古い分譲地に暮らすメリットはこれ。土地を探す場合は、ゴミ捨て場をチェックすると周辺事情がわかるという話
先日、完成住宅の写真撮影で、IS-houseに行ってきました。
平成26年1月末にリフォームが完成しましたから、引渡し後もうすぐ2年になります。
ISさんが中古住宅を買ってリフォームした時は、両隣のお宅も空家で、3軒並んで空家でした。
また、リフォーム前に近隣挨拶に伺うと高齢者の方ばかりお住まいの地域でした。
50年近く前(昭和42年頃)に分譲された地域なので、お住まいの方は高齢者が多かったのです。
土地を持たない一次取得者が新築住宅を建てる場合、昔も今も、ほとんどが分譲地に住むことになります。
そうした街に住み始めるのは、若い世帯がほとんどなので、30~40年経つと老人が多い地域になります。
時を同じく、空家になったりして、古い分譲地に世代交代、家族交代が起こります。ISさんが中古住宅を買った地域が、正にそうした地域です。
去年の1月にISさんのリフォームが完了して住み始め、その後すぐに、南隣の中古住宅が売れて新しいご家族が住み始め、北隣のお宅は、中古住宅を解体処分して新築中。
3軒並んで空家だったのが一転、3軒共に若いご夫婦とお子さんが暮らし始めます。街に新陳代謝が起こっている感じが分かりやすいです。
基本的に分譲地は、便利な場所から開発されていくので、古い分譲地は、駅に近いことが多く、公共交通機関も使い易い便利な場所である可能性が高い。
反対に、新しい分譲地は駅から離れた車無しでは暮らせない地域が多いです。
また古い分譲地は、街の新陳代謝が起こり、高齢者と若い人が混在する街になってきており、長い目でみるとそのような街のほうが自然であり、暮らしやすいと感じる人も多くいます。
立地が比較的良いことが、古い分譲地のメリットだと思います。
ISさんの、土地を探す場合の地域事情の調査方法が、素晴らしいと思ったので再度記載しておきます。
「ゴミ捨て場などをチェックすると、ネットがキチンと掛かって綺麗になっていることで、当番制や自治会が機能していることがくみ取れる」
ゴミ捨て場が、綺麗になっていれば、キチンとした人が多く住んで居る可能性が高いことが分かります。
雑誌に掲載されたISさんの施主インタビューはこちら
「リフォームをする時に人はどう行動しているのか?」を住宅雑誌に載った施主インタビューから考える
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有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。
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