2008-04-15
A-house(上三川町)
住宅設計

A-house模型

Aさんにお貸していた模型が戻ってきました。
娘さん?の着色入り。色が付いていたほうが、分かりやすいですね。
真っ白な左官壁+和瓦の「和」を感じさせる住宅。
室内は、杉の3cm厚の床板+ルナファーザー。
2箇所ある吹抜けが、上下の空間を緩やかに繋げます。
打ち合わせしているうちに、気がついたら、常駐で現場管理しなくてはいけないほど、内容が細かく、複雑になる方向でした。そのことが心配になり、なかなか図面が進まなかったのです。
このまま計画が進んだら、私の力不足+能力の限界で、破綻は確実でしたので、先週の土曜日に、そのことを、ありのままAさんにお話しました。
話し合いの結果、今後はできるだけシンプルで全体のバランスを取る方向で行くことになりました。
サラリーマン時代、常駐の現場管理の経験があって良かったと思いましたね。
戸建住宅で、常駐管理するなんて、2~3億以上の請負金額の家でないと普通は無理です。
そんなに値段の高い家に関ることは、普通はありません。
殆どの現場管理者は、常駐管理の経験がありませんから、どの程度の仕事の密度から常駐管理になるのか分からないかもしれません。
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※住宅建築の常駐管理とは・・・文字どうり、現場管理者(監督)が常に現場近くに居て住宅建築の現場管理すること。工事期間中は、敷地内にプレハブを建てたり、近くのアパートを借りたりして、現場管理を行うこと。コストが掛かるので、普通の木造住宅程度では行わない。
常駐管理の予算が出る、請負金額2~3億以上の高額戸建住宅だと行われることもある。
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まあ、その前に自分の能力の限界に気づけと、そういうことです。
そんな私は40才。バカが(笑)
ホントは難しくなる前の時点で、これ以上は出来ないと、お伝えしたほうが良かったのだと思います。しかし、「Aさんの情熱+造り手として当事者の私」ということもあり、気が付きませんでした。気が付いたらコップから水が溢れていた。そんな感じです。
今後の現場も、自分が出来る範囲で、図面もなるべくシンプルにする方向でいます。
写真は外観模型+上空より?
A-house模型2

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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コメント
カントリーライフ@Oregon

仕事ができることと、実際にしてあげられる限度ってありますね。世の中には予算やら何やら芸術に邪魔?な・・・条件も出てきますからね。 これからもがんばってください。桜と坊主、汚物と奇麗なものの対比とくるんですね。なかなか芸術論はいってますね。もう一度写真を見てみました。 うまくすすむといいですね。

2008年04月15日
紅春1970【3】

やはり大切なことですよね ヨシダさんだからここまで出来たんでしょうから お施主様もその辺は理解&感謝してくれていると 思いますね。

2008年04月16日
ヨシダクラフト

カントリーライフ@oregonさん >仕事ができることと、実際にしてあげられる限度ってありますね。世の中には予算やら何やら芸術に邪魔?な・・・条件も出てきますからね。 > >これからもがんばってください。桜と坊主、汚物と奇麗なものの対比とくるんですね。なかなか芸術論はいってますね。もう一度写真を見てみました。 > >うまくすすむといいですね。

2008年04月16日
ヨシダクラフト

紅春1970【3】さん >やはり大切なことですよね >ヨシダさんだからここまで出来たんでしょうから >お施主様もその辺は理解&感謝してくれていると >思いますね。

2008年04月16日
”過”熱施主,A さん

ヨシダさんを追い込んだ張本人のaでございます.製造業従業員であるにも関らず,現実的な公差を忘れ中央値ばかりを提示し続けてしまいました.モノ造りの基本を忘れた愚か者です.ヨシダさんからは三行半を突きつけられる事無く,着地点捜索会議を開いて頂き感謝しております.今後はコミュニケーション良く,希望と着地点のバランスを取りながら,後々まで双方楽しかったと思える家造りを進めていければと思います.よろしくお願いします. ...ところで模型に着色したの,私でした.(瓦の雰囲気は結構出せたんじゃないかと自画自賛.タテ線は実線とし,ヨコ線を破線としたあたりが上手いんじゃないかと.←完全に自分に酔ってる人)

2008年04月17日
ヨシダクラフト

”過”熱施主,aさん >ヨシダさんを追い込んだ張本人のaでございます.製造業従業員であるにも関らず,現実的な公差を忘れ中央値ばかりを提示し続けてしまいました.モノ造りの基本を忘れた愚か者です.ヨシダさんからは三行半を突きつけられる事無く,着地点捜索会議を開いて頂き感謝しております.今後はコミュニケーション良く,希望と着地点のバランスを取りながら,後々まで双方楽しかったと思える家造りを進めていければと思います.よろしくお願いします. > >...ところで模型に着色したの,私でした.(瓦の雰囲気は結構出せたんじゃないかと自画自賛.タテ線は実線とし,ヨコ線を破線としたあたりが上手いんじゃないかと.←完全に自分に酔ってる人)

2008年04月18日