
収納の下に犬小屋を造りました。
犬小屋内部は、水に強く拭き掃除しやすい「クッションフロア」で、床・壁・天井を仕上げることにしました。
しかし、先日確認したところ、木製の巾木が付いていました。巾木が付いていると見た目が悪そうです。
クッションフロア同士なら巾木は要らないと思っていたのですが、巾木は必要なのでしょうか?

A.収納下の犬小屋内部の仕上げ材はクッションフロアが良いと思う。巾木は不要。
最近も室内の収納下に犬のスペースを造りました。
犬のスペース(建築化した犬小屋)内部の仕上げ材は、床・壁・天井共にクッションフロアを貼りました。
収納下等の犬小屋内部の仕上げ材は、掃除のしやすさ・更新性・犬の住み心地を考えるとクッションフロアが良いと感じています。
クッションフロアというのは、トイレや洗面脱衣室の床に使われる、水が染みこみにくい防水性のある材料です。
犬小屋内部に巾木は付けていません、不要だと思います。
犬小屋内部で、犬がオシッコをしたり、水を飲んだりするかもしれません。
巾木を付けると水分が滲みてしまいますから、巾木は無いほうが良いと思います。
2枚の写真は別のお宅。写真の格子扉が収納下に造った犬小屋です。
格子扉を開けると床、壁、天井を水拭きしやすいクッションフロアとしています。
クッションフロアの床と壁の取り合う入隅は、できるだけカットせずに折り曲げでいます。
入隅を カットした場合は水が染みやすいので、施工者にシーリングしてもらうように依頼したほうが良いかもしれません。
床に新聞紙置いて、冬は毛布でも掛けてあげれば、犬も快適に過ごせると思います。
犬小屋内部の仕上げ材として、クッションフロア以外に考えられる掃除のしやすい材料は、キッチンパネルです。
キッチンの壁に貼ってあるパネルですが、硬くつるつるしており、拭き掃除はクッションフロアよりしやすく、耐久性もクッションフロアに勝ります。
しかし、キッチンパネルは触ると硬くヒンヤリする材料なので、犬にとっても冬は寒く不快でしょうし、硬い材料なので犬の肘が当たると、皮膚がタコのようになりやすいと思います。
だから、キッチンパネルは犬の居住スペースの材料としては、合っていないと思います。
また、タイルも目地があるので、おしっこをされると目地に染みてしまい、匂いや汚れが取れにくいので、犬小屋内部の床仕上げ材としては適していないと思います。

猫のトイレスペース
ペット用の材料としてキッチンパネルを使った例としては、猫のトイレスペースの床と壁に使いました。
この上に猫砂の入ったトレイを置いて使っています。
とても掃除がしやすく、清潔に保てると思います。
20年近く室内で犬を飼っていますが、病気を早く発見するにも室内で身近に飼うのが良いと思います。
ペットも家族化しており、図面に犬小屋や猫スペースが描かれるようになってきています。