「家は性能by一条工務店様」は正しいけど、合板フローリングを使うと、みすぼらしく劣化するので、結局メンテナンスコストは高くなるという実例。
「家は性能by一条工務店様」は正しいけど、仕上げ材の選択結果は、室内意匠やメンテコストにも直結するので大切
今日のブログは、「家は性能by一条工務店様」は正しいけど、仕上げ材にも配慮しないと、持続性が無くなり、結局メンテナンスコストは高くなるという話をしたいと思います。
これから新築住宅を建てようと計画しているご家族が、当社のウェブサイトを見て、話を聞きたいと訪問してくると、ザックリお互いの家づくりの考え方や敷地の話をした後で、ショールームの内装を説明する。
新築で建てている住宅の内装とショールームの内装は、ほぼ一緒だからだ。ザックリの坪単価の話は、メールを頂いた時点で聞かれており、お答え済である。
室内の快適性を、より現実的に体感してもらう場合は、施工した住宅を見てもらうことになる。冬や夏の、寒さと暑さの厳しい時には、断熱性能の高さに由来する快適性が分かり易いからである。
また、施工した家を見てもらうと、適切な箇所に、片付く収納や造り付け家具を配置しているから、他社(特にハウスメーカー)との意匠や機能の違いが分かりやすいはずだ。
引き戸を多用した室内の使い易さと、収納が適切にかつ少し多めに配置された片付く室内になっていることが、分かる人には分かる。他の工務店と比較しても、収納や造り付け家具は多い方だと思う。
ドアを造作(既製品のドアでなく地域の職人が造ったドア)にすることで、インテリアの統一感や持続性も出る。特に30坪程度の小さな家の場合は、室内が狭いので場所を取らない引き戸と、適切な収納計画が重要になる。
ハウスメーカー様の家をリフォームすることがあるが、グレードの高そうな住宅でも基本的に収納が少なく、とても大味(おおあじ)で使いにくそうな室内が多いと感じる。使い易そうな収納や本棚が造り付けられていた記憶はない。収納が少ないから、LDKには空間に合わない持込家具のサイドボードがデーンとあったりする。
大味で使いにくそうだと感じる理由は、収納数を増やしたり、造り付け家具を希望すると、オプションとなり高額な追加になるからだ。
例えば既製品の収納ドアは、当然規格寸法が決まっているので、狭い空間には取り付けられない。造作建具のようにどんな寸法でも造れるというきめ細やかさが無い。
だから結局、使い易い室内は造れないし、大味に感じてしまうというのが実態だろう(想像)。
収納を多くすると、ドアや壁が増えて、木材や下地材はもちろん、施工手間も増えるのでコストアップするから、当然坪単価も高くなる。逆に収納を少なくすると坪単価は安めになるのだ。
実際の建物も見ずに「坪単価、ザックリいくらくらいですか?」と聞いて、安めなところは大抵は収納も少なめで、多くするとオプションになり高くなったりする。これは工務店の建てる家も同じである。
だから坪単価を聞いて、それだけで判断すると、使いにくい大味な家が完成するから注意が必要だ。
坪単価を判断するには、その住宅会社が建てたモデルハウスでない家を訪問して、収納や住み心地を住まい手に詳細に確認した後で、その家の大きさと実際の坪単価を聞くことである。
それが一番現実に近く、失敗が少ない。
以前、お会いしたご家族との当社ショールームでの会話です
「家は性能」を謳っている一条工務店様というハウスメーカーがとても人気で、当社に来られる方は、ほぼ漏れなく展示場を見学しているようです。
