リフォーム, 建築いろいろ.

去年8月。子供部屋を間仕切り壁で2つに分けるリフォームの様子をブログにアップしました。そのブログをご覧になった方から注文があり、全く同じ物を造って来ました。

 

シナべニア間仕切り壁

新築時には子供部屋に間仕切りを設けずに広く使い、受験前等に間仕切りが必要になったら2つに分けて生活し、その後、子供が独立して家を離れたら、また1部屋に戻して収納や趣味の部屋等で使用するのが理想かと思います。

 

子供部屋の間仕切りの概要と間仕切りを造る方法について書きます。間仕切りを造る方法は何種類かあります。それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。

 

子供部屋を間仕切る理由

子供の受験勉強のために1人部屋で集中して勉強させるという理由と、年頃になったことによるプライバシーの確保のためという2つの理由が殆どです。

 

子供部屋を間仕切る時期と期間と子供の独立後

子供が中学校にあがる前、もしくは高校受験前に子供部屋を2つに分ける工事をすることが多いです。子供が間仕切られた部屋で生活する期間は中学高校の6年間のみである可能性があります。地元の大学に通う場合の4年間を入れても長くて10年程度です。1人暮らしや結婚などで子供部屋が不要になるのに長い時間は掛かりません。ですから、子供部屋の間仕切り壁は子供が大学進学、就職、結婚で実家を離れたら、簡単に解体撤去して1つの部屋に戻せるものが良いのかと思います。

 

間仕切り壁の方法は大きく分けて5つです

1.家具で間仕切りを造る

2.アコーディオンドアで間仕切りを造る

3.建具で間仕切りを造る

4.解体できない造作壁で間仕切りを造る

5.解体撤去しやすい造作壁で間仕切りを造る

 

1.家具で間仕切りを造る
子供部屋家具間仕切り

写真出典

家具で間仕切りを造るといのは、何となく良さそうだがデメリットが多い。最大のデメリットは撤去しにくくなること。撤去した家具の持っていき場が無いのである。また、床と壁と天井にピッタリと合わせた造作家具にする場合は値段も高い。3m弱の長さの壁を家具にすると、家具の形態と材質にもよるが、安くても20~30万円程度はかかりそうである。既製品の家具を置いて間仕切りとする場合は、天井や壁に隙間が空いてしまうデメリットがある。もともとの部屋に収納が無く、家具の壁を撤去しない予定なら選択肢に入るかもしれない。

 

2.アコーディオンドアで間仕切りを造る
アコーディオンドア

写真出典

メリットは可動できるので、子供が独立してからもあまり邪魔にならないこと。デメリットは、遮音性があまりないので、隣の部屋の音が聞こえてしまうこと。冬、隣の冷気が入って来て寒いこと。アコーディオンドアにもいろいろと種類はあるが、コストは1.5間(2.73M)の長さで10万円くらいだろう。

 

3.建具で間仕切りを造る

引き戸や折れ戸を用いて、間仕切りを造る方法。デメリットは遮音性があまりないことと、値段が高めになること。また、解体撤去できないことである。大工工事と建具工事を入れて、1.5間(2.73M)の長さで値段は安くても20万円程度は掛かると思う。

 

4.解体できない造作壁で間仕切りを造る

撤去できない造作壁とは、クロス貼り等の仕上げの普通の壁です。メリットは遮音性は高いのでプライバシーは守られること。また間仕切り壁の中に断熱材を入れると、防音性能が上がるので、よりプライバシーが守られます。デメリットは撤去しにくいこと。クロスの下地は石膏ボードで造られていますが、クロスとパテでビスの位置が分からないので、素人が撤去するには大変です。また、石膏ボードは産廃処分するのが普通なので、素人は処分にも困ります。間仕切り壁を撤去しない前提なら良いかも知れません。1.5間(2.73M)の長さで値段は15万円~くらいだと思います。

 

5.解体撤去しやすい造作壁で間仕切りを造る

最初に言っておきますが、撤去することを前提に造るならこの方法がベストだと思います。一番上の写真の方法です。写真は工事途中で上のほうが空いていますが、両面からシナべニアを貼って完成となります。9㎜厚のシナべニアを短い25㎜のビスで留め、下地の木材も最低限の本数がビス留めされてているだけなので、素人でも解体出来ます。プラスドライバーが1本あれば、旦那さん1人で解体撤去可能。電池ドライバーがあると、より簡単に解体出来ます。子供部屋間仕切り下地

写真は既存の床に下地木材をビス留めしたところ。溝に間柱を建てて両面にシナべニアを貼る

メリットは遮音性もあり、断熱材を入れれば防音壁にもなり、子供が独立したら自分で解体出来ること。また、べニアと木で造られているので、木材の処分は小さくカットすれば、近隣のゴミステーションに出せるはずです。べニアの種類は、癖のないシナべニアで、厚さは9㎜が良いかと思います。それより薄い厚さ5㎜だと、薄くて遮音性が無くなります。解体を前提とするなら12㎜は必要ありません。9㎜厚がベストバランスかと思います。解体をしない場合も、普通にずっと使えますし、べニアなので、画鋲等も留めやすい壁です。学生が資料を壁に貼ったりするのにも良いです。解体しても気になるのはビス穴と、クロスの色の変化くらいかと思います。天井高さ2.4M以下、1.5間(2.73M)の長さで値段は10万円~くらいだと思います。天井高が普通よりも高かったり、壁が長いと当然値段は上がります。また、壁が出来る部分に、装飾が出ていたりすると壁を造る手間が掛かります。

 

まとめ

子供部屋を間仕切りで2つに分ける方法はいろいろありますが、後で簡単に間仕切りを撤去して1部屋に戻したいなら5番のシナべニアの造作壁リフォームがベストな選択だと私は思います。

  1. ぷにばら

    こんにちは。初めてブログを拝見しました。
    子供部屋を2つに分けようと思っていろいろ調べているときに、このブログに会い、
    それまで背の低い家具で仕切ろうと思っていた私には目からうろこでした!
    質問なのですが、間仕切りの強度はどのくらいでしょうか。
    たとえばですが、地震が来たときや、多少の乱暴な所作(家具を間仕切りに当てるなどの行為)では、
    問題ないでしょうか。低い家具にしようかと思っていた理由の一つに地震などで転倒するのが怖いというのは
    あります。
    差支えない範囲で教えていただけたらと思います。

    返信
    • yoshidacraft

      コメントありがとうございます。

      この間仕切壁は、普通の壁と同等の強度があり、ボンドや糊を使わない
      ビス留めなので自分で解体できることが利点です。
      地震が来たときや、多少の乱暴な所作でも問題はなく、おまけにべニアなので
      どこにでも、ビスが打てます。

      変わった間仕切り壁ではありませんが、
      このブログを見て、同じように子供室の間仕切りを造ったという話も複数聞いています。

      返信
  2. かなぴ

    こんにちわ。様々な工法があるのですね。ちなみに、5番の解体撤去を考えての工法だと、料金はおいくら程になるのでしょうか?12畳弱の部屋を子供部屋として2つに分けたいと思っています。

    返信
    • yoshidacraft

      かなぴさん。
      宇都宮市と近隣市町村なら対応可能です。
      よかったら、直接お問合せください。

      返信

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