FEATURE家づくりの特徴

01普遍的な内外観

栃木県の地域性を考慮した100年経っても古びない、普遍性のある住宅を目指します。
外観の印象を決める大きな要素は、屋根の形と窓の配置と外装材です。
シンプルで美しい屋根を架けて、適切に窓を配置し、長く使える外装材で家を造ります。

01-1普遍的な内外観

栃木の気候風土にふさわしい外観

雨の多い日本の気候風土、特に雷雨の多い栃木県の状況を考えると、勾配の付いた屋根を架けて、軒を出すのが自然です。シンプルで美しい勾配屋根は水キレが良く、軒(のき)が出ていると外壁に雨が掛かりにくく、外壁が汚れにくくなり、結果として耐久性の向上とリフォーム費用の削減に繋がります。

逆に、お豆腐のような四角い住宅は、屋根勾配が緩いために雨水のキレが悪く、「軒の出」も無いため外壁に雨が掛かりやすく、汚れやすくなると同時に傷みも早くなります。

当社では、外観の普遍性と雨に対する耐久性を重視し、屋根にキチンと水勾配を付けて、軒を出すことを外観デザインの基本としています。軒の出は、敷地の広さ・日射取得・外観デザインとの兼ね合いで1棟ごとに検討します。

01-2普遍的な内外観

流行のデザインは追いません

特徴的な意匠の家はシンプルさが無いため、住まい手の好みの変化に対応しにくく、「ああ、あのとき流行った〇〇風の家だね」と一過性の意匠になってしまうことに問題があります。また、趣味を前面に押し出した「若気の至り的なインテリア」も、年月が経ち興味が移ると、大規模リフォームの原因になることがあるので、辞めたほうが良いでしょう。人は歳を取ると、シンプルで本質的な意匠を好むようになるのが普通です。家は、洋服や車のように簡単に買い替えることはできないので、流行のデザインは追いません。

01-3普遍的な内外観

天井は低く

ある程度の広さの吹抜けを設けられる場合、基本の天井高さは2200mmとしています。一般的な住宅よりも200mm程低め。天井を低くできると、様々なメリットがあるのですが、完成後に施主から「天井が低い!」と文句が出ることを恐れて、一部の造り手は、天井を低くしたくても出来ないのが現実です(これホント!)。

天井を低くできるとメリットは多々あります。室内の容積が小さくなるので、冷暖房費用を抑えられます。階高(かいだか:1階床面から2階の床面までの高さ)も低くできるので、建物全体の高さも低く出来ます。建物が低く出来ると、重心が低く落ち着いた外観となります

天井が低くなり、室内のドア枠の高さと天井高さが同じになると、通常はドア枠の上にある「下がり壁」が無くなるので、視線が遠くまで抜けて、部屋が広く感じます。建物が低くなり階段の段数が減ると、1階と2階の距離が近くなるので室内を動きやすくなります。そうなると、上下階の一体感が得られる上に、トイレを2箇所設けなくても済む等メリットは多くあります。

室内が広く感じるコツは、「低い天井」と「吹抜け」を設けて、高さのメリハリを付けること。単に天井が高いだけでは、室内は広く感じられません。