2009-10-31
リフォーム

穴吹工務店と中古マンション/栃木県宇都宮市の中古住宅のリフォームを考える

 ニュースによると

 

分譲マンションシリーズのサーパスで有名な穴吹工務店の経営が大変なようです。

 

非常に好調な会社だと思っていたのでびっくりしました。

 

サーパスマンションは、宇都宮市内でも宇都宮駅周辺や中心市街地の

 

非常に利便性の高い土地に沢山建っていて、

 

宇都宮の中心部は、300メートル歩くとサーパスが見えるというような状態です。

 

宇都宮市内のマンションでは1人勝ちだと思っていました。

 

工事中の現場及び、完成物件を見るたびに

 

よくこんな良い土地を手に入れたなと、思っていました。

 

マンションの最大の武器は利便性の高さ。

 

便利な場所に集まって住んでいるところです。

 

一番大切なポイントを押さえています。

 

 

 

また、マンション建築の施工管理をしたことがある立場から言うと、

 

とても効率的なマンションの造り方をしているように思えました。

 

外装の仕様(外壁タイル、手摺り、エントランス石)と色も全く同じもので統一されています。

 

それは、一目みればサーパスだと分かるという効果と同時に、

 

建材が統一されているということは、繰り返し同じ建材を使いますから、

 

実際に造る職人の仕事の質も現場管理をする現場監督の仕事の精度も上がることを意味します。

 

間違いが減らせるのです。=間違った工事をやり直す損失も減らせます。

 

内装も同じ仕様の新建材で統一されているはずです。

 

逆に、毎回違う仕様で造っていたら、初めて使う建材になりますから間違いは多くなる。

 

これは戸建住宅も同じです。

 

注文住宅を造っている私も、なるべく建材の統一をして

 

建築の質を上げたいと思っています。

 

 

 

どんな仕事でも、これは同じでしょう。

 

特に、多数の人が関わる建築工事はその傾向が顕著です。

 

部材統一はマンション建築では当たり前のことですが、

 

それを徹底しているように思えました。

 

作業中の現場も、とても綺麗に整備されていて質の高い現場であることを伺わせました。

 

 

 

また、自分の会社で商品、ブランドを持って、企画、設計、施工、アフターをして

 

エンドユーザーから直接仕事を取るというスタイルなので、

 

他人の影響のない分、安定していると思っていたのです。

 

以上のようにマンション建築の王道を行っている

 

と私は思っていた穴吹工務店がピンチだというのでビックリでした。

 

今までだったら、完全に正しいことをしていたのだと思います。

 

感じたのは、不景気で加速された大量生産大量販売の終焉です。

 

去年のリーマンショックがなくても、同じ結果になったのだと思います。

 

 

住宅も余っています。人もどんどん減って高齢化していきます。

 

これからは、リフォーム及びリノベーションで、

 

利便性の高い場所にある既存住宅を生かすという考え方が主流になると思います。

 

エコロジーや現実の状況からもコンパクトシティは正しい。

 

 

私は、宇都宮市内の中古住宅、中古マンションをリフォームするという仕事がしたいのですが、

 

宇都宮の街中の物件に強い不動産屋さんで、私の造る家や考え方に共感してくれる人

 

は居ないでしょうか?

 

今までの経験から言うと、不動産屋さんとは相性が良くない。

 

知っている不動産屋さんに声を掛けても反応なし。

 

誰かいらっしゃいましたら紹介してください。

 

 

また、中古住宅、中古マンションをリフォームして住みたいという方がいらっしゃいましたらご連絡くださいませ。

 

栃木県 中古住宅 リフォーム

 

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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コメント
shige*simplehouse

僕もリフォーム好きなので中古にまつわるものを模索してますが、 同時に限界も感じるようになりました。 お客さん目線で考えると、まだまだ流通が少なすぎるんです。 それも1点ものだという限定性。 選択肢にあがりにくいんですよね。 もし選択肢になりうるとしたら、結局のところ安さ。 そうすると、想いを込めた建築が出来づらくなります。 まだ早いとの思いと、これからは十分考えられるので 今のうちにという思いが交錯します。

