2017-09-05
TROOP美容室併用3階建て(宇都宮市 仲町)

NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に、美容室TROOPの入口ドアハンドルを作った作家が登場

 

昨夜2017年9月4日放送の、NHKプロフェッショナル仕事の流儀は「列車よ走れ意地をのせて 豪華列車を作る職人達」と題して、ハンドメイドの豪華列車「THE ROYAL EXPRESS」を作った職人達が特集されました。

 

全国屈指の職人の中に、当社設計施工の美容室TROOPの入口ドアの木製ハンドルを作った、すがたかたちの高橋さんも、ドアハンドル作家として登場したので、ご紹介します。

 

木製ドアハンドル すがたかたち

 

ハンドメイドの豪華列車「THE ROYAL EXPRESS」

 

「THE ROYAL EXPRESS」は横浜から伊豆までの片道3時間を走る豪華列車であり、日本初のクルーズトレイン「ななつ星」を手掛けた水戸岡鋭治氏のデザインです。

 

古い車両を改修して「様々な職人達の手仕事」により、世界に2つと無い豪華列車を作る試みで、全国屈指の椅子職人、組子細工職人、電気鋳造職人、金物加工職人等が1点ものの部材を作る様子が放送されました。

 

美容室TROOPの入口ドアハンドルを作った作家がNHKに登場

 

 

その職人達の中に、宇都宮市岩曽町在住の世界でも珍しい木製ドアハンドル作家「すがたかたちの高橋 靖史さん」も登場。

 

美容室に来た人が最初に触れるのが、入口ドアのハンドル。

 

木の温もりがあり、かつ流木のようなラフな物でなく、美容室の雰囲気に合った上質な物を探しており、高橋さんのハンドルを採用しました。

 

チェリーの無垢材で、品番はDH-JL。長さは60センチです。

 

美容室TROOPは、宇都宮記念病院さんの近く、味問屋明日香さんの隣。ホットペッパービューティの口コミでお店の雰囲気が分かるかと思います。

 

美容室TROOP

 

グラマラスな女性のような見た目だが、触ると意外と細く、いつまでも触っていたい木製ハンドル

 

高橋さんのドアハンドルの機能的特徴は、非常に精密に作られており、交換可能なこと。

 

1本1本無垢材を削り出し、絶妙なカーブのハンドルを作っていますが、その裏側にはハンドルに金物が埋め込まれており、万一劣化した場合はドアを傷つけずに取り換えが可能です。

 

高橋さんは、番組のインタビューで以下のように話していました。

 

「ドアハンドルは目立ってもいけないが、ずっと触っていたくなるような触り心地を目指して作っていること」

 

「グラマラスな女性のような見た目で、一転触ると女性の腰に触れた時のように、意外と細いと感じる触り心地」

 

美容室TROOP 施工例

ドア・フローリング・家具など、身体に直接触れるものは本物を使うべし

 

建物・住宅の中で、身体が頻繁に触れる場所は限られており、ドア(玄関ドアと室内ドア)、フローリング、家具の3つが代表的。

 

触れるということは、よく見る場所でもあり、この3つは面積も大きいので、室内の印象を決めると言っても過言ではありません。

 

室内ドアやフローリングに新建材を使ってしまうと、ハウスメーカーやローコストビルダーのような、ありがちな安っぽい雰囲気になってしまいます。

 

かつ新建材は定期的に廃盤になるので、部材が無くなると修理や交換ができなくなりますから、イニシャルコストは安くても将来まで考えたトータルコストは安くないでしょう。

 

対して、室内ドアを建具職人が作ったドアにして、床を無垢フローリングにすると、室内の印象は良くなり、廃盤にならないので修理しながら長く使えます。そのほうが結局お得だと思います。

 

ヨシダクラフト 内部仕上げ

 

写真出典 すがたかたちさん

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

この記事をシェアする
コメント