洗濯物が雨に濡れずに干せる、屋根付きウッドデッキの作り方
屋根付きウッドデッキにすると、洗濯物が雨に濡れずに干せて、ウッドデッキにも雨が掛かりにくくなるので、耐久性が上がります。
また、屋根付きウッドデッキの壁として、目隠しフェンスを付けることで、街中の道路から近い敷地でも、大きな窓が設置できます。冬も大きな窓からの太陽光により暖かく過ごせます。冬、大きな窓はお金の掛からない暖房機の役目をします。
屋根付きウッドデッキのメリット・デメリット
- 雨の日でも洗濯物が干せる。
- ウッドデッキに雨が掛かりにくいので耐久性が増す。
- ウッドデッキは部屋の延長として使えるので広がりを感じる。
- 室内からウッドデッキフェンスの本物の木が見えることで、豊かな気分になる。
- ウッドデッキに壁と屋根があると、夏、日射遮蔽のすだれ等を取り付けやすい。
屋根付きウッドデッキのデメリット
- 大雪や強風の時に屋根のポリカ波板が壊れる可能性がある。
屋根付きウッドデッキの作り方
ウッドデッキに屋根を付ける場合は、建物の外壁材を貼る前、透湿防水シートを貼った後に、ステンレスのL型金物を外壁下地に付けておいて、外壁材を施工します。外壁材と金物の取合いは、シーリングして防水しておきます。
その後、ウッドデッキ施工時に金物に木材をビス留めします。直接外壁材に穴を開けて木材を留めるよりも、雨仕舞が良く、経年しても漏水の可能性が低くなります。
コンクリートの上に束と柱を建て、根太を流します。下が土の場合は、防草シートを敷いて砂利を敷き、束石を建て束と柱を建てます。下が土の場合は、デッキ下に雑草が生えてこないようにしておかないと、後からデッキ下の雑草を抜くのは大変です。また、下が土の場合は、束石が沈下しないように確認してから束石を置きます。
今回デッキ材は、水に強く施工性も良いウエスタンレッドシダーを使っています。塗装はウッドロングエコを事前に塗装しました。
ウッドデッキの屋根下地も完了し、目隠しフェンスを施工しているところ。目隠しフェンス隙間は2㎝としている。隙間2㎝は室内が見えにくく通風も良い隙間寸法。ウッドデッキのルーバーフェンスの高さは、道路から1.9Mくらいにしました。そうすると、道路から室内が見えずに、室内から外が見やすくなります。
有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。
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