T-houseリフォーム(再築)
弊社のホームページをご覧になり、メールにてアプローチ頂き、打ち合わせ及び設計期間を経て、
今年の年明けから工事をして、3月末に完成しました。
内部の間仕切りを全て撤去して、基礎から作り直すという、新築に近い工程のリフォームでした。リフォームというよりも、(※)再築といったほうが良いかもしれません。
敷地は、宇都宮市の西部。30年前くらいに造られた住宅団地にあります。敷地約150坪。南側の開けた高台にあり、敷地は、南北方向面が少し長い長方形で真南に向いています。
南側には広めの芝生の庭。
親戚のお医者さんから、土地付きで家を買い、リフォームして新たに生活を始めたいとのことでした。
家は平屋の37坪。定期的にメンテナンスされていて、外壁の塗装も行われたばかりでした。そのことを考えると、現在の住まいの外観をなるべく変えずに、リフォームすることが経済的です。
住まいの要望は、日当たりの良いリビングとそれに繋がる和室。キッチンは独立型で、来客がある時には、リビングからは間仕切れること。子供の個室3部屋と寝室。
あとは、とにかく明るく!風が通る部屋が良いということでした。
転勤による引越しが多く、海外でのお住まいも含めて、ほぼすべてがマンションでの生活だったようです。よくありがちな、真ん中に廊下を通して、左右に部屋を振り分けたマンションの間取りでは、採光も通風も十分確保できないのが実情のようです。
家の外観は変えないわけですから、計画は、リビングと各部屋を繋ぐ廊下への採光と通風を確保することが重要な課題になりました。
いろいろと検討した結果、北側の一部を切り取り、廊下に面する坪庭にすることに決定。
クライアントは、私より少し年上のご夫婦と、子供3人の家族です。お仕事は、土木コンサルタント。道路や陸橋などの公共施設を設計監理する仕事です。
仕事前は、仕事柄、いろいろと「現場に対して意見」をされて「仕事がやりずらくなるのでは?」と、少し身構えた部分もありましたが、全面的に任せて頂いて、心配は無用でした。(私の間違いは多少ありましたが。)
毎週土曜日の午後は、現場でTさん家族と定例(?)の現場打ち合わせを行い、お互いの考えの「行き違い」を無くしました。
クライアントは、地図に残る仕事をしていますが、私はクライアントの「心に残る仕事を!?」ということで現場が進みました。
写真は完成した外観。4枚の大きな窓の内側がリビングです。
(※)再築とは、「再生新築」の略語で造語です。既存の住まいから、柱や梁などの必要な構造体のみ残し(一部構造体も変更して)、全く新たに(新築のように)間取りなども変えてしまうことを言います。完成し、お住まいになったクライアントが「壊して建替えなくて良かった」と思えたら、再築は成功したことになります。
有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。
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本当に新築みたいですね。 >全面的に任せて頂いて、心配は無用でした。(私の間違いは多少ありましたが。) クライアントさんから「全面的に任せていただける」というのは素晴らしいことですね。 工務点さんの商品力の賜物ですよね またこのように「価値」を基準に判断する方を総じて「精神的富裕層」と勝手に呼んでいます。
ともに歩む・広告屋さん >本当に新築みたいですね。 > >>全面的に任せて頂いて、心配は無用でした。(私の間違いは多少ありましたが。) > >クライアントさんから「全面的に任せていただける」というのは素晴らしいことですね。 > >工務点さんの商品力の賜物ですよね > >またこのように「価値」を基準に判断する方を総じて「精神的富裕層」と勝手に呼んでいます。