A-house

──依頼理由は、腹を割った話し合いができると思ったから

1ヶ月点検時撮影
──ヨシダクラフトを知ったきっかけを教えてください。また、印象はいかがでしたか?

インターネットのホームページで知りました。他の地元工務店さんのホームページも閲覧しましたが、吉田さんが“造り手と住まい手の相性” に言及されている事がとても印象的でした。と同時に家造りへの情熱を感じました。


──ヨシダクラフトを選んだ理由を教えていただけますか?

一言で表現するなら、“腹を割った話し合いができる” と思ったからです。これまでの人生において、売買契約というものはおおよそ“吊るしの買い物”。つまり売り手側の提案する商品を購入する事だったのですが、家造りは“オーダーメイド”。買い手側の意思が入る買い物です。

ところが私(買い手)は家造りの素人、家造りにおいて普遍的に重要なポイントがわかりません。私(素人)のやりたい事と、普遍的に重要な事がバッティングする可能性も十分考えられます。これを適切な着地点にて解決するために必要な事は造り手と住まい手の密なコミュニケーションにあると考えました。吉田さんとの初ミーティングで“この人とはそれ(密なコミュニケーション)ができそうだ” と感じました。



──設計中や施工中の打ち合わせで印象に残っていること、参考になったことなど?

“二面性を常に考える” 事ですね。何らかの思いを形にする“設計”、その形には必ず良い面とそうでない面がある。吉田さんは、よくそうおっしゃってました。オーダーメイド故、初物となる設計は数多く、しかし実際の形になる前にその二面性を考察する事はなかかな骨の折れる仕事だと思います。こちらの要望に対しても,プロの視点で率直に長所/短所の考察をのべてもらえた事は、様々な設計要素の最終判断にとても役立ちました。


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──家造りで、こだわった点、ゆずれなかった点は?

難しい質問ですね。こだわってばかりだったので。(笑)大枠なポイントとしては、通風、動線、必要空間(家を大きくし過ぎない)。ピンポイントとしては和室小上がり、ビルトイン郵便受け、外壁素材、寝室間接照明など。微に入り細に入った要望にも、吉田さんには一つ一つ二面性考察してもらったおかげで適切な着地点を見つけることができたと思っています。

──施工中、印象に残っていることなどありますか?職人や現場の様子など何でもOKです。

基礎屋さん、大工さん、建具屋さん、左官屋さん、内装屋さん、電器屋さん、瓦屋さんなどなど皆さんお仕事中でも、素人の私のチョットした質問に答えて頂いて、おかげ様で家造りを非常に身近に感じる事ができました。



──実際、暮らしてみていかがですか?

住み始めて約2ヶ月半が経ちましたが、非常に住み良い家になったと感じています。しっかり考えた上で造り込んで頂いた部分が多い為か、設計時の想定がほぼ現実になっている感じですね。


旦那様自作の庭
Aさん自作の外構
──家の中でお気に入りの場所、ちょっと自慢したくなるところは?

ぱっと見、わかり易い所では和室の小上がり、ビルトイン郵便受けですね。その他、主観的な部分ですが、良い風通しやシンプルな動線も気に入ってます。あと、四人家族中、男性は私だけなんですが、小便器を付けた事もチョット自慢です。(笑)

──実際に住んでみて、こうしておけばよかったと思う所は?

私の動線考察には登場しなかったのですが、ベランダ幅をもう少し広く取った方が洗濯物の取扱いに便利だったかも、と家内がコメントしておりました。10~15cm程でしょうか。



──家造りを計画中の方たちに一言アドバイスをお願いします。

納得の行く家造りの為に、“作り手とのコミュニケーション”を重視しました。を挙げさせてもらいます。オーダーメイドの家造りは、自分の思いが形にできるという喜びがある半面、現実的な所でどういう形になっていれば自分の思いが実現できたとするのか、判断する厳しさもあります。また、住まい手は通常家造りの素人が大半だと思いますが、素人の要望というのはどうしても短期的/個人的視点になりがちです。長きに渡って住む家に長期的/普遍的要素は不可欠で、この部分はプロの方々にお任せするのが最良と考えます。この相反する視点双方の最適ポイントを見つけ出せるかどうかが、納得の行く家造りをできるかどうかに繋がるのではないかと考えます。そしてその実現の為には,立場の違う双方(作り手/住まい手)の密なコミュニケーションが必要不可欠だと考える次第です。


ヨシダクラフトより

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毎回、住まい手から影響を受けますが、Aさんからの影響は特に大きかった。一番は、Aさんも書かれていますが、「腹を割って話をする」ということ。私はかなり率直に住まい手と話をするほうだと思っていますが、住まい手のライフスタイルや考え方を理解するには、一緒に食事へ行ったり、飲んだりすることも大切だなと思いました。コミュニケーションと相性の大切さを再確認しました。理屈じゃなくて仲良くなることが大事だなと。

弊社の家づくりは、「オリジナル部材が多いオーダーメイド住宅」の為、それぞれの住宅が特殊解になります。前例が無かったり、似ていても微妙に違ったりするので参考にならないことも多いのです。

住まい手によく説明すること、コミュニケーションをとることを心がけていますが、住んでから起こる不具合等を完璧に事前説明することは不可能です。ですから、住まい手と造り手の相性は、とても重要になります。



私は最初、1階の和室の床を40cm上げることは反対でした。ダイニング廻りに壁が立ち上がるので狭く感じてしまうのではないか?和室の天井高が2.1mになり窮屈に感じてしまうのではないか?と不安だったのです。天井高2.1mという寸法にすることが怖かった。話し合った結果、Aさんの強い希望で実現しました。仕上がったら、窮屈さも無く、天井高2.1mの和室も不思議と落ち着く空間になりました。床を上げて、今は良かったと思っています。吹抜け、回遊式動線、仕上げ材を統一したことで狭さを感じなかったのかもしれません。正直にお話すると、計画段階で模型やパースや図面で検討しても、私自身も完成してみないと分からないことも多いものなのです。天井高2.1mという寸法が使えるようになりました。

「吉田さんの造る住宅は、ハウスメーカーの造る家とは違う。一般の人はその違いを分かっていないので説明したほうが良いと思う。」とアドバイスを頂き、「ハウスメーカーとの違い」というページを作る事にしました。

1.2階のトイレの壁と天井の珪藻土は施主施工です。左官職人である奥様のお義父さんの指導で工事しました。
造る楽しみも感じられたのではないでしょうか。 

A-HOUSEの施工例はこちら
施主Aさんのブログ日日是好日