2015-11-09
TROOP美容室併用3階建て(宇都宮市 仲町)
インテリア・家具・収納

小さな家には「造り付けの窓際ソファ」があると気持ちいいよ

troopソファ

今週土曜日にOPEN HOUSEを行う美容室併用木造3階建て住宅。ヘアーサロン「TROOPトゥループ」の店舗の待合スペース。窓際に造り付けのソファを誂えました。

 

建物のアウトラインに沿って、くの字型に角度を付けた大人3人が座れるソファです。このソファ、居心地が良いです。先日の土曜日には、次に建築予定のSさんと、今日はこの建物のオーナー齋藤さんとソファに座りながらお話ししました。対面で座るわけでなく、並列で座るわけでもなく、微妙な位置関係が良いのかもしれません。

 

実は過去2回、気持ちいい窓際ソファを体験したので、自分の造る家にも、是非「造り付けの窓際ソファ」を実現したいと思い、狙っていたのです。

 

1度目の窓際ソファー体験は、中村好文展「小屋においでよ!」
中村好文展ソファ

紺色のソファの上には窓。窓上には本。生活が想像できる。ええね。

 

乃木坂のTOTOギャラリー間で、2013年4月17日から6月22日まで行われた展覧会中村好文展「小屋においでよ!」で展示してあった小屋の中にあったソファです。

 

濃紺色のソファに座ると、後ろに窓があり、風が後頭部から前方に抜ける、とても心地よい造り付けソファでした。窓上が本棚になっており、ソファ+窓+本棚という本好きには堪らない構成の小さな室内でした。外の風が気持ち良い季節の展覧会だったことも、心地よく感じた要因の1つかもしれません。

2度目の窓際ソファ体験は、ヒヤシンスハウス

ヒヤシンスハウスソファ

写真はヒヤシンスハウスさんのWEBサイトからお借りしました。

 

こちらも埼玉県さいたま市南区 別所沼公園内に建つ小さな小屋です。9帖ほどの平屋の一軒家。キッチンと浴室はありません。去年の8月に行ってきました。

 

こちらもソファ(というかクッションの無い窓際のベンチ)に座ると、後ろと正面が窓で風が流れます。風の気持ち良い季節には、心地よく「まったり」してしまうでしょう。こちらのヒヤシンスハウスもソファの隣には、机があり本があります。こちらの小屋も、ソファと窓と本がキーワード。ヒヤシンスハウスの室内が良く分かる絵をあげておきます。

 

 

ヒヤシンスハウス内観パース

出典

 

ヒヤシンスハウスについて書いたブログはこちら

 

ソファがあると何が気持ちいいのか?

P1020768

心地良さそうなソファがあると、本が好きな人は、そこでの読書を想像します。コーヒーの好きな人は、ソファに座って美味しいコーヒーを飲むことを考えます。友人や家族との食事やおしゃべりも想像するかもしれません。

 

ソファがあると、1人でも自分の縄張りができますし、複数でのコミュニケーションもできる。ソファがあると、人それぞれ愉しいことが想像できるので、心地良い気分になるのだと思います。

 

小さな家で、限られた小さなスペースでも、造り付けソファは出来ます。、ソファを造れるような予算が確保できれば、小さな家でも心地よい生活ができる要素になります。。

 

寛げて、かつ立ち上がりやすいように図面でソファ寸法を確定して造りました
troopソファ3

床から座面45㎝

troopソファ4

座面奥行き48㎝。寝っころがれます。

 

troopソファ2

オーナーの齋藤さんと

 

待合のソファは、床から座面までは45㎝。座面の奥行は48㎝(背面クッションの厚さが12㎝なので、背面クッション外すと60㎝の奥行きの座面です)としました。背もたれの高さは37㎝。45㎝+37㎝=82㎝が窓枠の下端として、ソファから窓の高さを決めました。座って立って違和感は全くないので、よい寸法だったと思います。座面の奥行48㎝は寝っころがれる寸法でもあります。寝て本を読むにも丁度良い寸法になっています。

 

どっちも持ってます。おススメ!

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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