【施主との対話】ガス衣類乾燥機「乾太くん」を20年以上使っているお客様に、使い方とメリットをお聞きしました

先日、「Q1.0住宅 小幡の家」の年間光熱費データをまとめたブログを書きました。
このお宅の都市ガスは、ガス衣類乾燥機 乾太くん専用なので、都市ガス料金=乾太くんのガス料金です。
乾太くんのガス代は、1日あたり約58円でした。
思った通り安く、改めてその価値に驚きました。
ガス衣類乾燥機「乾太くん」の実際の使い方とメリットを、お客様と私の対話形式でお伝えします。
Q1.0住宅 小幡の家|年間光熱費の実測データ公開
目次
1日58円のガス料金で“洗濯物を干す・取り込む”という面倒な家事が消えるのは安い

1か月平均のガス料金は1,756円。30日で割ると、1日あたり約58円です。
「58円の安さ」とは、ただガス代が安いという意味ではありません。
乾太くんを使うことで、
- 洗濯物を干す手間と時間がなくなる
- 取り込む手間と時間もなくなる
- タオルが天日干しよりも圧倒的にフカフカになる
- 雨が降りそうだからと急いで洗濯物を取り込む必要が無い
これらが“1日たった58円で手に入る”という意味です。
毎朝、水を含んで重たくなった洗濯物をベランダに運び、1枚ずつ干す。
夜になったら、もう一度1枚ずつ取り込む。
この作業から解放されることは、多忙な現代の暮らしでは大きな価値があります。
そこで今回は、乾太くんを20年以上使い続けている「小幡の家」のお客様に、電話で詳しく聞いてみました。
設計の要望書を書く時点から「乾太くん無しでは生活できない」とおっしゃっていた方です。
【対話形式】乾太くんの実際の使い方とメリットを、お客様に聞きました
※乾太くんの仕様:RDT-63(6kg・デラックスタイプ)
△私「光熱費データをブログに使わせていただきました」
●お客様「拝読しました」
△私「乾太くんのガス代は1日あたり58円でした。それくらいだろうと思っていたのですが、改めて考えると様々なメリットが大きくて、 “1日58円”という数字に驚きました。実際、乾太くんは、1日何回まわしているのですか?」
●お客様「1日1回です。たまにシーツ等の大きなモノを洗ったときだけ2回まわすことがあります。洗濯機が7kgで乾太くんが6kgなので、とても使いやすい容量です。」
△私「改めて、乾太くんの良さを教えてください。」
●お客様「一番は、干す・取り込む手間が無くなること。さらに、タオルが天日干しのようにゴワゴワせず、フカフカになるのが気持ちいいです。」
△私「私は、いまだ天日干しなので“フカフカ感”がどれほどか分からないのですが……」
●お客様「街中で交通量が多いので、排気ガスも気になりますし、黄砂も心配。外に干さずに済むのが助かりますね。」
△私「花粉症対策にも良いですね。乾太くんは、いつ頃から使っているのでしたか?」
●お客様「使い始めてもう20年以上です。今回の乾太くんで4台目になります。最初の2台はパナソニックで、3台目からリンナイですが、使い勝手はどちらも変わりません。」
△私「20年以上使ってみて、改良された点や、分かったことはありますか?」
●お客様「はい。標準タイプの糸くずフィルターはドラムの奥にあって掃除しづらかったのですが、
今回のデラックスタイプは手前にあり、掃除が楽になりました。」
「それと、乾太くんの寿命は7〜8年くらいですね。今の乾太くんで4台目なので、トータルで24年間くらい使っていることになります。」
△私「乾太くんの7〜8年という寿命はちょうど“延長保証10年”の範囲に入りますね。保証を付けていただいて良かったです。」
●お客様「10年保証は安心です。付けて良かったと思っています。」
△私「今日は詳しく教えていただき、ありがとうございました」
ガス衣類乾燥機「乾太くん」の設置を前提にした住まいは、時代に合っている
当社ではメンテナンスコスト削減の観点から、新築ではベランダを設けず、代わりに洗濯物と布団が干せる場所として、1階にウッドデッキを付けるという計画をよく行ってきました。ウッドデッキは部屋の延長として、広がりを感じさせる装置でもあります。
ただ最近は、
- 夏の猛暑や冬の寒さが印象的で、春と秋に屋外で寛ぐイメージが持ちにくい
- 10~15年に1度繰り返し訪れるベランダの防水リフォーム費用がわりと高い
このような理由で、ベランダそのものを作らない家が増えています。
乾太くんを標準仕様にすれば、
- ベランダも
- ウッドデッキも
必ずしも必要ではなくなる家づくりが可能です。
布団も、室内干しできるスペースを造れると、ベランダやウッドデッキは不要になります。例えば、吹抜けの手すりを日当たりの良い配置に出来れば、吹抜け手摺で布団が干せます。
また、
- 花粉症の方が年々増えており、屋外に洗濯物を干したくない人が増えている
- 外気の汚れ(排気ガス・黄砂)が気になる方が増えており、屋外に洗濯物を干したくない人が増えている
- 忙しい日々で“洗濯物を干す・取り込む”作業が負担に感じる人が、ますます多くなっている
これらを考えると、乾太くんの設置を前提にした住まいは、時代に合った暮らし方だと感じます。
まとめ
● 乾太くんのガス代は1日約58円と非常に安く、その金額で“洗濯物を干す・取り込む”家事が完全に不要になる。
● 乾太くんを使うと、タオルなどは天日干しよりもフカフカに仕上がり、外気の汚れ・花粉・黄砂の心配もなくなる。
● 20年以上使っているお客様の実感として、デラックスタイプはフィルター掃除が楽。
● 乾太くんの寿命は7〜8年ほど。新築時に住宅設備機器延長保証(10年)を付けることで安心して使える。
● 乾太くんを付けることで、ベランダやウッドデッキを作らなくても成り立つ家づくりが可能になり、それらを造らないことは、リフォームコストの削減にも繋がり、現代の暮らしやすさに合った選択肢の1つとなる。
有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。
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