大雨による洪水等の災害状況もよく確認して土地建物探しをすべき。方法はこちら
50年に1度と言われる記録的な大雨に襲われた栃木県。昨日、今日は、ハラハラしながら雨と河川の様子を見ていた方が多かったと思います。今日の栃木県宇都宮市を流れる田川の押切橋付近の動画です。もう少し降ったら危なかった。この田川に合流する、近くの釜川は私が小学校低学年までは大雨で何度か水かさが増し洪水となり、家の前まで鯉が流れてきました。今の田川は公共工事により低い位置を流れているので、昨日までの雨でも大丈夫でした。
災害は同じ場所で繰り返し起こることが多く、情報は出にくい
洪水による災害は、大規模公共工事が行われない限り同じ場所で繰り返し起こることが多く、ネットが普及する前は、特に被害情報が出てきませんでした。ネットが普及した今でも、「おもて」に出にくい情報だと思います。何故なら、大雨による災害が起こりやすい地域だと分かると、そこに土地を買って住みたいと思う人は少なくなり、土地の価格が安くなるからです。皆さんのお近くにも、大雨が降ると道路に水が溜まりやすかったり、床下浸水が起こりやすい地域が、実はあるのではないでしょうか?それは近所の人しか知らない情報かもしれません。公的機関もそのような情報は把握しているようですが、人命に関わらない程度の被害では「この地域のこの場所が危ない」とは、住人が居る手前言いにくいと思います。
実際の大雨洪水災害を確認するには、地域に行って住民に聞くしかない
ですから、新たに土地を買って家を新築する場合や、土地と中古住宅を買ってリフォームをして暮らす場合は、災害時の状況を良く確かめて、土地、建物探しをすべきでしょう。実際の確認方法は、市町村でネット上に出しているハザードマップをチェックして、実際にその土地にいって大雨の時にはどういう状態になったのかを、地域を歩いて住民に聞いてみるしか無いと思います。
栃木県全体で大雨による避難情報はこちら (YAHOOさんからお借りしました)
特に、以下の鹿沼市の雨による被害は酷く、黒川沿いの8383世帯、23176人に避難指示が出ました。栃木県で大雨が降ると、必ずと言っていいほど、鹿沼市の様子がテレビ等で流れます。栃木県民は大雨降ったら鹿沼市は危ないと思っている人が多いはずです。 (YAHOOさんからお借りしました)
避難段階もいろいろ
(YAHOOさんからお借りしました)
避難指示とは・・・人的被害の発生する危険性が非常に高い状況です。直ちに避難してください。
警戒区域とは・・・設定した区域への立ち入りを制限、禁止またはその区域から退去を命ずるものです。従わない場合、罰金または拘留の罰則が科せられます。
避難指示よりもっと危険な状態の時に出されるのが警戒区域で、今回は警戒区域は無かったようです。
有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。
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確かに心配になります。宇都宮市の鬼怒川・田川洪水ハザードマップ(避難地図)、土砂災害ハザードマップ(過去地図)を確認してしまいました。 動画の右岸は、過去に被害が発生した場所にはなっていませんでしたが、過去とはいつのことなのか、ハザードマップの想定条件に関する説明を見ましたら、明確な記載がなく、 洪水想定区域は、100年間に1回程度起こる(100年確率)大雨が降った場合に、云々 さらに、 この図に色がついていない場所は、100年間は大丈夫という性質のものではありません と書いてありました。う~ん。
雨が降り続いていたら、危なかったと思います。私が小学校の時に決壊したのは、釜川だったのかもしれません。
確かに、翌日の朝仕事に行く道で田川中ほどの手すりに流れ草がたくさん絡まっていましたから、ここまで増水したのだという事を確認しました。私は幸いマンションに住んでおり、わがマンションは1階部分が駐車場なので堤防が決壊してもすぐに生活に障害が出るというわけではありません。一番有効な対策は川底を2,3メートル掘り出して最大流量を大きくするのが一番大切で簡単な水害予防法だと思いますが、どうでしょうか。ここにも、LRT以前にやるべき宇都宮市と栃木県の仕事がありました。これは早急に取り組むべき問題ですね。
本当に、最近の大雨は、今までの日本ではないようです。マンションはこういう時は一番良いですよね。 私も川底を下げるのが有効かと思いますが、それはすでに行われており、40年前と比べると、だいぶ川底は深くなっています。 今以上に川底を深くするのは、多分一番お金が掛かるので、やるなら掘るのではなく、手摺を上げるしかないかと思います。