2021-10-25
Q1.0住宅宇都宮の家 SH-house(宇都宮市)
リフォーム
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天井や壁に、後から重いモノを取り付ける方法

下地の無い天井面に、重い外付けロールスクリーンを取り付けた

通常、天井や壁に重いモノや荷重の掛るモノを取り付ける場合は、新築やリフォーム時、天井裏や壁の中に、あらかじめ間柱等の下地木材を入れておき、長めのビスを使って、その下地に重いモノを取り付けるようにする。

重いモノの代表例は、壁に取り付ける手摺である。手摺には人の荷重が掛るので、壁の石膏ボードを貼る前に、柱や間柱の間に下地木材を入れておき、そこにビスで手摺の部材を取り付ける。

ただし、完成後に重いモノを取り付けたくなる場合もある。

今回は、完成した後の天井面に遮熱用外付けロールスクリーンを取り付けた。外付けスクリーンの長さは2051mm、重さを測ったわけではないが、少なくとも3~4キロはあったと思う。

今日のブログは、下地の無い天井や壁に、表面を壊さずに、後から重いモノを取り付ける方法を書きます。

完成後に重いモノを取り付ける方法

白く塗装した下地木材を天井下地の野縁という木材にビス留めした
その上から外付けスクリーンを付けた

方法は簡単。重いモノを付けたい箇所の表面に、木材を固定して下地を造り、そこに重いモノを取り付けるだけ。

これは、天井でも壁でも同じで、下地材は見えてしまうが、確実に固定できるので、安心である。

今回は駐車場の既存の天井面に、見た目よりも安全性重視で厚さ30mm×幅100mm×長さ2500mm程度の下地木材を、天井仕上げ材の5mmのケイカル板を介して、野縁に取り付けた。天井裏には野縁という 30mm×40 mm断面の細い木材を井桁に組んでから天井ボードを貼っているので、野縁にペンキした木材をビス留めしている。その白い木材の上から外付けロールスクリーンを取り付けた。

今回の野縁の材種はエゾで、通常はあまり硬くない部類でしが、何故か今回はとても硬くて、先穴を開けて、ウルトのビスを使ってやっとうまく留められました。上向きの態勢だったので、硬く感じたのかもしれない。

お客さんにも手伝って頂き、2人で取り付けることが出来た。

後から下地木材を取り付ける場合は、同じ色にすると目立たない

ビバ材を天井と同じく白く塗った

天井面が白色だったので、下地木材を塗装業者に渡して、あらかじめ白く塗っておいた。

天井面とはいえ外部のため、木材は水に強いヒバ材。ペンキを塗るのが勿体ないような美しい柾目のヒバ材を白く塗装した。

塗装前のヒバ材。柾目が美しい。

後から下地木材を取付ける場合は、優秀なビスを使う

堅木のウッドデッキに最適なウルトのビス。最近はコレ

優秀なビスとは、ビス頭が「舐めにくい形状のもの」で、ビス本体も強く、下地が硬くても、キチンと固定できるビスのことである。特に、外部や水廻りで使うことが多い「ステンレスビス」は、室内で使う鋼製ビスよりも柔らかいので、ビス頭が舐めやすく、かつ折れやすい。

このドイツのウルト社のステンレスビス。値段は高いが、アイアンウッド等の堅木デッキ材に下穴無しでも使えるほど、トルクを掛けてもビスが舐めることはありません。ビス頭が六角溝になっており、ビスも太く、ステンレスビスの材質自体も良いモノを使っているのだと思います。

ビス自体も強いので、経年して折れる心配も少ない印象。

ウルトのビスについてはブログを書いています。

長持ちするウッドデッキを造りたい人は必見!ウリンやイペ等の高耐久ウッドデッキ材を造る場合のステンレスビスは○○○○の1択だ!

「ビスが舐めやすい」とは?

ちなみに「ビスが舐める」とは、ネジ山(ネジの頭)のプラスの溝がつぶれてしまうことです。ビスが途中で舐めて、入らなくなってしまうと最悪で、そのビスを外すことになるが、外す時にビス廻りの天井や壁まで破損してしまうこともあります。だから硬い木材の場合等は、高価でも良いビスを使うことが重要である。

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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