犬の寿命を10年延ばしたノーベル賞受賞の大村教授に住宅屋として改めて感謝した
昨日、かかりつけの岩上動物病院に、犬2匹と毎年恒例のフィラリア投薬前の診察に行ってきました。
関東で犬を飼っていると、5月末から11月末までの6ヶ月間が犬にフィラリア予防薬を投与する期間です。
蚊が媒介する病気なので、関東で蚊の発生する半年間は薬を飲ませます。錠剤を毎月1回、ドックフードに混ぜて与えフィラリアを予防します。
獣医師の岩上さんと、去年ノーベル医学・生理学賞を受賞した大村教授の話になりました。
岩上さんも、フィラリア駆除薬が一般化したのが犬の寿命が延びた最大の要因だったと言っていました。ベテランの獣医師さんであり、フィラリア駆除薬が無い時代から獣医をしているので、その差は歴然なのと思います。
フィラリアについてザックリ説明
フィラリアは、蚊が媒介する寄生虫が起こす病気。フィラリアの別名は犬糸状虫。感染すると、心臓(肺動脈)に成虫は寄生して、心臓病、肝臓病、腎臓病など、いろんな病気を引き起こす、とても恐い病気。成虫はそうめんのように細く長い虫です。
フィラリア駆除薬が出来て犬の寿命は10年延びた
フィラリア駆除薬が一般化する前の1980年は、犬の平均寿命は2.6歳だったのですが、1995年には犬の平均寿命は12.4歳になっています。何と12年間で、約10歳も寿命が延びている。1983年に大村教授がアメリカのメルク社との共同研究によって発見したアベルメクチン(イベルメクチン)が発売されて、フィラリアに罹らなくなり寿命が延びたのです。
12年の間には、室内飼いが多くなり他の病気にも気づきやすくなったことや、ドックフードの質も良くなったという改善点はあったと思いますが、主な長寿要因は大村教授のフィラリア駆除薬も開発だと思います。現役の岩上獣医師が言っているのだから間違いありません。
上記出典にもこうあります。
1980 年代はじめの死亡原因は,犬の場合フィラリア,回虫,ジステンパー,レプトスピラなどの感染症,交通事故,栄養失調などの幼獣の死亡が多かった.フィラリアの駆虫,混合ワクチンの普及,放し飼いの減少,ドックフードの普及により幼若動物の死亡が減り,平均寿命が少しずつ長くなった。
室内で犬を飼うための造り付け家具(犬の部屋)2例
一般の人が犬は家族の一員だと言えるのも、私が犬と暮らす家を造れるのも大村教授のフィラリア駆除薬の開発のお蔭です。犬の平均寿命が3歳以下だったら、室内で犬を飼うための家具(犬の部屋)を造ろうなんて誰も思いません。犬小屋が家具化されると、室内がスッキリした印象になります。
有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。
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