2015-01-29
土地・地盤
家づくりの初めに

不動産を買う借りる前の新常識!事件事故物件公示サイト「大島てる(おおしまてる)」で事前確認しておこう

事件事故物件と言われている不動産を買ったり借りたりすることは避けたいものです。また、事後のあったホテルの部屋にも泊まりたくないでしょう。事件事故物件公示サイト「大島てる(おおしまてる)」を紹介します。 悼む人悼む人出典 

「大島てる(おおしまてる)」とは

「大島てる(おおしまてる)」は、事故物件の情報提供サイトを運営する企業およびサイト名。サイト内の事故物件の定義としては、殺人事件、自殺、火災などの事件・事故で死亡者の出た物件としており、対象となる物件(宿泊施設を含む)の住所や部屋番号、元入居者の死因を公開している。大島てるウィキペディアより

 大島てる 公式サイト 

「大島てる(おおしまてる)」で自宅の近所を検索してみた

悼む人になりながら、「大島てる」で私が住む栃木県宇都宮市三番町近辺の事件事故物件も検索してみた。事件事故が結構詳しく書いてあって驚きました。例えばあのビルは、そういう理由で活気が無くなったのかも?!とか、あの一戸建て中古住宅での事故の噂は本当だったとか、検討及び確認ができます。知らなかった事件事故も載っていましたし、ホテルでの事故情報も掲載されています。今まで、表に出にくかった不動産やホテルの事件事故情報が公示されていることは凄いことだと思います。 大島てる

消費者にとっては役立つサイトだが、不動産オーナーにとっては厄介なサイト。発想を変えると安く買えたり借りたり出来る不動産サイトだ

消費者の立場からは、事件事故のあった不動産が確認できる良いサイトですが、アパートやマンションを持っている不動産オーナーやホテルオーナーにとっては、厄介なサイトということになります。自分の持っている不動産で起きた事故や事件が世間にばれます。そうなるとお客さんが少なくなります。発想を変えると、事件事故物件を気にしない方は、安く買ったり借りたり出来る可能性があるということになります。

県警事件事故マップ(屋外用)と大島てる(屋内用)併用で住みたい地域をザックリ検索する

知らずに事件事故物件を買ったり借りたりすることは、誰だって避けたいことです。中古住宅を買う予定の方、新築を建てる為に土地を探している方、商売する為に事務所を探している方は、栃木県警事件事故マップと共に、「大島てる」は確認しておいたほうが良いサイトです。それぞれ用途が違い、県警事故マップは、路上強盗、ひったくり、わいせつ、不審者情報、交通事故と主に屋外の事件事故を網羅し、「大島てる」は屋内の事件事故を網羅します。ホテル等の宿泊施設の事故情報も掲載されているので、ホテルを予約する前にも使えると思います。事故の起きた部屋には誰だって泊まりたくないですからね。

土地や中古住宅が気に入ったら直ぐに近所の方に聞いてみる。付近を歩いてみる

新築するために土地を取得する場合や中古住宅を購入する場合。気に入った敷地や建物が見つかったら、県警事件事故マップと大島てるで検索をかけて、周辺状況をザックリ理解します。その後は、現地まで出かけて、ご近所の方と話をして、どんな周辺環境なのかを聞いてみることが大切です。具体的収穫は無くても、地域の何らかの印象は残るはずです。新築住宅でも中古住宅でも、周辺環境は最も大切なことの1つです。付近を歩いて、どのような雰囲気の地域なのか自分の目で確認しましょう。中古住宅リフォーム・リノベーションの注意点で新築住宅でも中古住宅でも、周辺環境は最も大切なことの1つであることを書いています。  

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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