■私「当社の建てる家の室内は、こんな感じです。無垢フローリングに室内のドアは造作建具です。」
●お客様「無垢フローリングって値段が高いですよね。高断熱高気密住宅で、性能がキチンとしている住宅であれば、床材は無垢フローリングでなくて良いです。」
■私「床材に無垢フローリングを使っている理由は、意匠性だけでは無くて、メンテナンスコストも安く済むからなのです。」
「たしかに、値段はカラーフロア(合板フローリング)よりも、無垢フローリングのほうが高いですが、手か届かない程差額があるという話ではないと思いますよ」
●お客様「メンテナンスコストが安く済むって、どういうことですか?」
■私「カラーフロア(合板フローリング)は、新築時の見た目は本物の木のフローリングに見えますが、経年するとこんな感じに劣化することがあります」
■私「これは、私の住んでいる家のLDKの床材です。室内で犬を飼っていて、犬がよく横になったり、舐めたりしているので、カラーフロアの表層が剥がれました。」
「カラーフロアは表層だけが木目で下地が合板なので、よく使う部分はこのように劣化します。こうなると、塗装等の補修が出来ません。家の中の数箇所がこのようになると補修方法は無く、みすぼらしくて貼り替えたくなる方もいらっしゃいます。」
「合板フローリングは工業製品なので、貼り替えの時期には既存フローリングは廃盤になっており、その部屋だけ貼り換えても、他の部屋のフローリングとは、色も質感も合いませんから、家全体の統一感は無くなります。」
「リフォームで床貼り替えるとなると、最初から無垢フローリングを貼ったほうがずっと安いです。」
※ちなみに、合板フローリングの表層が剥がれた、表層が剥がれてケバ立ったという理由で、床の貼り替えリフォーム工事をした経験は複数あります。頻繁に人が往来するLDKの床が剥がれることが多いです。見た目が悪いだけで、機能的には問題なく使えるのですが、剥がれは複数個所起こりますから、一度気になると貼り換えたくなるようです。
※「合板フローリングにして後悔した派」の人は、実は非常に多いと思います。
●お客様「なるほど」
※家を建てる消費者は、ハウスメーカー様で定番の合板フローリングや工業製品のドア、窓枠が写真のように不格好に劣化することを知らないのが現状である。
※始末が悪いのは、工業製品なので、貼り替えの時期には廃盤になっており、同じ商品が手にはいらないこと。床のリフォームをしても、貼り替えしない部屋と同じフローリングにはならない。これも知っている消費者は少ない。
※「家は性能」は正しいが、強く刷り込みをされてしまうと、「頭の中は断熱性能オンリーになり」、仕上げ材のことまで頭がまわらないのだと思う。
※建築家の建てた住宅が、長持ちしている理由はデザイン性の高さもあるが、仕上げ材に廃盤になりやすい工業製品を使わず、長持ちする普遍的な材料を使っているからだ。建築家住宅は基本的に性能(断熱性能)は低いので参考にならないが、普遍的なデザインと仕上げ材の選択は参考になる。この場合参考にする建築家は、大勢いる自称建築家ではない。普遍性のある住宅を造っている評価の高い方を参考にしよう。
■私「床材が無垢フローリングであれば、経年変化はしますが、劣化したという感じにはならないので、基本的には床の貼りかえは必要ないです。だからメンテナンスコストまで見ると、無垢フローリングにしたほうが結局は安いです。」
室内ドアも既製品でなく、造作建具の1択だ!
