2017-12-13
心房細動 カテーテルアブレーション
私事・社会的な事

50歳になったので、初めて大腸内視鏡検査を受けてみた。ケツも痛くなかったw

初めて大腸内視鏡検査を受けてみました。

 

結論から言うと、大腸内視鏡検査は、極端に面倒なものではありませんでした。

 

腸内視鏡検査が面倒なのは3つ。検査前日の食事制限、検査当日にポカリスエット味の下剤を2L飲むこと、また1日弱の時間が掛ることです。

 

大腸内視鏡検査の体験談をブログにします。

 

大腸内視鏡検査を受けた理由

受けた理由は、健康診断の便潜血検査で「要検査」になったからでなく、一昨年、俳優の今井雅之さんが、大腸がんで54歳の若さでお亡くなりになったからです。病状を説明する記者会見は壮絶でした。

 

今井さんは、長らく健康診断を受けていなかったこともあり、発見時には既に手の施しようのないほど病状が悪化していたそうですが、健康診断の便検査だけでは見つけられない大腸がんも多いようです。

 

私は、年に1度健康診断で胃カメラ検査も行っていますが、あの記者会見を見て大腸内視鏡検査を受けることにしました。

 

大腸内視鏡検査を受ける病院は自宅の近くがベスト

大腸内視鏡検査を受けた病院はネット検索で探しました。グーグルで「大腸内視鏡検査」と入れて、自宅から一番近い、自転車もしくは歩きで行ける病院にしました。

 

こちらです。

宇都宮肛門・胃腸クリニック

 

病院の入口は、ガラス張りになっておらず真っ黒な外壁と一体化された自動ドア。最初、どこが入口なのか分かりにくく面喰います。

 

病院内を外部から見せないのは、患者さんのプライバシー保護の為なのだと思います。個人的には、病気は恥ずかしいことではないので、ガラスのドアでも良いと思いましたが、室内に入ると、暗く落ち着いた雰囲気で、これは良いと思いました。

 

自宅から病院が近かったので、検査当日の午前中に自宅で2Lの下剤を飲んで、お腹を空にして病院に行きました。自宅が病院から遠い人は、病院内で2時間程度かけて下剤を飲むようです。下剤を飲むとトイレに10回程度行くことになるので、病院で下剤を飲むよりも、自宅で行ったほうが良いと思います。

 

また、検査前に鎮静剤を注射されて、ぼんやりした中で検査が行われます。検査後はまだ、薬が効いており、帰宅するのに車やバイクの運転は出来ません。ですから、大腸内視鏡検査を受ける病院は自宅の近くがベストだと思いました。

 

大腸内視鏡検査。予防の為の検査は保険適用にならない

電話で受付の人に聞いたところ、大腸内視鏡検査は「健康診断で要検査」になった人か、医師の問診のあと、「腸の具合が悪い人」にのみ「保険適用」になるとのこと。

 

予防の為の検査は保険適用にならないのです。

 

私は「健康診断で要検査」となったわけではないので、医師の問診が必要になり、「便が最近細くなった」という理由で「保険適用」になりました。

 

検査することが決まれば早いほうが良い。

 

11日に受診をして検査が決まり予定を聞くと、明日の午後1人キャンセルが出ているということで、検査は翌日12日の午後13時から15時の2時間程度で終わりました。

 

少し面倒なのは、検査前日の食事制限と、検査当日に下剤を飲むこと、時間を取られることの3つです。

 

大腸内視鏡検査前日の食事制限

前日の朝から食事制限があります。

 

食べても良いのは、ごはん、肉、魚、豆腐、卵、うどんなどです。水やお茶はいつでもOK。検査日前日に食べられるのは、肉、魚、ごはんのみという感じです。

 

食べることができないのは、野菜類・果物・海藻・キノコ・納豆・ゴマは一切禁止です。また、玄米、そば、菓子パン、さつまいも、甲殻類、野菜果物いりジュース、コーヒー、アルコールも禁止。

 

野菜、果物とコーヒーが禁止なのですが、1日なので我慢できます。私の場合、前日の朝は、普通にサラダ等の食事を取ってしまったので、昼と夜のみ食事制限になりました。前日の夜は、アローゼンとマグミットという薬を飲んで就寝します。どちらも便通を良くする薬のようです。

 

大腸内視鏡検査当日の下剤

下剤の粉末。この容器に水を2L入れて下剤を作る。

 

朝起きて、ナウゼリンという吐き気を抑える薬を飲んでから、朝から検査まで絶食し下剤2Lを2時間かけて飲みます。水やお茶はOK。

 

250mlの下剤を8杯のんで2L。味は不味くない。

 

下剤2Lというと多そうですが、ポカリスエットのような味が付いており、楽勝で飲めます。

 

午前9時から11時までの2時間で下剤を飲むと、便意を催して、10回程度トイレに行きました。腸の中は空っぽです。

 

大腸内視鏡検査と結果

13時に病院に行き、着替えをして15時には終わっていました。検査着は、お尻に穴の開いた紙パンツなので、おちんちんが見られることはありません。別に見られても良いですが(笑)

 

ベットに横になり鎮静剤を打たれて、薄暗い部屋で半分眠ったような気分で検査を受けました。時間は10~15分程度だと思います。

 

モニターに自分の腸の内部が写されて、医師と話しをしながら内視鏡での検査が終わりました。

 

薬が効いていたからか、お尻の穴も腸の内部も痛くありませんでした。

 

検査後の説明では、プリントアウトされた写真が提示されます。1~2ミリ程度のポリープが1つありました。5ミリ以上になると切除するそうです。

 

医師の説明によると、初めて内視鏡検査をした人は念のため翌年も行い、あとは2年に1度程度で行うのが良いようです。

 

検査後、超お腹が減っていたのでコンビニで菓子パンを買って帰ってきました。体重計に乗ったら、下剤と絶食効果で1.5キロ痩せていました。

 

抗凝固薬を飲んでいると、検査中ホリープが見つかった場合に切除ができない

本当は、もう少し早い時期に検査を受けたかったのですが、7月にカテーテルアブレーションをした関係で、11月まで血液をサラサラにする抗凝固薬を飲んでいました。

 

抗凝固薬を飲んでいると、検査中ホリープが見つかった場合に出血が止まらない恐れがあるので切除ができません。血液サラサラの薬を辞めたので、検査を受けました。

 

今日のわかった

大腸内視鏡検査は、ほぼ丸1日、時間が取られるのですが、大腸がんが早期発見できるなら、やるべきだと思いました。2年に1度の検査なら出来そうです。

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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