2025-10-25
ニュースレター

ニュースレターを10年ぶりに再開しました!「住まいのかわら版 52号」

再開したニュースレター第52号の表紙。A4サイズの両面印刷。カラーにしました

10年ぶりに、当社のニュースレターを再開いたしました。


住宅建築業界においてニュースレターとは、A4~A3サイズの紙面でお届けする“暮らしの情報誌”のようなもの。

2015年の第51号を最後にお休みしていましたが、今回、主に当社のお客様向けに役立つ情報をお届けしていくことにしました。

住まいのメンテナンス方法や、暮らしのヒントになる豆知識などをわかりやすくご紹介し、皆様の快適な住まいづくりをお手伝いできればと思います。

本日のブログでは、このニュースレターの歩みと、再開に至った背景についてお話しさせていただきます。

当社ニュースレターの歩み

古い号を振り返ると、第1号が1999年(平成11年)9月、そして第51号が2015年(平成27年)に発行されていました。

16年間にわたり、年に約3回のペースでお届けしておりました。

第1号(1999年)のニュースレター。創業100周年でした。FPの家という高断熱住宅を造っていました
2015年の51号のニュースレター。「かわらばん」という名前でした

手作りで始まったニュースレターと配布の工夫

当時は、私自身がパワーポイントやワードで原稿を作り、社内のリース契約していたリコー製の印刷機で約3,200部を印刷していました。この印刷機は、コピー機に似ていますが、より低コストで大量印刷できるものです。

印刷した紙は、家族で手作業で「長3封筒サイズ」に折っていました。これは郵送やポスティングの際に、一般家庭のポストにきれいに収まるためです。

ポスティング区域以外の顧客には郵送し、当社近隣の顧客ではないお宅にはポスティングしていました。 ポスティングしていた区域は、ザックリ言うと中学校の学区くらいです。

当社近隣では、100枚ポスティングするのに約1時間程度掛かったので、仮に3000部だと30時間掛かりました。それを2人で、仕事の終わった夕方くらいから、暇を見つけてポスティングしていました。 少し遠い所は自転車で行って、近くに停めて歩いてポスティングしていました。

ポスティングをやめた理由

16年間のポスティングにより、小さな修繕工事から新築や大規模リフォームのご依頼まで、多くのお客様とのご縁をいただきました。今もなお、そのご縁が続いていることに深く感謝しております。

しかし、2014年ごろから徐々にポスティングへの反応が薄くなり、特に夕方の暗い時間帯に配布していると、不審者と誤解されることもありました。また同時期から、ブログを中心としたWEBでの情報発信に注力し始めたことで、ニュースレターの作成・配布まで手が回らなくなってしまったのです。

ポスティング再開のきっかけは「お客様とのつながり」

今回ニュースレターを再開することにした最大の理由は、「お客様との継続的な接点を大切にしたい」という思いです。10年前までは、年3回のニュースレター送付に加え、年末のカレンダー配布や年賀状といった形で、年間5回ほど接点がありました。

しかしその後、ニュースレターを停止し、WEB重視へ移行。さらに昨年末からはカレンダーの配布も終了したことで、お客様とのやり取りの機会が減ってしまいました。

いくらWEBで施工例やお客様の声を発信していても、すでに家づくりが完了されたお客様が、定期的に当社のホームページを訪れることは少ないのではないか…。そう考え、紙のニュースレターを通じて、再び皆様の暮らしに寄り添う情報をお届けしようと思ったのです。

ネット印刷は、ニュースレター作成の強い味方

ニュースレター再開にあたって活用したのが、ネット印刷サービス「ラクスル」でした。WEBからデータを入稿するだけで、印刷から折り加工まで一貫して行ってくれます。

驚いたのはそのコスト。自社コピー機でのカラー印刷の約半額で、折り加工まで入った価格です。それも、使われる紙は普通のコピー用紙ではなく、新聞折込チラシと同じしっかりした用紙。今回はポスティングは行わず、既存のお客様に向けた枚数だけを注文しました。

当時にはなかったネット印刷の進化

ラクスルのようなネット印刷サービスが始まったのは2013年ごろ。当時は存在しなかった便利な選択肢ですが、今ではPDFデータを送れば、印刷・折り加工・封入・郵送まで一括対応してくれるようになっています。

当社では、最新号については印刷と折り加工までを依頼しました。今後も、この仕組みを活用しながら、皆さまにとって価値ある情報をお届けしていく予定です。

まとめ

ネット印刷の進化によって、ニュースレターの作成・配布は、以前に比べてずっと手軽になりました。


これからも、住まいの小さなヒントや、お得な情報、暮らしの知恵を、皆さまにお届けできればと思っています。どうぞ楽しみにお待ちください。

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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