2020-01-22
SH-house(宇都宮市)
庭・外構
高断熱・高気密住宅

小さく高性能なQ1.0住宅に車庫兼物置を併設するメリット

去年の11月にお引渡しをしたSH-house。住居の隣に2台分の車庫(ガレージ)兼物置を新築中です。アルミのカーポートではなく、住居部分と同じ木造の車庫なので、意匠面で、より住居との一体感が出ます。

 

住居と車庫の一体感は、建物と庭の統一感にも繋がります。今日のブログは、小さく高性能なQ1.0住宅に車庫兼物置を併設するメリットを書きます。

 

小さく高性能なQ1.0住宅に車庫兼物置を併設するメリット

これから本格化する少子高齢化の時代。住居部分は、できるだけ小さく高性能にして造り、車庫兼物置を併設しておけば、不自由がない。SI-houseの住居部分は延床面積24.5坪で、車庫は12坪である。

 

ちなみに、ここで言う高性能とは、断熱性と耐震性だけではない。長期使用できて、違和感の無い内外装も超重要である。仕上げ材に既製品の新建材を使ってしまうと、それはカラーボックスのような擬木であるから、どこかで見たようなありふれた意匠になり、見るに堪えない経年変化をする上に、廃盤になって長く使えないからだ。

 

私が考える高性能住宅とは、「Q1.0住宅以上の高断熱性能」+「耐震等級3の耐震性」+「長く使える内外装」の家のことである。

 

特に、高血圧や心臓病等、循環器系に疾患のある人にとって、「Q1.0住宅の高断熱性能」は、普通の家とは別次元の温かさなので血圧が下がりやすく「身体が楽」になるし、光熱費も掛かりにくい。また、小さな家として長く使える仕上げ材を採用すると、日々の掃除が楽になり、将来訪れるリフォーム面積も当然小さくなるので、「面倒が少なく、リフォーム費用が掛かりにくい財布にも優しい家」となる。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

家づくりの考え方

 

車庫兼物置に入れるモノ

2台の車、2台の自転車、2台分のタイヤを置く予定。暖かい1.0住宅の室内に置けない、野菜等の食料品の置き場所にもなるだろう。

 

車庫土間コンクリートの凍害対策(凍結防止養生)

立上り部にも、ブルーシートを貼っている。

コンクリート打設の翌朝が、霜が降りるような寒い朝になると、土間コンクリートの表面が硬化する前に水分が凍結するので、コンクリート表面が薄皮が剥けたように、剥離してしまうことがあるから注意が必要だ。

 

今回の土間コンクリートは、伸縮目地を入れることもあり、基礎屋に依頼するのでなく土間だけコンクリートの手配も含めて、左官職人に依頼した。昨年から依頼している左官職人は、若いのに経験豊富である。写真の仮設物は、土間コンクリートに霜を降りにくくする「車庫土間コンクリートの凍害対策」のためのモノである。車庫の土間コンクリートを打設した後にブルーシートで覆い、ビニールハウスのような状態とする。

 

特に、隣に建物があり、打設後、土間が日影になる場所はコンクリート凍害が起きやすい。コンクリートに入れる凍結防止材も、特別なモノを準備したとのこと。北関東の栃木県宇都宮市でここまでやる業者は少ないと思う。

 

●私「冬に車庫の土間コンクリートを打つと、凍害になる恐れがあるから、打設するかしないかの判断も含めて、難しいんですよね。ここまでやる業者さん、初めて見ましたよ」

■左官親方「以前、『痛い思い』をしたことがあるので、念には念を入れてですよ」

●私「やっぱり、『痛い思い』をしたのですね」

 

私も以前。天気予報で、翌朝強い寒波がくるというので、依頼していた基礎屋に、車庫の土間コンクリート打設の中止を指示した。しかし、基礎屋の都合で強引に打設されてしまったことがある。結果、その現場は、駐車場の日の当たらない部分が、コンクリート凍害にあってしまい大変でした。

 

逆に、真夏の気温が高く晴れた日は、コンクリートの硬化が早いのでコンクリートにひび割れが発生することがある。駐車場のような広い土間にコンクリートを打つのは、生き物を相手にするように難しい面があるのだ。今回、車庫土間コンクリートの凍害対策をしてもらって安心した。冬と夏の駐車場の土間コンクリート打設は、この左官屋にしか依頼できなくなりそうです。

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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