2014-07-27
高断熱・高気密住宅
「すだれ」や「よしず」で日射遮蔽して栃木の夏を涼しく過ごそう!
日射遮蔽(にっしゃしゃへい)とは、窓からの日射を遮ること。
夏の日射は、窓ガラスを透過して室内に入り、床、壁の温度を上げます。すると室内温度が上昇して、不快さの原因となり、冷房エネルギーの増加にもつながります。
窓ガラスの外側に、「すだれ」や「よしず」、ルーバー、スクリーン等の日射を遮蔽する部材を設置。室内になるべく日射を入れないようにして、室内温度を上げないようにするのが日射遮蔽です。
窓の外側に設置するのがポイント。カーテンのように窓の内側に設置するより効率が良いです。日射遮蔽を上手に行うと、室内の冷房エネルギーの低減に役立ちます。
当社では、最近はアルミ小庇を付けて、そこからすだれを垂らすようにしています。
「すだれ」や「よしず」が一番安いのでそうしています。輸入住宅だと「すだれ」や「よしず」は家の外観に合わないので注意が必要です。
逆に冬は、なるべく日射を室内に取り入れて、床、壁の温度及び室内温度を上昇させて暖房エネルギーを低減させましょう。
新築やリフォームをする場合、南側の窓はなるべく大きく取り、ガラスも日射の透過のあるものとします。夏は日射遮蔽により対応し、冬は多くの日射エネルギーを室内に入れるのが現在主流の設計方法です。
南側の窓は、冬の日射を入れたいので遮熱ガラスにしないことが重要。遮熱ガラスにして日射を遮ってしまうと、冬の日射が室内に入って来ません。
日射遮蔽して栃木の夏を涼しく過ごしましょう。
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吉田武志
有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。
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