2023-08-01
Q1.0住宅 宇都宮昭和の家(宇都宮市)
建材・住宅設備・便利グッズ
高断熱・高気密住宅

床下エアコンを行う場合、機種は何が良いのか?

床下エアコン。エアコンカバーを設置しているところ。家具と一体化されているので違和感が無い

今まで床下エアコンは、北関東ではあまり見かけない床置用エアコンを半分床下に埋めて使っていました。床置きエアコンは良く効いたのですが、容量が大きくてオーバースペックだったこと、値段が高めなこともあり、今回から値段が安い、壁付エアコンに変更しました。

「床下エアコンを行う場合、機種は何が良いのか?」また、「床下エアコンは床下に入れたほうが良いのか?床上設置が良いのか?」についてブログを書きます。

冷暖房設備(エアコン)の容量計算

まずは、Qpexで冷暖房の設備容量を計算しました。暖房設備容量は1.53kw、冷房設備容量は1.62kwとなりました。

建物が矩形の総二階で、1.2階が南側の吹抜けを介して、ワンルームのような間取りであり、冷気と暖気を運びやすい。かつ、南面の日射遮蔽は、ほぼ完璧であり、全ての窓の内側にはハニカムスクリーンも付いています。結果としてロフトの冷房用エアコンと床下エアコンは、共に一番小さな2.2kwのエアコンとしました。

床下エアコンは、ワイヤードリモコンのある機種を選んだ

ワイヤードリモコンとはコレ。エアコンから離れた壁面に設置して、リモコン部で温度を感知するように設定できる。

ワイヤードリモコンとは、エアコン本体と有線接続された、壁に設置されたリモコンのこと。よくオフィスの壁に付けられているタイプのリモコンのことです。

床下エアコンにする場合のワイヤードリモコンの利点は、エアコン本体の温度センサーとワイヤードリモコン部の温度センサーのどちらかを設定で選べることです。

エアコン本体の温度センサーで温度を感知するように設定してしまうと、床下に吹き出した暖気が漏れて、エアコン本体の温度センサーで感知してしまい、部屋は暖かくならないのに、エアコンが止まってしまう可能性が出てきます。

一方、リモコン部で温度を感知するように設定すると、リモコンが設置されている場所での室温を、設定した温度に近づけるので、ワイヤードリモコンのある機種を選んだ方が良いのです。

Q1.0住宅 宇都宮昭和の家の床下エアコン本体は、三菱MSZ-GV2222-Wとしました。

エアコン室内機本体の下端をFL+55mmと設定して、床開口を介して床下に配線して、中継基盤三菱MAC-333IFは床下の大引きの側面に設置、そこから床下を配線して、壁にワイヤードリモコン三菱PAR-44MAを取付けました。

ちなみに三菱のエアコンはワイヤードリモコンにしても、普通の無線リモコンは付いてきます。

中継基盤とはコレ。スマホの半分くらいの大きさで厚みは倍くらい。大引き側面に設置

ワイヤードリモコンは、三菱エアコン以外にダイキンにもあるようです。

床下エアコンは床下に入れたほうが良いのか?床上設置が良いのか?

床下エアコンの気密カバーを外したところ。エアコン下の開口から暖気が床下に入る。

Q1.0住宅 宇都宮昭和の家では、エアコン本体の下端をFL+55mmに設置。当社の巾木高さは45mmなので、巾木の直ぐ上にエアコンを付けたことになります。

エアコンを床下に埋め込むことも考えましたが、床上設置のほうがメンテナンスがしやすいと考えました。床下に入れてしまうと、土台や大引き、もしくは基礎のいずれかに穴を開けることになるので、床上設置に落ち着いた。

床下エアコン廻りの木製気密カバー

床下エアコンカバーを外したところ。暖房時はカバーを付けてエアコン廻りの気密を取る。

床下への吹き出し口廻りを覆って、暖気を床上に漏れにくくする木製カバーは、シナランバーコア21mm厚を使って大工に造ってもらいました。こんな感じ。家具と同じ材料なので違和感がない。

以前採用していた床下エアコンは床置きエアコンでした

床下に半分埋め込まれた床置きエアコン

床置エアコンの場合は、吹き出し口と温度センサーはどちらも本体にありますが、上下で離れていたので、半分を床下に埋めてその周りの気密を取って使っていました。

ただし、日立の床置きエアコンの場合、一番小さなものでも12畳用で暖房4.8kw、14畳用で5.3kwと能力が大きい。家の断熱気密性能が高いため、小さなエアコンでも充分なので、よりの小さく安いエアコンにしたいと考えて、Q1.0住宅 宇都宮昭和の家から、ワイヤードの壁付けエアコンを採用することにしました。

これまで床置きエアコンを採用していた理由はこちら

冷房用のロフトエアコン

冷房用エアコンはロフトに設置した2.2kwの6畳用エアコン1台。

冷房が効くのは引き渡し前に実証済。家全体がワンルームのような間取りということもあり、ロフトの最小エアコン1台のみで、30坪の住宅(吹抜とロフト含む)をしっかりと冷房出来ています。南側の窓を日射遮蔽しなくても設定温度まで下がりますが、日射遮蔽していると、より早く室温が下がる感じ。

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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