●お客様「経年した時のリフォームのことも考慮に入れて、仕上げ材も考えて新築しなければならないなんて、初めて知りました。」
■私「室内のドアも、既製品だと廃盤になり、部材が確保できなくて直せなくなります。極端な話ですが、ドアの一部が壊れただけで、ドアと廻りの壁を全て壊して交換するなんてこともあり得ます。そうなってしまうと、とてもお金が掛かりますし、そこだけ別のドアを入れることになるので室内の統一感は無くなります。」
「だから、室内ドアも造作建具が良いのです。地域の職人が居れば、基本的にいつまでも修理が効くし、ドアと家具の部材を合わせれば室内の統一感も出ますよ。」
造作建具と既製品ドアのメリット・デメリットを知りたいならこちら。既製品の建材は廃盤になるから修理も効かなくなるという話。
造作ドアにすると決めた理由は「吉田さんの造る住宅はダサイ!」と言われたからでした
無垢フローリンクを最終的に諦める人
無垢フローリングに、興味や憧れを持つ人は多いけど、最終的にあきらめる人も多いのが、現実だと思います。
そして新築後、無垢フローリングを実現させた友人宅を訪問して、後悔したという話も聞きます。
無垢フローリングの利点は、経年美化して味わいが出て、足触りが良いこと。合板フローリングのようにヒヤッとした感じもしないし、高級感というか、本物の良さがある。
ただし、経年美化と捉えるか経年劣化と考えるかは、住まい手によるので、造り手側は、見極めが重要だ。
最終的に無垢フローリングを諦める人は、「価格が高い 」ことと、「メンテナンスが大変だ」ということを聞かされた結果、無理やり納得するケースの2つです。
確かに、無垢フローリングの価格は、合板フローリングより高いですが、差額で考えれば、手が届かないということはないです。
差額金額を容認できるのであれば、無垢フローリングを手に入れることも可能であり、写真のように合板フローリングが劣化して、貼り替えするということもありえません。
合板フローリングよりも無垢フローリングのほうがメンテナンスも楽
次に、合板フローリングよりも、無垢フローリングのほうが「メンテナンスが大変だ」という話は間違いなので、キッチリと否定しておきます。
多くの無垢フローリングを施工し、会社のショールームが無垢フローリングで、自宅が合板フローリングの私の実感は、無垢フローリングの方がメンテナンスが簡単です。
写真の合板フローリングのように、表面が剥がれてくることもないし、不格好に劣化することがありません。写真のようになると、塗装も含めて補修方法はありません。
無垢フローリングなら、夏場床がベタベタすることもない。夏に汗をかいたまま、裸でフローリングの上にゴロンと寝ても、無垢フローリングはサラッとして気持ちいい。
また無垢フローリングは10年~15年で貼り替える必要もありませんし、年1回ワックスを掛ける必要もありません。
ただ、無垢フローリングは基材が合板でなく無垢材なので、夏の湿気が多い時には膨張して、冬の乾燥するときには、収縮します。
ですから、合板フローリングと比べると、多少隙間が開いたり、反ったりするので、神経質な人には向いていない材料です。
自分や家族が、少しの隙間や反りに堪えられない神経質な性格だと感じる人は、迷わず合板フローリングの1択です。
合板フローリングも木質素材なので、多少は隙間が空いたり反ったりしますけどね。
ヨシダクラフト 内部仕上げ材についての考え方
室内の床材の占める割合は大きく、印象に残るため、フローリングについては以下のブログを書いています。
無垢フローリングと合板フローリングの違いとメリット・デメリットは、カットサンプルの断面から分かる
どんどん変形するフローリングがあるという実話!家のフローリング仕様を今すぐチェックしよう!
