住宅設計, , 高断熱高気密省エネ住宅.

家の快適性、省エネを左右する「断熱」は、普段は見えない壁の中・床下・天井裏の「建築技術」のことなので、漫画で学ぶと分かりやすいです。

 

外壁材やフローリング等の表層の仕上げ材なら、いつでも見えるので作り手側も説明しやすいし、住まい手側も理解しやすいのですが、「断熱」という超重要な部分は「隠れている」ので、作り手側は説明しずらく、住まい手側も理解しにくい部分なのです。

 

この漫画を読むと「断熱」充分行うと、快適性が上がり省エネになることが分かる上に、機械のように壊れないので初期投資をしておくとコスパが高いということでもあります。

 

この漫画を読むと、普遍的な断熱技術で建てられる日本最高峰の高断熱高気密住宅を、ザックリ理解できる

この漫画の原作者は、新住協の会沢健二さん。高断熱高気密住宅といってもピンキリですが、この漫画を読むと、普遍的な断熱技術で建てられる日本最高峰の高断熱高気密住宅を分かりやすく理解できます。

 

一般的な高断熱高気密住宅と、どこが違うかと言うと、設計段階でQPEX(キューペックス)という暖房エネルギー消費量を算出する計算プログラムで1棟ずつ計算することにより、地域に最適化された本当に暖かい高断熱高気密住宅が造れます。

 

この漫画は、その過程を理解するのに、非常に分かりやすい内容になっています。

 

漫画の中で、これから家を建てる人が、特に参考になると思われる箇所をピックアップします。

 

漫画のモデルは実在の高断熱高気密住宅、年間光熱費が掲載されている

この漫画は、平成26年東京の秋津で建てられた実際の住宅をモデルにしています。漫画に出ている光熱費や性能計算表は実在するものであり、新築の計画から設計・施工までを網羅した内容になっています。

新築した住宅と旧住宅の年間光熱費が掲載されている。

新築住宅は、延床86㎡のオール電化住宅で年間電気代が114,534円程度であることが、表示されています。

 

ちなみに、延床がほぼ同じ、建て替え前の旧住宅の光熱費も掲載されており、電気・プロパンガス・灯油を合わせて267,000円。断熱性能が良くなり光熱費が半分以下になっていることが分かる内容です。

 

壁は外気に接する面積が大きいので、付加断熱として断熱材を厚くした方が家全体の性能が高まる。

分厚い付加断熱により、家の断熱性能が上がったことで、日中の暖かさがそのまま保温され、省エネになったことが分かりますし、暖房も冷房もほぼしなくても良いくらいで過ごせることが分かります。暖房を切って寝ても朝17度くらいと暖かい。

 

また、夏も断熱材が外の暑さをシャットアウトして「木陰の涼しいイメージ」。冷房もよく効きます。というのが漫画によりとてもよく分かります。

 

断熱材は機械設備のように壊れないのでお得

床暖房やエアコン等の冷暖房は機械設備の為、10年程度で壊れることがありますが、断熱材は機械では無いため、壊れることもメンテナンスする必要もありません。

 

「断熱」はメンテナンスいらずで、建物の寿命と同じだけもちます。だから、新築時に分厚い「付加断熱」として、断熱性能にお金を掛けておくとコスパが高いのです。

 

設計段階で温熱計算をQPEX(キューペックス)で行い、その土地で本当に暖かい住宅を造る

建設地の年間暖冷房エネルギーを計算することができるソフトQPEX

QPEXというソフトは、住宅個々の断熱性能や日射取得熱などを計算し、建設地の気象データをベースに年間暖冷房エネルギーを計算することができます。

 

これは、家を性能数値で判断することができるということ。

 

断熱性能は工法や断熱材の種類のみで判断せず、計算で出てくるQ値等の性能数値で判断する必要があります。性能数値が高いと暖かい家と言うことになります。

 

リーズナブルな高断熱高気密住宅

新築やリフォームをするなら、フランチャイズの高断熱高気密住宅でなく、新住協で提案するような、普遍的な高断熱高気密住宅が良いです。

 

その理由は、フランチャイズの高断熱高気密住宅は、フランチャイズに入会している施工者しか買えない断熱パネル等で構成されているため、普遍性がなく値段も高くなります。

 

その点、新住協はオープンな普遍的な断熱技術なので、勉強すればどの住宅会社でもリフォーム対応できます。

 

断熱性能の高さでも、付加断熱等で自在に断熱強化できる新住協のQ1住宅(キューワン住宅)が、フランチャイズの高断熱高気密住宅より勝っていることがほとんどです。

 

20年程前は、一部のフランチャイズの高断熱高気密住宅の断熱性能が高かったのですが、分厚い200ミリ以上の付加断熱が出てきて、工法勝負が終わりました。

 

高断熱高気密住宅マンガのその他の内容を箇条書き

以下の内容も漫画でとても分かりやすく描かれています。

●夏は暮らし方を工夫して涼しく過ごす

気温が上がる前、朝から窓を閉めて保冷する。高窓や天窓で熱気を抜く。窓の日射遮蔽をして熱を入れない。

 

●断熱材は火災時に安全な不燃材が良い

ロンドンの高層マンション火災の大惨事の原因は、燃えやすい断熱材でした。

 

●窓を暖房機にするための窓ガラスの選び方

冬の日射が多い栃木県の南面の窓は、日射熱を多く取れるガラスを使い、他は断熱性能を優先して不要に大きくしないことが大切。

 

●省エネに効果的な熱交換換気システム

換気システムは、一般的に2種類ある。熱交換換気システムは、換気で捨てる熱を室内に回収できるので暖房エネルギー削減に効果がある。

 

●これまでの家はなぜ寒いのか?高断熱住宅は、どこをどう改良したのか?

これまでの家が寒い理由は、壁が煙突になっており、断熱材が効かないからである。

これまでの家は、壁の内部の上下に隙間があり、壁が煙突になって暖められた熱が壁体内を逃げるので寒かった。それを改良した高断熱住宅の断面が分かりやすい。

 

今日のわかった

高断熱高気密は、普段は見えない壁の内部・床下・天井裏の「建築技術」のことなので、漫画で理解すると分かりやすいです。

 

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吉田武志

有限会社ヨシダクラフト 代表取締役・一級建築士

栃木県宇都宮市を中心に、手作り感のある「暖房を止めて寝ても朝寒くない快適な注文住宅」と既存を生かした「リフォーム・リノベーション」を手掛けている。創業118年の工務店(2017年現在)。

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