高断熱高気密住宅で要注意!エアコン水漏れの原因とセルフ対策

夏の冷房時、エアコン室内機から「水漏れ」が起こることがあります。水漏れが起こると、エアコン廻りの壁や床を濡らして、シミになることも。
主な水漏れの原因は、エアコン室内機から結露水を排出しているドレン管(ドレンホース)の、ホコリやゴミによる詰まりです。
素人でも、エアコン水漏れの予防・対処をすることができるので、このブログの最後で説明します。
目次
高断熱高気密住宅ほど、エアコン水漏れの可能性が高くなる理由
性能の高い高断熱高気密ほど、ホコリやゴミは詰まりやすくなり、水漏れの可能性は高くなると思います。
というのも、住宅の断熱気密性能が上がるほど、1軒あたりのエアコンの設置台数は減り、1台当たりの稼働時間が長くなるためです。稼働時間が長くなるほど、ホコリやゴミは付きやすくなります。
例えば、高性能な高断熱高気密住宅の場合、総二階30坪程度までの住宅であれば、主に冷房用として使う、2階の10畳用の壁掛けエアコン1台と、主に暖房用として使う、10畳用の1階床下エアコン1台の、合計2台程度になると思います。
または、上記のように2台設置とせずに、1軒で壁掛けエアコン1台のみ設置して、冷暖房しているお宅もあると思います。ただし、1年を通して1台のみ使用すると、稼働時間が長くなるため、よりホコリやゴミは付きやすくなるはずです。
ちなみに、私はエアコンを2台以上設置しています。2台以上設置しておくと、どちらかが壊れた場合に、バックアップできる可能性が高いため、最低でも2台設置が無難だと考えています。
具体的には、エアコンを1軒で1台のみの設置にすると、夏に冷房が壊れた場合は、生命の危機となります。故障は、真夏か真冬に分かることが多いです。真冬にエアコンが無くとも、電気ストーブ・電気毛布などを代替品とすることで過ごせますが、真夏の冷房に代わる家電はありません。そのため、2台以上エアコンを設置することにしています。
当社の実例として、真夏、2階の主に冷房用として使っていた壁掛けエアコンかが故障して、入替するまでの間、暖房用に使っていた床下エアコンを冷房で使ったことがあります。
エアコンからの水漏れの多くは、ドレン管(ドレンホース)が原因

エアコン室内機からの、主な水漏れ原因は、エアコン室内機で発生した「結露水」が、何らかの理由で屋外に排出できなくなっているということです。
その原因の多くは、結露水を排出するドレン管、もしくはドレンパンに何らかの不具合が起きていることが殆どです。
■ドレン管の不具合の内容
エアコンの水漏れの原因となる「ドレン管の不具合の内容」は、主に以下の4つだと思います。
- ドレン管にホコリやゴミが詰まっていて、結露水が外に流れず逆流して水漏れ→施主が掃除して解決できることがありますが、ダメなら業者依頼です。エアコン水漏れの可能性としては、一番高いと思われます。特にエアコン室内機の位置が外壁の内側でなく、家の中央付近にある場合は、エアコン室内機から外壁までの、横引き配管が長くなるります。その場合、仕様書通りのドレン勾配が付いていても、ホコリやゴミが溜まりやすいと思います。
- エアコン設置時に、ドレン管が逆勾配もしくは、緩勾配になっており、結露水が外に流れず逆流して水漏れ→業者依頼。可能性は少ないと思います。
- ドレン管が経年劣化で変形して結露水が逆流して水漏れ→業者依頼
- 結露水が溜まるドレンパン(受け皿)とドレン管の接続不良、もしくは接続部の経年劣化による水漏れ→業者依頼
エアコンのドレン管(ドレンホース)とは?
エアコンのドレン管とは、エアコンの室内機で発生した結露水を、外部に排出するための排水管のことです。
冷房や除湿運転時に発生する結露水を、室内機内部のドレンパンという受け皿に集め、ドレン管を通して室外へ排出します。
夏の冷房時、エアコン室外機の脇あたりにあり、ポタポタ地面に水滴が垂れているのがドレン管です。
施主が簡単に出来る!2つのエアコンの水漏れ対策
以前ブログで、マーベックス社の涼暖という「高断熱高気密住宅用空調システム」を紹介しました。
涼暖の設計施工マニュアルと取扱説明書には、「あるエアコンメーカーの、高断熱高気密住宅における経験と知見」が詰まっており、「どのようにエアコンメンテナンスを行えば良いか?」が具体的に掲載されています。
このエアコンメーカーの場合は、以下の2つのメンテナンスを行うことで、エアコンからの水漏れの可能性が低くなるとのことです。他メーカーの場合も参考になると思います。

- 冷房時は、2週間に1度のエアコン室内機のフィルター清掃(設計施工マニュアルP6)
ダクトボックスがある場合は、フィルター清掃と一緒にゴミ捨て
2.冷房時は、2週間に1度のドレン清掃用ポンプによるメンテナンス(設計施工マニュアルP6)
※上記(設計施工マニュアルP6)(設計施工マニュアルP6)は、こちらのブログ記事に書いたマニュアルのページです。
以下の写真のような、「エアコンドレン清掃用ポンプ」は、ホームセンターやネットで1000円~2000円くらいで購入できます。使い方も簡単です。


有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。
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