当社の収納に関する考え方はこちら。片付く収納
家具に対する考え方はこちら。こだわりの手作り家具
小さな家についての考え方 小さな家で大きく暮らす
有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。
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一条工務店で建築中の者です。いつの情報で記載されているのかわかりませんが、一条工務店はシートフロアであって合板フローリングではありません。 シートフロアは味気ない・・・という場合は朝日WTの突き板フローリングをオプションで選べます(高額ですが) 本ブログでミスリードされる施主が出てこないように、コメントさせていただいたことご容赦くださいませ。
kanoさん、書き込みありがとうございます。 私が書いたブログの合板フローリングの劣化の部分の記述は、施主(消費者)をミスリードするようなものではなく事実だと考えているので、少し長くなりますが説明したいと思います。 ■無垢フローリングと合板フローリングの違い 私が合板フローリングと書いた意味は、「フローリングの基材が合板なので」合板フローリングと書きました。基材が合板の意味は、ブログに掲載した写真を見て頂くと分かりますが、フローリングの断面を見ると分かります。 合板フローリングの表面仕上げには、何種類かあるのは知っていますが、住宅建築業界では、通常、無垢フローリング以外を「合板フローリング」か「カラーフロア」「複合フローリング」と呼んで区別しています。 コメントにあった朝日WTの突き板フローリング/ライブナチュラルも基材が合板なので、「合板フローリング」です。 ■シートフローリングだとすると、合板フローリングの中でもランクは低いと思われる Kanoさんのコメントの中に、「一条工務店はシートフロアであって合板フローリングではありません。・・・」とありました。 kanoさんのおっしゃっているシートフロアは、シートフローリングのことではないでしょうか? シートフローリングだとすると、kanoさんには言いにくいですが、合板フローリングの中でもランクが低く、できれは使わないほうが良い材料かもしれません。 シートフローリングについては、以前ブログを書いていました。シートフローリングのある種類は、フロアコーティング業界では、使い捨ての床材とも言われているようです。 シートフローリングについてのブログはこちら。 どんどん変形するフローリングがあるという実話!家のフローリング仕様を今すぐチェックしよう! ■朝日WTの突き板フローリング/ライブナチュラルは、正に「合板フローリング」 朝日ウッドデック様のウェブで、朝日WTの突き板フローリング/ライブナチュラルの断面を見たところ、基材が合板なので、これは分かり易く「合板フローリング」です。 朝日WTの突き板フローリング/ライブナチュラルの断面 ■無垢フローリングと合板フローリングの「経年変化の違い」は「断面構成の違い」から起こる 無垢フローリングと合板フローリングを区別するのは、断面構成の違いから由来する「経年変化に違い」が起こるからです。 無垢フローリングであれば、当然芯材まで無垢材なので、人が頻繁に歩いて、摩擦で経年変化しても、重いモノを落として凹んでしまったような劣化であっても、不自然な変化はせず、味わいを増す経年美化と言えるような変化をします。 しかし無垢材なので、湿度により反ったり隙間が開いたりはあります。また、経年美化も人によっては、経年劣化と捉える方がいますので、施主の憧れだけで、無垢フローリング等の自然素材を使ってしまうと、ハードクレームになることもあり、施主も住宅会社も大変なことになります。 対して、「合板フローリング」は表層しか仕上げ材を貼っていないので、よく歩く部分は摩耗して下地が見えたりして、不格好に劣化してしまったり、重いモノを落としたりすると凹んで合板が見えてしまったり、経年劣化と言えるような安っぽい変化をしてしまうことがあります。しかし、合板フローリングは基材が合板なので、反ったり隙間が開いたりは「しずらい」ので、初期クレームは起こりにくいと思います。 シートフローリングの場合は、基材が合板やMDFな上に表面仕上げ材が、オレフィンシートという薄いプラスチックシートに木の模様が印刷されたものを貼ったものだとすると、経年劣化を起こしやすいのではないでしょうか? これらは、フローリングの断面構成の差による結果であり、よく考えてみれば当たり前のことだと思います。 無垢フローリングと合板フローリングの違いとメリット・デメリットについては、以前ブログに書きました。 無垢フローリングと合板フローリングの違いとメリット・デメリットは、カットサンプルの断面から分かる。 ■内装建材は無垢材と造作建具が長持ちして、新建材は短命になりやすい理由 無垢材と、新建材(合板)の断面の違いによる経年変化の違いは、フローリング以外にも、ドア本体、窓枠、ドア枠、巾木、廻り縁と室内の木部すべてに及びます。 既製品の、特に新建材の内装材を使ってしまうと、ドアや窓枠の表層の木目シートは、接着剤で貼ってあるので劣化して剥がれてしまったり、傷がついて表層シートが破れたりして、みすぼらしくなることがあります。 対して、無垢材の窓枠やドア枠を使っていれば、そもそも本物の木材であり、「表層だけの木目シート」では無いので、経年してもみすぼらしい劣化でなく、傷も味わいと感じるような経年変化をします。 ただし、何度も書きますが、無垢材同士の合わせ目等は、少し隙間が開いたりしますし、木材自体が多少反ったりします。生活に支障があるほど変形はしませんが、神経質な人には無垢材は使えません。 だから、多くの方を相手にするハウスメーカー様では、使いにくいのかもしれません。その代り、無垢材や造作建具は、味が出て長く使えるという性質を持っています。 ■既製品の建材は、廃盤になるので修理が効かなくなる可能性が高い また、合板フローリングを含む既製品の建材は工業製品であり、定期的に廃盤になるので、部品が無くなると、修理も「しずらくなる」のが実情です。 建材が廃盤になると、どういうことが起こるかというと、例えば室内ドアのレバーハンドル金物が壊れて、調べたら廃盤になっていたとすると、レバーハンドルの交換が出来ない可能性が高くなると思います。 レバーハンドルの交換が出来ないと、ドアの交換ということになりますが、既製品のドアはドアと枠が一体なので、ドアだけの交換だけでは済まず、ドア枠廻りの壁も壊して、ドア自体を交換という、大がかりでお金が掛かることになる可能性もあります。 対して、室内ドアを造作建具(ぞうさくたてぐ)で造っていれば、工業製品ではないので、廃盤になることはありません。基本的には地域の建具職人や大工が修理したり削ったりして、長く使うことが可能です。 値段は当然、造作建具のほうが高いですが、インテリアに馴染んで、長く使えることを考えると、私は造作建具をおススメします。 既成品建具(ドア)と造作建具のメリットデメリットは、以下のブログをご覧ください。値段についてもザックリ触れていますし、既製品の新建材が一般的にダサいと言われていることも書いています。 造作ドア(造作建具)にすると決めた理由は「吉田さんの造る住宅はダサイ!」と言われたからでした。 既製品の工業製品のドアで家を造ると、ドアのみの修理は効かなくなる可能性が高いというのは以下のブログをご覧ください。 【会話】建具職人が造った造作ドアは、時を経ても別の建具職人が修理出来る!しかし既成品ドア (既製品建具)は古くなると修理が効かない可能性が高い!という職人との会話 最後に、合板フローリングと床暖房について書きます。 ■床下エアコンのほうが床暖房より快適 一条工務店様を含むハウスメーカー様では、床暖房が「ウリ」の会社が多く、必然的に合板フローリングなのだと思います。 床暖房は、床を暖めて30度前後とかなり高温にする必要があるので、無垢のフローリングが変形してしまい使えません。 また一般には知られていないことですが、床暖房より床下エアコンのほうが快適性が高いです。無垢フローリングも使えるので、持続性が高い上に足ざわりも良いです。 床下エアコンにするには、断熱性能が高いことが必要事項で、Q1(キューワン)クラスの断熱性能と、床断熱でなく基礎断熱にすることが必要です。 床下エアコンの施工事例はこちら 私が設計施工した断熱性能Q値1.35、C値1のお客さんのお宅に宿泊した感想と室内温度 ■最後に、一条工務店様で新築中のkanoさんに質問 「ハウスメーカー様はどの会社も(ハウスメーカー様に限らず多くの工務店様も)、基本的に既製品の工業製品の仕上げ建材を使って家を造るのが普通なのですが、既製品の建材は、廃盤になると修理できない可能性が高くなるので、 今回ブログに書いたように、リフォームしたくなるような経年変化をすることは、無垢材や造作建具を造って家づくりをしている工務店には常識なのですが、知らない消費者が多いと感じます。 断熱性能が高くても、工業製品の仕上げ建材を使った場合の良くない経年変化は、建て替えの原因になることがあるので、依頼先を決める時に住宅会社が「仕上げ材に何を使っているか?」把握するのも重要な、依頼先選択の要素だと思います。 kanoさんは既製品の工業製品の仕上げ建材の、良くない経年変化や廃盤になることは、依頼先を検討していた時点で知っていましたか?それとも今回、初めて知りましたか?」