2009年10月31日
ヨシダクラフト

shige*simplehouseさん 現状はシゲさんの言うとおりですね。 安さがキーワードだと、我々は関係しずらい。 ですが、方向性は間違ってないので出来ることから やるはかないなと思います。 >僕もリフォーム好きなので中古にまつわるものを模索してますが、 >同時に限界も感じるようになりました。 >お客さん目線で考えると、まだまだ流通が少なすぎるんです。 >それも1点ものだという限定性。 >選択肢にあがりにくいんですよね。 >もし選択肢になりうるとしたら、結局のところ安さ。 >そうすると、想いを込めた建築が出来づらくなります。 >まだ早いとの思いと、これからは十分考えられるので >今のうちにという思いが交錯します。

2009年10月31日
junpapakazu

誠に申し上げにくいのですが・・・ すでに仕組みとして動かしています。 マンションについては管理組合と連携し、 戸建については、行政と連携したあるスキームを構築。 不動産会社との連携を進める準備を進めております。

2009年10月31日
ヨシダクラフト

junpapakazuさん 申し上げちゃってください。(笑) それが、私のやりたいことと、似ていることだったら うらやましいし、どんなことなのか、できたら教えて頂きたいです。 行政と連携したというのは、私にとっては話しが大きすぎるのですが、空き家をどうにかするということなのかな? ホームページに載っていることなのかな。 >誠に申し上げにくいのですが・・・ > >すでに仕組みとして動かしています。 >マンションについては管理組合と連携し、 >戸建については、行政と連携したあるスキームを構築。 >不動産会社との連携を進める準備を進めております。

2009年10月31日
junpapakazu

ヨシダクラフトさん 国交省住宅局、ならびに某財団と検討を始めました。。。これ以上は公開の場では勘弁してください。 マンションについては、某マンション理事会の理事、及び管理会社と連携。 維持管理による資産価値向上の仕組み導入に向けた動きを進めています。 私が看板も使って動いている部分でもありますが、最終的に地域に住まう自分の仲間が少しでも楽になれば、という一心で動いています。 >junpapakazuさん > >申し上げちゃってください。(笑) > >それが、私のやりたいことと、似ていることだったら >うらやましいし、どんなことなのか、できたら教えて頂きたいです。 > >行政と連携したというのは、私にとっては話しが大きすぎるのですが、空き家をどうにかするということなのかな? > > >ホームページに載っていることなのかな。 > > > >>誠に申し上げにくいのですが・・・ >> >>すでに仕組みとして動かしています。 >>マンションについては管理組合と連携し、 >>戸建については、行政と連携したあるスキームを構築。 >>不動産会社との連携を進める準備を進めております。 >-----

2009年10月31日
紅春1970【3】

常にこれを大事にして来たなら復活するだろうし、そうでなければ、ダメになるのも早いかもしれませんね。

2009年10月31日
ヨシダクラフト

junpapakazuさん 私の立場からすると、スケールの大きな話のような気がします。 私が関れるのは、個人対個人の時。 話せるときが来たら教えてください。 >ヨシダクラフトさん > >国交省住宅局、ならびに某財団と検討を始めました。。。これ以上は公開の場では勘弁してください。 > >マンションについては、某マンション理事会の理事、及び管理会社と連携。 >維持管理による資産価値向上の仕組み導入に向けた動きを進めています。 > >私が看板も使って動いている部分でもありますが、最終的に地域に住まう自分の仲間が少しでも楽になれば、という一心で動いています。 > >>junpapakazuさん >> >>申し上げちゃってください。(笑) >> >>それが、私のやりたいことと、似ていることだったら >>うらやましいし、どんなことなのか、できたら教えて頂きたいです。 >> >>行政と連携したというのは、私にとっては話しが大きすぎるのですが、空き家をどうにかするということなのかな? >> >> >>ホームページに載っていることなのかな。 >> >> >> >>>誠に申し上げにくいのですが・・・ >>> >>>すでに仕組みとして動かしています。 >>>マンションについては管理組合と連携し、 >>>戸建については、行政と連携したあるスキームを構築。 >>>不動産会社との連携を進める準備を進めております。 >>----- >-----

2009年11月01日
ヨシダクラフト

紅春1970【3】さん 誰かが(金融機関)が助けてくれるということですね。 >常にこれを大事にして来たなら復活するだろうし、そうでなければ、ダメになるのも早いかもしれませんね。

2009年11月01日