床下エアコン廻りの気密部材を3種類試してみた

エアコンと塞ぎ板の隙間は1センチ程度として、塞ぎ板を作成しています。床下エアコン廻りに隙間があると、暖房時に床下から空気が上がって「ショートサーキット」を起こします。

ショートサーキットとは、給気部分と排気部分の位置が近すぎて、狭い範囲で空気が循環してしまい、換気設備やエアコンが効果的に効かなくなること。

ショートサーキットさせずに正常に運転させるには、給気部分と排気部分を十分距離を取るか、給気部分と排気部分を確実に分離する必要がある。

床下エアコンを設置する場合、エアコンと廻りの「塞ぎ板」の気密性を確保して、エアコン周囲の隙間を無くしたほうが、給気と排気を確実に区分できるため、よりエアコンが正常に作動します。また、隙間からの空気の漏れが無くなるので、床下の排気部分廻りに圧力が掛かるので、暖気もより遠くに行く。

床下エアコンはリビングの人目に付きやすいところに設置しているため、気密部材の見た目も大事になります。

一番簡単に床下エアコンの隙間の気密性が取れるのは、太目のマスキングテープでも貼るのが一番簡単ですが見た目が良くないので、ゴムを付けて気密にしています。

床下エアコン廻りの「塞ぎ板」の木口に気密材であるゴムを付けて気密にした

近所のジョイフル本田等のホームセンターに行っても、10ｍｍ程度の隙間を埋められて、長く使えそうな部材は見つかりませんでした。

「ゴム　気密部材」とネット検索して、HC-5という「塞ぎ板」の木口にビス留め出来そうな、厚さ13ｍｍの気密ゴムを見つけました。

床下エアコン廻りの気密部材に使ったゴム　HC-5

塞ぎ板の木口に気密ゴムをビス留めした。

気密ゴムで隙間を塞いだ。

気密ゴムにより、床下エアコンと廻りの「塞ぎ板」の気密性は確保出来ている。各所の床ガラリに手をかざすと、床下エアコンと廻りの「塞ぎ板」に隙間がある時よりも、暖気が出ているのが分かった。

ただし、この気密ゴム、3Mで約3000円程度と値段が高い。10年くらいは使いたいところだがどうだろう?疑問。

今年も室内各所の温度湿度を測るので、床下エアコン廻りの気密性を確保した効果が分かると思う。

ゴムの前は、シーリングで使うバックアップ材を気密部材として床下エアコン廻りに入れていた

気密ゴムの前は、シーリングで使うバックアップ材を、隙間に詰める感じで、気密部材として床下エアコン廻りに入れていました。これもゴムと同じように気密性が取れます。

シーリングで使うバックアップ材を押し込んでいるところ。

値段もバックアップ材は1Mで100円程度と安いです。

しかし、何度か床下エアコン廻りの「塞ぎ板」を取り外すと、バックアップ材は変形していまい、かつ変形したモノは見た目も安っぽい。それで、他の部材を探して気密ゴムにしました。

バックアップ材の前は、袋付きグラスウールを床下エアコン廻りに入れていた

気密性は取れたが、見た目がひどい(笑)

バックアップ材の前は、袋付きグラスウールを床下エアコン廻りに入れて、気密性を確保していました。これもかなり効きましたが、見た目が良くない。

グラスウールを詰めてもエアコン廻りの気密性が取れるので、室内各所の床ガラリから出る暖気の量が、特にエアコンの近くは手で触って分かるくらい増えました。

今日のわかった

床下エアコンのメリットの1つは、1階部分の個室のドアを全て閉めておいても、床下エアコンから遠い部屋でも、暖房せずとも、うっすらほんのりと暖かいこと。いくら高い断熱気密性を持つ住宅でも、個室のドアを閉めてその部屋を暖房しなければその部屋は暖かくならない。部屋を暖かくするには、ドアを開けて他の部屋から暖気を送るか、部屋に熱源を設置する必要がある。床下に暖房機を置くメリットの1つは、1階の部屋のドアを閉めておいても、ほんのり暖かいことだと思います。

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