施主と造る「シンプルな横板塀フェンス」3軒目を施工しました。
お客さんと一緒に造る「シンプルな横板塀フェンス」。3軒目を施工しました。上記が完成写真。 今回は1.2mの高さの大谷石塀が既にあり、その上に造る目隠し用の板塀です。 横板塀の高さは2.4mで幅は約6mです。塀が高いので、通常は流通していない大きなフェンス用基礎ブロックを使って台風時の強風にも倒れないようにしています。土の中に隠れていますが、基礎は断面寸法20㎝×20㎝×高さ60㎝。大きくてメチャ重いです。大人2人じゃないと運べません。 ちなみにホームセンターで売っているフェンス用基礎ブロックは高さ45㎝です。また、いつもはアルミ柱も4.5㎝角を使用していますが、強度を高めるために少し太目の5㎝角にサイズアップしました。 3度目なので、要領が分かってきました(笑)。 ちなみに1軒目の施工ブログはこちら。 2軒目はこちら。
今回は、基礎も職人に依頼せずに、お客さんご兄弟と私の3人で施工しました。 位置を確定して、庭の土を掘り、フェンス用基礎ブロックを板をカットしなくてよい寸法の場所に施工します。通常は1.2m程の間隔で大丈夫ですが、今回は塀が高いので、約90㎝ピッチでフェンス用基礎ブロックを施工。基礎用の穴を掘るのが一番大変かもしれません。 穴掘りからフェンス用基礎ブロックを施工して、アルミの角パイプ柱を建てて、垂直に仮設の板で固定しながらモルタルを流し込み、柱をセット(下記写真。施工開始の穴掘りから、この状態まで3人で1日)
その約1週間後。完全に柱が固まったのを確認して、板をビスに留めて完了。(板貼り完成まで、2人で約半日) 。今回は板の隙間を21㎜としています。隙間を狭くし過ぎると、隣家への通風が減る可能性があるので、注意が必要です。この隙間寸法を確保すれば、隣家への通風も支障がなく、目隠しにもなるということで、ピッチを確定しました。職人の施工ではありませんが、なかなか良いと思います。
有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。
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