ニュースレターを10年ぶりに再開しました!「住まいのかわら版 52号」

10年ぶりに、当社のニュースレターを再開いたしました。
住宅建築業界においてニュースレターとは、A4~A3サイズの紙面で、お客様等にお届けする“暮らしの情報誌”のようなもの。
2015年の第51号を最後にお休みしていましたが、今回、主に当社のお客様向けに、再開することにしました。
意外と知られていない、住まいのメンテナンス方法や、暮らしのヒントになる豆知識などを分かりやすくご紹介し、快適な住まいづくりのお手伝いができればと思います。
本日のブログでは、当社のニュースレターの歩みと、再開に至った背景についてお話しさせていただきます。
目次
当社ニュースレターの歩み
古い号を振り返ると、第1号が1999年(平成11年)9月でした。第51号が2015年(平成27年)に発行されていました。
1999年~2015年までの16年間にわたり、年に約3回のペースでお届けしておりました。


手作りで始まったニュースレターと配布の工夫
当時は、私自身がパワーポイントやワードで原稿を作り、リース契約していたリコーの印刷機で3,200部程を印刷していました。印刷機はコピー機に似ていますが、より低コストで大量印刷できるものです。
印刷したニュースレターは、家内制手工業的に「長3封筒サイズ」に折っていました。これは長3封筒という定形封筒に入るサイズで、ポスティングしやすいサイズです。長3封筒は、よくご家庭に届く、小さく細長い封筒です。
ポスティングしていた区域は、私の中学校の学区くらいの広さです。ポスティング区域以外の顧客には郵送していました。
当社近隣は家が密集しているため、ポスティングは比較的行い易かったです。100枚ポスティングするのに約1時間程度。仮に3000部だと30時間くらい掛かりました。それを2人で、仕事の終わった夕方くらいから、暇を見つけてポスティングしていました。 少し遠い所は自転車で行って、近くに停めて歩いてポスティングしていました。
ニュースレターをやめた理由
1999年~2015年までの16年間のポスティングにより、小さな修繕工事から新築や大規模リフォームのご依頼まで、多くのお客様とのご縁をいただきました。今もなお、そのご縁が続いていることに深く感謝しております。
しかし、2013年ごろから徐々にポスティングへの反応が薄くなりました。世間では、紙からWEBへの本格的移行期だったのだと思います。私も同時期くらいから、ブログを中心としたWEBでの情報発信に注力し始めたことで、ニュースレターの作成・配布まで手が回らなくなりました。これらが、ポスティングを辞めた理由です。
ニュースレター再開のきっかけは「お客様とのつながり作り」
今回ニュースレターを再開することにした最大の理由は、「お客様との継続的な接点を大切にしたい」という思いです。10年前までは、年3回程のニュースレター送付に加え、年末のカレンダー配布、年賀状といった形で、年間5回ほど接点がありました。
しかし10年前にニュースレターを停止しWEB重視へ移行。さらに昨年末からはカレンダーの配布も辞めたことで、お客様との接点が減ってしまいました。カレンダーの配布は、年末に車で回っていたのですが、忙しい時期と重なるため大変で、交通事故の心配もあり辞めました。
いくらWEBで住まいの情報を発信していても、すでに家づくりが完了されたお客様が、定期的に当社のホームページを訪れることは少ないのではないか…。そう考え、紙のニュースレターを通じて、再び皆様の暮らしに寄り添う情報をお届けしようと思ったのです。
ネット印刷は、ニュースレター作成の強い味方
ニュースレター再開にあたって活用したのが、ネット印刷サービス「ラクスル」でした。WEBからデータを入稿するだけで、印刷から折り加工まで一貫して行ってくれます。
驚いたのはそのコスト。自社コピー機でのカラー印刷の約半額であり、それは折り加工まで入った価格です。それも、使われる紙は普通のコピー用紙ではなく、厚めの新聞折込チラシと同じ、しっかりした用紙。今回からポスティングは行わず、既存のお客様に向けた枚数だけを注文しました。
当時にはなかったネット印刷の進化
ラクスルのネット印刷サービスが、本格的に始まったのは2013年のようです。私がニュースレターを印刷機で作っていた時に、ようやく出始めた便利なサービスです。今ではPDFデータと顧客名簿を送れば、印刷・折り加工・宛名印刷・封入・投函まで、一括対応してくれる業者もあるようです。
当社では印刷と折り加工までを依頼し、封筒の宛名印刷・封入・投函は自分で行いました。今後も、この仕組みを活用しながら、皆さまにとって、意外と知らない価値ある情報をお届けしていく予定です。
まとめ
ネット印刷の進化によって、工務店のニュースレターの作成・配布は、以前に比べてずっと手軽になりました。
これからも、住まいの小さなヒントや、お得な情報、暮らしの知恵を、皆さまにお届けできればと思っています。どうぞ楽しみにお待ちください。
有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。
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