、夏モード24時間運転
4.パイプファン(1階東側、2階作業室):各1台、24時間運転
5.送風機:各種ファン・送風器を24時間稼働(床下、シーリングファン、パイプファンなど)
●実測の結果
1.居室(床下を除く)の平均室温:26.1℃
2.居室(床下を除く)の平均絶対湿度:14.1 g/m³
いずれも一般的に快適とされる夏の温湿度です。冬の実測結果と同様に、快適な状態となっていました。総2階ではない、下屋のある住宅で、かつ吹抜け位置も家の端にあるので、一般的に温湿度は均一にしづらい環境です。しかし、以下に書いた工夫により、ほぼ温度差のない住宅になりました。湿度も許容値だと思います。何より、簡単に温湿度管理と換気システムを含めたメンテナンスできることが大切だと思います。
●室温を、ほぼ均一に出来た理由
1.高い断熱・気密性能:性能値は上記断熱気密性能と換気システムを参照
2.エアコン冷房したこと:上記冷暖房と日射遮蔽を参照
3.吹抜けを含んだ開放的な間取り
4.トイレドアを含んだ全てのドアを、基本的に終日開け放して生活していること
5.しっかり日射遮蔽していること
6.各種送風機で室内の空気を動かしていること
夏の温湿度の詳しいグラフや分析はこちらのブログでご覧いただけます。








年間光熱費
1年経過したら光熱費データを頂いて掲載予定
お客様の声
Q1.0住宅 宇都宮小幡の家
「終の棲家」を丁寧に建てるということ。柔軟性の高い31坪の小さな家

- 仕様
- 長期優良住宅・耐震等級3許容応力度計算・省令準耐火
- 熱損失係数Q値
- 0.92W/㎡・K
- 外皮平均熱貫流率UA値
- 0.29W/㎡・K
- 暖房負荷
- 16.4kWh/㎡
- 冷房負荷
- 12.7kWh/㎡
- 隙間相当面積C値
- 0.4cm2/㎡(合板気密工法)
- 冷暖房
- 床下エアコン10畳用1台(暖房用)、2階壁付けエアコン10畳用1台(主に冷房用) 個室エアコン6畳用1台(主に冷房用)の合計3台
- 給湯設備
- エコキュート
- 所在地
- 栃木県宇都宮市
- 用途・構造
- 専用住宅・木造軸組構法2階建て
- 設計施工
- (有)ヨシダクラフト/ 設計協力: ゆいの杜設計
- 敷地面積
- 152.59㎡(46.16坪)
- 延床面積
- 103.54㎡(31.32坪)
- 施工床面積
- 110.18㎡(33.3坪)吹抜けと玄関ポーチを含めた面積
- 制震装置
- evoltz(エヴォルツ)制震ダンパー
- 屋根材・太陽光
- ガルバリウム鋼板立ハゼ葺き・太陽光6KW
- 外壁材
- ガルバリウム鋼板角波スパンドレル厚さ14mm
- 室内壁・天井
- 漆喰壁、一部八溝杉羽目板12mm
- 室内床
- 八溝杉フローリング厚30、水廻りクッションフロア1.8
- 玄関ドア
- 木製高断熱玄関ドア
- サッシ
- 樹脂サッシ LOW-Eトリプルガラス
- 基礎内断熱
- 立上りA種押出法ポリスチレンフォーム3種75㎜+スラブ上B種同種類断熱材50mm全面貼り
- 壁断熱
- 高性能グラスウール断熱材16K厚105+付加断熱厚105 合計210㎜
- 天井断熱・屋根断熱
- 天井グラスウール吹込 密度18K 400mm・勾配天井グラスウール吹込 密度22K 400mm
- 換気システム
- 第1種全熱交換型換気扇 澄家VS90