2019-07-30
SH-house(宇都宮市)
住宅設計
研修会・展覧会

制震ダンパー実験研修会

建材メーカーの耐力面材+ミューダムダンパー

 

7/24(水)、所属している新住協 関東支部の研修で、制震ダンパーの実験を見学に、 埼玉県川口市のアイディールブレーン株式会社様へ行ってきました。

 

アイディールブレーン様が開発した、制震ダンパー、ミューダムの性能を見るのはもちろん、制震ダンパーを設置していない各耐力壁の耐震試験も見ることが出来ました。

 

また地震時に流通している耐力壁(耐力面材)が、どのように動いてどの部分が壊れるかも分かり、勉強になりました。

 

5つのパターンの耐力壁の耐震実験を見学

今回の実験は、①建材メーカーの耐力壁②45×90の片筋交い③建材メーカーの耐力面材+ミューダムダンパー④ミューダムダンパーのみ⑤構造用合板耐力壁+ミューダムダンパーという、5つのパターンの耐力壁に地震力が加わった時の様子を見ることが出来ました。

 

各耐力壁の実験結果は?

地震力を受け、筋交い金物を止めていたビスが抜けて、筋交いが割れた。

 

各耐力壁に力が加わると柱が倒れだして、柱が土台から浮いたり逆に柱が土台にめり込んだりして耐力面材が歪みだし、面材を留めていた釘が浮いたり面材から外れたりと、造り手にとっては衝撃的な光景が展開されました。

 

構造用合板は地震力に対して強い印象。

 

これらの耐力壁は完成すると、壁の中に隠れて見えなくなってしまうものなので、通常地震時には見ることが出来ませんが、今回の実験を見たことで、建物が地震に揺らされると、どこから破損がはじまり、第二波、第三波の地震をうけると、どのように耐力壁が壊されるかを、実験から学ぶことができました。

 

制震ダンパーを付ける前に、耐力面材を選ぶことが重要

今回は主に制震ダンパーの実験だったのですが、制震ダンパーを付けない耐力壁の地震実験を3種類見ることが出来て、非常に有意義であり、制震ダンパーを付ける前に、耐力面材の種類を選ぶことが重要だと感じました。

中でも、私が普遍性を感じたのが「構造用合板を使った耐力壁」で防火関連法規に掛らないなら、構造用合板が機能とコストの面で良いと感じました。

 

強い構造体にした上で、制震ダンパーを付けるべき

耐力面材を使ってしっかりと箱型の強い構造体にした上で、制震ダンパーを付けるべきだと確認。

 

制震ダンパーは、1軒の家に2~3個設置すれば良いというモノではなく、その家の地盤、基礎、構造がしっかり設計ができ、強い構造体になった上で、地震力を効率よく逃がすために設置するもので、バランスよく配置する必要があります。

 

制震ダンパー業界も、価格競争に陥っており、少ない本数でOKを出しているメーカーもあるようで、それはあまり効果がないのでは?という話も聞くことが出来ました。

 

制震ダンパー、ミューダムは金属の摩擦を使った制震装置です。

 

当社はSH-houseでビルシュタインの制震ダンパー(オイルダンパー)を採用

SH-houseではビルシュタインの制震ダンパーを採用した。

 

SH-houseでは、数ある制震ダンパーの中から、ビルシュタインの制震ダンパー(オイルダンパー)を採用しました。

 

その理由は、一番速く、一番小さな揺れから効くダンパーだからです。3mの柱の頭が3mm傾くと、揺れを止めようとする力が効き始めます。

 

こちらもご覧ください。

Q1.0住宅を木造住宅用制振装置『evoltz(エヴォルツ)』で、「強く」(耐震) +「しなやか」(制振)な、地震に対してベストな構造体にする

 

ジャックラッセルテリアのほうが皮膚病になってしまい、餌をこれに変えました。だんだん良くなってきました。1キロ650円以上が、割と良い餌の目安だそうです。

 

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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