2005-10-07
S-houseリフォーム(日光市 木和田島)

S-houseリフォームについて

10月1日に完成し引き渡しを終えたS-house。
当社ホームページをご覧になり、連絡頂いて、5~6回のメールのやりとりの後、お会いすることになりました。共働きで、昼間留守になり、工事期間中は建築会社に、家の鍵を預けなければならない為、メールでの「やりとり」も慎重に行われました。
 私も何度か、お住まいの鍵をお借りして、昼間留守のクライアントさんが暮らしながらリフォームするというケースを行ったことがありましたが、それは、何年、何十年とお付き合いがあり、お互いのことを、ある程度理解している「顧客の場合のみ」でした。
 ネット上でしか知らない人間に、住まいの鍵を貸して、工事中もそこにお住まいになるわけですから、初めてお会いする前に、メールでお互いの考え方を話し合うことが必要だったわけです。
 Sさん御夫婦にお会いし、工事内容を確認しながら、工事以外の価値観や考え方も、お互いに確認していたように思います。御夫婦と私が年も近いことも、良かった点かもしれません。
 御家族は、御夫婦と、小中学生のお子さん2人の4人家族。工事の内容は、新築時に流動的に決まってしまった収納計画を直すこと。子供部屋を間仕切りして、広くすること。御夫婦の寝室を広くして、居心地の良いものにすることでした。増築に伴い、外部の塗装もやり直すことになりました。本や小物が多い子供たち用に、室内にはニッチ、廊下の壁の中にも本を収納する棚を設けています。
 写真は、壁と天井に土佐和紙を貼った寝室。和紙の甘い?香りと、床のパイン材の質感が心地よい仕上がりになりました。
 ちょうど、1ヶ月の工期でした。

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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