2018-05-20
心房細動 カテーテルアブレーション

心房細動に対する胸腔鏡手術「WOLF-OHTSUKA手術(ウルフ大塚手術)」を受けることにしました

「東京都立多摩総合医療センター」。デカい。最寄り駅は西国分寺です。

先週金曜日5/18、心房細動の胸腔鏡手術「WOLF-OHTSUKA手術(以下ウルフ大塚手術)」の予約をするために、東京都府中市にある「東京都立多摩総合医療センター」に行ってきました。

 

今年8月11日(土)~19日(日)くらいまで入院し、8月14日(火)が手術です。お盆休みはエアコンの効いた病院で、積ん読してある本を読みます。(左の胸に4か所小さな穴の開いている状態で、本が読めるのかは微妙。その場合はAmazonプライムで映画観ますw)

ウルフ大塚手術とは

ウルフ大塚手術とは、心房細動(不整脈)に対する胸腔鏡手術で、不整脈を治すアブレーションと脳梗塞を予防する左心耳切除(さしんじせつじょ)の2つから成り立っています。

 

私が魅力を感じたのは、胸腔鏡手術での左心耳切除。胸腔鏡で、心臓の一部である左心耳を切り取る手術です。

 

ウルフ大塚手術

 

心房細動が怖いのは、脳梗塞になる可能性が高くなるからですが、脳梗塞の原因となる血栓(けっせん:血のかたまり)のほとんどは心臓の一部である左心耳で作られるので、左心耳切除をすると、ほぼ心臓由来の脳梗塞の可能性は無くなります。

 

大きく開胸せずに、腔鏡手術で脳梗塞の原因となる左心耳切除できるのがメリットで、左心耳切除してもデメリットはありません。

 

左心耳切除のメリット・デメリット「いいなー天皇陛下、左心耳無くて」。

ちなみに天皇陛下も心臓手術の際に、予防措置として左心耳の根本を縛り、心臓由来の脳梗塞の原因を無くしています。

 

一部の心房細動患者の間では、左心耳のない天皇陛下は日本の象徴であると同時に、羨ましさの象徴でもありましたw。「いいなー天皇陛下、脳梗塞の原因となる左心耳が無くて!」と思っていたわけです。

 

私のような、治りにくい心房細動患者は、血栓を造らないようにリクシアナ等の高価な血液抗凝固剤(血液をサラサラにする薬)を飲み続ける必要がありますが、左心耳切除をすると、血栓ができる可能性がほぼ無くなるので、リクシアナを飲む必要が無くなりますので、お財布にやさしいのもメリット。

 

また、高齢になると癌等の手術を必要とする成人病のリスクも高まりますが、血液抗凝固剤を飲んでいると、手術の際に血が止まらない可能性があるので、一時的にリクシアナを止めなければならないのだと思います。そうなると癌等の病気にプラスして脳梗塞になる可能性が高まるので、リクシアナを飲まなくても脳梗塞のリスクを減らせる、左心耳切除をどうしてもやっておきたかったのでした。

 

私の母親が脳梗塞になっており、今は回復しましたが、一時、顔面麻痺+上手く喋れない状態になったので、脳梗塞のリスクはできるだけ排除したいと考えました。私の心臓が悪いのは母方の遺伝です。

 

1か月程前に、同じ心房細動の方からブログにコメントをもらい初めてウルフ大塚手術を知り、東京ハートリズムクリニックの桑原先生に、大塚先生への紹介状を書いて頂きました。桑原先生と大塚先生は親しい間柄です。

 

心房細動に対する最新治療「WOLF-OHTSUKA法(WO法)」と、心房細動患者同士の意見交換が活発に行われているブログをご紹介

 

5/18は、9時過ぎに東京都立多摩総合医療センターで受付し、診察・検査・入院手続きが終わったのがお昼近くでした。最寄り駅の西国分寺の「味噌中華そば ムタヒロ」で、特製味噌中華そばを食べて帰ってきました。

 

「先進国で生まれた、あなた。残念でしたね。」で始まるこの本、面白かったです。


入院したら、なかなか読めなかったこの本読みますわ。

 

 

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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