住宅情報番組、毎日放送「住人十色」に当社WEB写真を提供──透湿防水シートを間仕切り壁に使った住宅が登場!

関西の毎日放送で、毎週土曜17:00〜17:30に放送されている住宅情報番組「住人十色」にて、当社のWEB掲載写真が使用されました。毎回、特徴のある1軒の注文住宅をレポーターが訪れて、紹介する番組です。
紹介されたのは、12月13日(土)放送の♯793「予算1800万円!? 大きな片流れ屋根のローコストハウス」。
使用されたのは、当社サイトに掲載している「透湿防水シート」の写真です。
目次
「透湿防水シート」とは?
透湿防水シートとは、水は通さず湿気(水蒸気)は通す性質を持つ建材用のシートです。通常は外壁や屋根の内部に施工され、普段は見えない存在です。
外からの雨水を防ぎつつ、室内からの湿気を外に逃がすことで、壁内部の結露を防ぐ重要な役割を担っている建材です。
番組からの写真提供依頼
11月中旬、番組担当者から以下の内容の、丁寧な依頼メールが届きました。
- 透湿防水シート(タイベック)を間仕切り壁として活用している住宅を紹介する
- 透湿防水シートの透け感を活かし、光を通す間仕切りとして使用している
- 視聴者への説明用に、御社のWEBに掲載している透湿防水シート(タイベック)の画像を使用したい
内容を確認したところ、ポジティブな取り上げ方であり、面白い試みと感じたため、写真の提供を快諾しました。
「透湿防水シート」が、仕上げ材として、どのように使われているのか?想像してみた
番組担当者からは、「実際に透湿防水シートをどのように使っているのか?」などの写真は送られて来ませんでした。
ですから、「透湿防水シート」を、どのように間仕切り壁に使っているのか?想像してみました。
「透湿防水シートの和紙のような透け感を活かし、光を通す部屋の間仕切り壁として活用しております。」
と、頂いたメールにあったので、
障子戸の「太鼓張り(たいこばり)」のように、「透湿防水シートを障子代わりにして」、柱の両面に貼って、壁として使っているのだろうと想像していました。
障子戸の太鼓張りの意匠と機能

障子戸の太鼓張り(たいこばり)」とは、普通の障子とは違い、障子の組子(木の格子)の両面に障子紙を張った構造の障子です。
一般的な障子は片面だけに紙が貼られていて、もう片側は組子(桟)が見える構造です。
しかし、太鼓張り障子は両面に紙を貼るので、組子が紙の中に隠れます。
太鼓張りは、両面に紙があるため、入ってくる光が、より柔らかく拡散します。組子の影がうっすらと紙越しに見え、通常の障子より光の陰影が美しく出ることがあります。
両面から、質感の良い白が強調されるので、より室内が柔らかく、モダンな雰囲気になります。
紙と紙の間に空気層ができるため、普通の障子より断熱性が高くなるという利点もあります。
実際は「太鼓張り」ではなかった
当初、番組の放送予定は来年1月と聞いていましたが、急遽先週12月13日に放送されました。
ティーバー(TVer)でも視聴可能とのことで確認してみたところ、実際の使用方法は想像と異なり、「1枚の透湿防水シートを柱の中央にピンと張った」、布の看板のようなシンプルな方法でした。
ロゴプリントなしの無地のタイベックを使い、端部をズボンの裾上げのように縫って使用

私たち工務店が使う透湿防水シートには、必ずメーカーのロゴと仕様が印刷されています。なので、室内にそれが見えると工事現場のようになってしまいます。
しかし番組で使われていたのは、ロゴのない無地タイプのタイベックでした。
無地のタイベックがあるなんて知りませんでした。
その端部はズボンの裾上げのように折り返して縫われており、4辺がきれいに仕上げられていました。これにより、工事現場感が薄れ、インテリアとして受け入れやすい印象でした。
調べたところ、ロゴ無しのタイベック製品として「タイベック®1442R(ソフトタイプ)」「タイベック®1073D(ハードタイプ)」が存在し、このお宅では、おそらく後者が使われていたと思われます。
紹介された住宅の特徴
舞台は愛知県犬山市。設計者であるご主人が自邸を“実験台”として、徹底的なコストカットを施した住宅でした。
- 建築費:1,800万円
- 設計コンセプト:必要最小限で構成された「実験住宅」
- 片流れ屋根:コスト削減のためのシンプル設計
- 間取り:廊下無し。壁も最小限にし、吹き抜けのリビングを中心に構成
- 間仕切り壁:通常は外壁下地用の「透湿防水シート」を室内の間仕切り壁に活用
- 扉:設けず、カーテンで代用
- 2階:あえて快適さを追求せず、1階に家族が集まる設計
奥様は医師で研究者。服装も住宅と同様、ローコストかつミニマル。ユニクロやGUを愛用し、服の量も非常に少ない。センス良く、必要なものだけを選び取る暮らしが印象的でした。
自分に自信がある方は、他人に対して自分を大きく見せる必要はありません。かつ、仕事に熱中していれば、モノも少ないほうが時間を取られません。ライフスタイルにも、この住宅同様、ミニマルさを感じました。
番組は現在、TVerで視聴可能です
♯793「予算1800万円!? 大きな片流れ屋根のローコストハウス」
👉 視聴はこちら

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。
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