2025-07-11
Q1.0住宅 宇都宮小幡の家(宇都宮市)
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高断熱・高気密住宅
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ガデリウス玄関ドア、ハンドルのガタツキの直し方

ガデリウス社の木製断熱玄関ドア。ハンドルのガタツキの直し方を、写真を添付して説明します。

使っているうちに、ハンドルがガタガタ(グラグラ)する原因は、ハンドル下の、下座という丸い金物を留めつける、「下座ネジの緩みによるもの」です。下に部品名の書いてある図面を添付しておきます。

このお宅は、去年9月に引き渡しましたが、ハンドルのガタツキを直すのは今回2回目。

「ガデリウス社の、このタイプのハンドルのガタツキは、よく起きる状態である」と考えられるので、直し方の手順を書いておきます。

難しくありません。慣れれば誰でも出来ます。

下記のユーザーマニュアルに「ハンドル固定ネジが緩んだ場合のハンドル調整方法」が掲載されているくらいですから、多く発生することなのだと思います。緩みずらい方法を知っている人がいらっしゃったら、教えてください。

ちなみに25年前、別のお宅で取り付けた、ガデリウス社の玄関ドアのハンドルは、1度もガタガタしたことはありません。

ガデリウス玄関ドアハンドル、ガタツキの直し方

ハンドル廻りの部材名称と構成はこちら。ガデリウス玄関ドアのユーザーマニュアルより
  1. 室内側ハンドル根元の小さな固定ネジを外す
指差しが、固定ネジ(イモネジ)

室内側ハンドルの根本の小さな固定ネジ(イモネジ)を六角レンチで外します。

六角レンチ。イモネジの大きさに合わせて、六角レンチを選びます

固定ネジは、室内側の1つのみです。小さくて、無くしやすいので、ズボンのポケットなどに入れておきます。

固定ネジを外したところ

※イモネジとは、頭部がないネジのことで、部品の固定に使用されます。

2.ハンドルを外す

長いのが室外用

上記の固定ネジを外した後、室内側のハンドルを引っ張って外し、その後、室外側のハンドルも引っ張って外します。

3.丸座を外す

マイナスドライバーを差し込んで、室内側・室外側の両方の丸座を外します
室内・室外の2枚の丸座を外したところ。

内外のハンドルを外した後で、室内側と室外側の両方の丸座を外します。丸座の外し方は、ドア表面と丸座の間に、マイナスドライバーを入れて外す。ドア表面を傷つけないようにゆっくり外します。

室内側の黒い下座。2本のネジが下座ネジ。これを締めます。
室外側の下座と2本の下座ネジ。

4.下座ネジを玄関ドアの内外から締める

両側からプラスドライバーを差し込んで、下座ネジを締めます。

丸座下の「下座(黒い樹脂)を留めている、下座ネジが緩んで、下座がグラグラしていることが、ハンドルのグラグラの原因」です。プラスドライバーで、下座ネジをしっかりと締めます。

黒い下座はドア内外に1枚ずつあります。

下座ネジは、片側からのみ締めると、共廻りするので、写真のように両側から、プラスドライバーを指して、片側のドライバーでネジを固定してから、反対側のネジを締め付けます。

5.ハンドルを元に戻して、ガタツキがないか確認して完了

下座が固定出来たことを確認して、取り外した部品を付けていきます。丸座を圧入して、外側から長いハンドル、内側からハンドルを指して、固定ネジを留めます。

室内側と室外側2枚の丸座を手で圧入します。
両側からハンドルを差し込んで、室内側の固定ネジを締め付けます。
ガタツキがないか?ハンドルを動かして確認します。

ガタツキがないか確認して完了です。

ガデリウス玄関ドア、ハンドルのガタツキを直すための3つの道具

用意する道具は3つです。

  1. 六角レンチ
  2. マイナスドライバー1本
  3. プラスドライバー2本

ガデリウス玄関ドアの、レバーハンドルのガタツキの原因

玄関ドアハンドルがガタガタ(グラグラ)する原因は、「レバーハンドル下の、下座という丸い金物を留めつける、下座ネジが緩み、下座がグラグラしているから」です。下座を留めている、下座ネジを締めることで、ガタツキは無くなります。

ガデリウス玄関ドアのユーザーマニュアルを貼っておきます

https://www.gadelius.com/download/sweden_door_user_manual_KG.pdf

玄関ドア仕様

Q1.0住宅 小幡の家の玄関ドア仕様は、チーク材KG90(TG)1022

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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