SI-house

──設計者に最低限の要望を伝え、あとはお任せが面白い。

──家づくりを考えたきっかけを教えてください。

長く家族での転勤生活を続けていました。子供の中学校入学を前に、宇都宮市内に中古住宅を購入し、ヨシダクラフトでリフォームしてもらい住んでいました。これとは別に、空き家となっていた実家が宇都宮市内にあり、妻の実家も別にあったことから、家が3軒ありました。それらの家の整理を含め、60代以降どこに住もうか考えていました。

 

リフォームして住んでいた家が、年齢的に寒く感じるようになったことから、当初家のリフォームを考えました。しかし、ヨシダクラフトにリフォーム相談する過程で、住んでいた中古住宅が30坪以下と手狭だったことなどから、空き家となっていた実家を取り壊して新築することにしました。

──家づくりについて、どう行動して、どこで当社に出会いましたか?

新建材を多用する、大手ハウスメーカーの家づくりが嫌いだったので、ハウスメーカーに依頼する考えはありませんでした。当初から、設計士か工務店への依頼を考えていました。ヨシダクラフトは、実家の目の前にありましたし、家づくりについての考え方が合えば依頼しようと思っていました。

──その時の当社の印象を教えてください?

断熱性能の高い家を造っていると思いました。また新建材など、直ぐに廃盤になりそうな部材を極力排除し、将来のメンテナンスやリフォームの時に部材交換できる可能性の高い、普遍的な材料を使って造っている。コンセプトのはっきりした家づくりを模索していると感じました。

──当社と家づくりすると決めた決定打は何ですか?

・ヨシダクラフトが以前やっていたFPの家をやめたこと、FPの家は画一的で嫌でした。

・将来、品番がなくなる可能性のある材料を極力排除して、普遍的な材料を使おうとしていた点。

・断熱性能の高い家を目指していた点

・設計・現場監理を一人でやっており、他人任せでなく設計者の目が行き届いているところ。

・実家が、ヨシダクラフト社屋前であることから、同社のお客様にモデルルームとして見てもらう機会があると思えば、普段から家屋内の整理整頓をしてきれいに住めると思った。

──設計中の打ち合わせで印象に残っていること。参考になったことなどあったら教えてください?

流行に流されない、はっきりしたポリシーを持っており、誠実な人柄と感じた。

──家づくりで、こだわった点、ゆずれなかった点は?

・とにかく暖かい家にしてほしかった。

・家族である二匹の猫たちがゆったり暮らせるような住まい。家の前を流れる川面を物見台から眺められたり、運動のためのネコ柱を設置するなど遊び心のある家にしてほしかった。

・これからますます高齢になることから、管理しやすい、できるだけ小さな家で、手すりを設置したり、段差を少なくするなど、高齢化に配慮した家にしてほしかった。

──施工中、印象に残っていることなどありますか?職人や現場の様子など、何でも結構です。

・毎週現場で進捗状況の説明を受け、工事の進み具合がよく分かった。現場を見られたので、設計図だけではイメージがつかめなかったところも把握しやすかった。

・現場で協議して、必要があれば、軽微な変更ができるところも良かった。

・職人が工事現場内でタバコを吸おうとしているのをしっかり注意しており、現場監理に信頼がおけた。

──実際に暮らしてみていかがですか? 今までの生活と変わったところはありますか?

・床下エアコンによる暖房は、家全体の温度が均一になり、想像以上に暖かかった。その反面、乾燥気味になることから加湿が必要だった。

・断熱性能が高いことは、寒い時ばかりでなく、暑いときも室内の温度が上がらず、屋外より室内温度が低く快適だった。

・快適なので、家で過ごす時間が多くなった。

・より街中に住むようになったので、近所の居酒屋に行く楽しみが増えた。

──家の中でお気に入りの場所、ちょっと自慢したくなるところは?

・1階、2階とも、家の裏を流れる川がよく見えるところ。特に、1階のウッドデッキ手摺の高さ・形状が適切で、リビングからも川がよく見え、その存在を感じられるところ。

・通風がとてもよく、特に天窓を開けると川風が吹き抜け、風通しがとても良くなる。

・天窓から流れる雲が見える。

・1階から2階につながるネコ柱、2階のキャットウオーク・物見台など、遊び心があっていい。

・玄関の木製断熱ドアのデザインが気に入っている。

・1階LDKに設置したオーディオの音が非常に良い。特に2階の吹抜けで聴く音。断熱性能と気密性能が極めて高いことが影響して、オーディオの音の良さに繋がっているのかもしれない。

──実際に住んでみて、こうしておけばよかったと思う所は?

・あるもので工夫して暮らせばいいと思っているので、住み心地での不満点はない。

細かいところでは、
・ネコトイレの砂をきれいにするのに、ネコトイレの入り口をもう少し広目にすればよかった。

・2階窓のネコ用の物見台へのステップをもう少し広くしたほうが、さらにネコが物見台に上がりやすかったが、椅子を置くなど工夫しています。

・ハニカムサーモはとても有効に感じるので、日射遮蔽が必要な箇所に増設したい。

──家造りを計画中の方たちに一言アドバイスをお願いします。

・設計者と相性が合えば、最低限の要望を伝えて、あとはお任せで設計してもらうと、意外性があって面白いです。不満点は工夫で何とかなります。・小さめの家をお勧めします。掃除・管理が簡単です。

──その他・要望など

・定期的に掃除・メンテナンスが必要なところを、掃除・メンテナンスしやすい機器の選択、設置位置の工夫で扱いやすくするなど、住む人にやさしい家づくりをすすめてください。・できれば、住まいの補助金・税金などについてのアドバイスをしてほしいです。

ヨシダクラフトより

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「とにかく暖かい家」で「2匹の猫と楽しく暮らしたい」という2つの要望のみで、お任せ頂いた住まいです。

2匹の猫と楽しく暮らす家、バイクガレージ、大量の本を収納できる本棚、1階で完結する平屋のような間取り、2台の駐車スペース、家事動線と繋がるウッドデッキ等々。施主と相談しながら、多くの要素を楽しく整理出来たと思います。

街中では狭くない47坪の敷地。しかし、1階で全ての生活が出来るようにすると、敷地に空いたスペースが全くありません。2台の駐車場も図面の段階から、ギリギリの大きさに設定するしかなかったのですが、足場解体後に施主と駐車場に立つと、

「これは、車が入らないかもしれない」

「玄関ポーチに車が当たるかも?」と施主と3人で冷や冷やし、ためしに2台駐車してみて

「入った~」と安堵したのでした。

毎回打ち合わせは、約7割以上が「猫の話」になりました。打ち合わせが猫の話ばかりになるのは、猫と暮らす家を設計する場合の「あるある」なのかもしれません。猫は縦移動が得意なので、建築で縦の動線を造ると、遊び心のある楽しい室内になります。
今回、猫建築を色々と造り勉強しましたので、猫と暮らす家を造りたい方はご連絡ください。

打合せの残りの3割は、ケアマネージャーをしている奥様の経験からくる、高齢者にとっても暮らしやすく安全な住まいの実践でした。
毎週、現場を確認してもらい、分電盤の位置を予定よりも低くして脚立に乗る機会を減らしたり、吹抜け手摺に落下防止の木材をプラスするなどしました。
個室と水廻りは2.2Mと天井を低くしていますが、室内に落ち着きが出て、かつ楽に電球交換も出来るので、安全性も高くなっています。

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