2017-07-18
A-house(上三川町)
庭・外構

【写真】4年前と現在の庭の様子を比べてみる。庭に「緑のトンネル」があると涼しく、室温も上がりにくい

現在の庭、2017年7月。気温は30度を超えていたが木陰は暗めで涼しい。

 

写真は、先々週伺った栃木県上三川町本郷台団地のAさんのお宅のエントランスポーチ。

 

築8年目で、年々緑が濃く茂ってきた。Aさん自作の植栽である。床の大谷石も施主DIY。

 

4年前と現在の庭の様子を比べてみる

4年前の庭、2013年5月

 

4年前の2013年5月の庭の様子はこちら。

 

Aさんの庭造りDIYブログ

 

今は、道路から見ると植栽で建物の一部しか見えないが、植栽があると建物の雰囲気よくなるのも利点である。

 

建物の南面が林のような植栽になっており、緑のトンネルをくぐって玄関に入る。

 

気温は30度を超えていたが、木陰は非常に涼しい。

 

9Mある緑のトンネルをくぐった奥が玄関である。

 

木陰を通って玄関まで行くと涼しく感じる

道路が暑くても木陰を歩いて玄関まで行く間に非常に涼しく感じるのは、道路と木陰の温度差があるのはもちろん、樹木の下を通ると、感覚的・視覚的にも涼しい気持ちになるのだ。

 

Aさんに聞いたところ、木陰の恩恵で室温が上がりにくく、夏も非常に涼しいとのこと。

涼しい理由は、写真のように建物に当たる太陽光が遮られているから。当然、建物の温度は上がりにくい。

 

庭と外構を一体で設計する

 

ただし、1本カエデの木が、根切りをしても大きくなりすぎて、追いつかないらしい。

 

ガレージが敷地の一番奥にある理由

Aさんのお宅は、施主の希望でとても変わった配置になっている。玄関から一番遠いところ玄関があり、その奥にガレージスペースがあるのだ。

 

一般常識だと、ガレージは道路側で、家が奥にあるというのが普通である。

 

だから、打ち合わせで「ガレージでバイクを分解して組み直したりしている姿は、人に見られたくないから、ガレージは道路から見て一番奥にしたい」と理由を説明されても、分解している様子を見たことが無かったので、具体的には理解できなかった。

 

最近になってFacebookで、Aさんがバイクを分解メンテしている写真を見て、ようやく理解できた。

 

当社では結構、ガレージのある家は施工している。

吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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コメント
A

紹介ありがとうございます.モミジ(カエデ),休眠期に入ったら大々的に根と枝を剪定してみようと思います.再び根が広く張ってしまうと元に戻ってしまうので,できれば周囲の土を突き固めてみようかとも考えてます.上手くできるかどうかは分かりませんが. 裏庭ガレージは超便利ですね!分解整備は小さな部品がたくさんバラバラになるので,人目に付かない所での作業は重要です.いたずら防止になりますし,作業にも集中できるのでミス防止にもなります.

2017年07月20日
yoshidacraft

ブログにさせて頂きました。 この前、お会いした時の話だと、モミジ(カエデ)が大きくなりすぎたので、伐採するかもという話でしたが、その後どうなるのか? 興味があります。できたら成長が止まってくれたら良いのですが。 普通、ガレージの配置は道路側ですから、なんで道路から一番遠い裏庭にガレージを配置するのか、言葉では理解できても見たことが無かったので分からなかったのです。 facebookにあがっていたバイク分解メンテ写真によって、裏庭ガレージの意味が分かりました!

2017年07月21日