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ヨシダクラフトは栃木県宇都宮市のド真ん中に位置します。ショールーム(リフォームスタジオ)で薪ストーブを焚いています。乾燥した薪を使用すれば、白い煙はほとんど出ないので、街中でも使えると判断しました。

スペック重視の住まいとは対極にあるものを置きたかった。

薪ストーブの火を見ながら、好きな本を読む。別荘を造っても行けない人が多いと聞きます。それなら、寛げる空間を現在の住まいや、将来の住まいに造るというのはいかがでしょうか?日常空間の一部に、別荘的スペースを造るという発想です。
例えば、子供が巣立ち、広すぎるスペースの一部に薪ストーブを置いてみる。火や水を見て落ち着くというのは、人間の本能だと思います。

本能を心地よくする住まいを造りたい。温熱性能を高めることは、心地よい空間を造る基本ですが、ローテクで「ほっとする」薪ストーブのような物を置くと生活の質が「グッ」と上がります。

弊社で造る家具や建具などのオリジナル部材の質感と、薪ストーブの鉄の質感は、どちらも無垢の質感なので、とても相性が良い。薪ストーブはバーモントキャスティング社のデファイアント。バーモント社の中では一番大きな薪ストーブです。ストーブを体感しに来てください。





【薪ストーブが以前より普及した4つの理由について】

薪ストーブは、一昔前は、富裕層や山小屋等で暮らす人の為の特殊な器具だというイメージがありました。

しかし、現在は以前よりは身近なモノになっています。

私が考える「薪ストーブが以前より普及した4つの理由」は以下です。

1.価格が手の届きやすいものになったこと。

2.デザイン性が高くなり、種類も豊富になったこと。

3.生活の中で火を見ることが無くなったこと

4.週休2日制が当たり前になったこと

ここでは、3と4について説明します。

IH化が進んでバーチャルな時間が年々多くなっている現在。

生活の中で火を見ることがなくなってきています。普通の人が、火を見るのはガスコンロくらいでしょう。

外で焚火をすると怒られる時代です。今の子供達は、火を見た経験が少ないのです。

そのような時代ですから、親が子供に「本物の火を見せたいから薪ストーブが欲しい」という気持ちになるのも分かります。

薪ストーブを体感するとよく分かりますが、薪ストーブは人間の原始的な五感に訴えかけてくる器具なのです。

五感とは、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚。

視覚:炎のゆらめきや炎の色

 聴覚:炎の音や、薪がパチパチと燃えている音

 触覚:炎の熱さ

 味覚:薪ストーブで焼いたピザや芋など

 嗅覚:鉄の焼けた匂い、煙の匂い

また、週休2日制が当たり前になったことも薪ストーブが増えたことにつながっています。薪を自分で作るのは時間がかかるのです。

薪になる木を確保して車で運び、薪ストーブに入る大きさにカットおくというのは嫌いな人には大変な重労働です。

週休2日程度の時間の余裕がある方でないと使い続けるのは、難しいと思います。薪の値段は、灯油よりも随分高いのです。

ですから、無料で継続的に手に入る状態にしておかないと、薪ストーブを使い続けるのは難しいです。



(注意)

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1.「薪ストーブにすると光熱費が安くなるのでは?」といって訪ねてくる方がいらっしゃいます。たしかに、木材が無料調達できて、薪にする労働力と作業時間があれば安いかもしれません。しかし、薪を買うとなると、灯油の何倍もお金が掛かる。メンテナンスも必要になります。薪ストーブは、比較的時間に余裕のある人に向いている暖房器具です。灯油暖房機やガス、電気の暖房機のような普通の暖房器具のように考えていては、ストレスになると思います。


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2.薪ストーブは、神経質な方には向かない設備です。水分の多い木材を燃やしたりすると、黒い灰を含んだ水分がストーブから漏れてきたりします。ストーブの下の床を汚したりします。だから、神経質な人には使えないと考えています。完璧な水密性はありません。とてもローテクな設備です。大らかな人に向いています。また、気密性を確保する為のパッキン関係の交換はマメに行わなければならないようです。


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3.住宅密集地や最近の団地などでは、隣家との距離が近い為、薪ストーブを設置するかどうかは、十分に配慮して決めなければなりません。
ストーブの白い煙が洗濯物に付くと、匂いが付いてしまうので、洗濯はやり直しになります。また、水分の多い木材は大量の白い煙を発生させますから、十分に乾いた薪を使うことが重要です。お隣に煙が行ってしまう可能性もあります。あまりにも隣家と近い場合は、近隣トラブルになる可能性もあるので、辞めておいたほうがいいでしょう。近隣とは日ごろから仲良くすることも大切だと思います。