2024-08-06
Q1.0住宅 宇都宮小幡の家(宇都宮市)
インテリア・家具・収納

ピクチャーレールの位置は図面に描いて、下地木材を入れておく

Q1.0住宅小幡の家では、1Mから4Mまでの長さの、15本のピクチャーレールを付けました。

ピクチャーレールは、ビスで下地木材に留めます。なので、ピクチャーレールの下に木材が無いと、取付られません。

どんな住宅にも柱と間柱は入っているので、柱と間柱はピクチャーレールを付ける為の下地木材として使いますが、柱と間柱以外の位置に、ピクチャールールの端部が配置されることもあり、そこに下地が必要となるのです。

その場合、下の写真のように、ピクチャーレール取付のための下地木材を入れてから、石膏ボードを貼ります。

ですから、ピクチャーレール位置は、図面の段階で決めて、図面に描いておく必要があります。

というのも、石膏ボードを貼った後で、「やっぱり、ピクチャーレールを付けたい」となると、ボードを剥がして、下地木材を入れる必要があるので、せっかく造ったものを解体して、やり直しになる可能性が高くなるからです。

最初の写真は、展開図というインテリアの図面です。斜線が、ピクチャーレール用の下地木材位置で、大工さんに下地を入れてもらいます。

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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