Q&Aについて

Q&Aは、以前ネット上で「住宅の専門家に無料で相談できるサイト」に回答したものを、分かりやすく再構成したものです。

カテゴリー別になっていますので、お役に立てるものがあれば幸いです。

Q&Aを読んで頂けると、ザックリと私の考え方が分かると思いますので、当社に新築やリフォームの依頼をお考えの方に読んで頂けるとありがたいです。

疑問や質問がある方は、「お問い合わせフォーム」からお問い合わせ頂ければ、回答できそうな質問にはお答えしたいと思います。お答えした内容はWEB等に掲載することがあります。返信の無いものについては、お答えできないものとしてご了承ください。


既存壁を壊さずに、室内側に石膏ボード付断熱材を貼る方法は、断熱リフォームとしてコスパが高いのか?
リフォーム・増改築・中古住宅, 高断熱高気密・省エネ

断熱リフォームをできるだけ安く、効率的に行いたいので、既存壁を壊さずに、室内側に石膏ボード付断熱材「ネオマ断熱ボード」を使ったリフォームを行いたいと考えています。

この方法は断熱リフォームとしてコスパが高いのでしょうか?

 


リフォーム工事の断熱材施工。壁を室内側から壊して断熱材を入れた。

【回答】

まず「ネオマ断熱ボード」は一番厚いものでも30mmしかないため、断熱性能は最も一般的な壁の断熱材である高性能グラスウールの厚さ105mmに比べてかなり劣ります。

 

ネオマフォームは高性能とはいっても、3センチ程度では厚さが全く足りないのです。

 

断熱性能を示す熱抵抗値は、「リフォーム用のネオマ断熱ボード」の一番厚い30mmのものでも1.54程度です。

 

高性能グラスウールの105mm(一般的柱の厚さと同じもの)2.8です。

 

「ネオマ断熱ボード」は「高性能グラスウール」のザックリ約半分の性能です。熱抵抗値は、数値が高いほど高性能になります。

 

現在お住まいの既存住宅の壁に、断熱材が全く入っていないとすると、標準的な新築住宅並みの暖かさの家にするなら、「壁は内壁を剥がして高性能グラスウール105mm厚さのモノを入れて、気密シートを貼り、気密コンセントボックスを設置して気密性能も同時に高める」のが無難だと思います。

 

例えば、既存壁に断熱材が入っており、ある程度効いているが、それでも寒いので断熱補強として、「ネオマ断熱ボード」を室内側に貼るというなら分かります。

 

しかし、壁の断熱材が入っていない場合は、「ネオマ断熱ボード」を室内側に貼っても、現在一般的に建てられている新築建売住宅の、ザックリ半分程度の断熱性能なので、今までよりは良いですが「室内が、かなり暖かくなった」という実感は得られないと思います。

 

だから、既存の壁に石膏ボード付の薄い断熱材を施工するのは辞めて(広く薄く断熱リフォームを行うのは辞めて)、予算が厳しいなら、リフォームする範囲を狭くするなどして対応し、既存の石膏ボードを解体して、高性能グラスウールを入れたほうが良いと思いました。

 

より詳しいQ&Aはブログをご覧ください。

【断熱リフォームQ&A】既存壁を壊さずに、室内側に石膏ボード付断熱材を貼る方法は、断熱リフォームとしてコスパが高いのか?貴方に代わってお調べしました!

 

湿気対策では、どのようなリフォームが効果的でしょうか?
リフォーム・増改築・中古住宅, 建材・自然素材・住宅設備, 施工方法・現場管理・雨漏り, 高断熱高気密・省エネ

湿気のひどい地域に住んでいます。
湿気対策では、どのようなリフォームが効果的でしょうか?

室内の壁を漆喰に替えるとか、床下に除湿効果のあるものを置いたり、床下に換気扇のようなものをつけるなど、雑誌やインターネットでみたことがあります。
ただ、どの方法が最も効果的で、コストパフォーマンスが良いのかわかりません。
そもそも基礎の高さをもう少し高くすべきだったのかとも思っています。さすがに、今から基礎を高くする工事は難しと思うので。
ぜひ、もっとも効果的な湿気対策リフォームを教えてください。


【回答】一番安く済んで効果的なのは、床下に潜りこんで、床下の土の上に防湿シートを敷くこと

はじめまして。栃木県宇都宮市の工務店 ヨシダクラフトの吉田武志と申します。一級建築士です。

質問からは分かりませんが、湿気が多いとのことなので、ベタ基礎でなく布基礎であり、防湿シート+コンクリートも施工されていないので、床下の土間から湿気が上がってきているのだと思います。

その場合は、原因に対して直接対処を行うのが合理的です。床下が湿気の多い土のままで、室内の壁を漆喰や珪藻土にしても大した効果はでません。

 

原因である床下の土の湿気を上げないようにすることが大切です。

建物を壊さない場合の湿気対策で、一番安く済んで効果的なのは、床下に潜りこんで、床下の土の上に防湿シートを敷くことだと思います。

この方法だと、床を壊したり、基礎を壊したりする必要がありません。

シート同士は、30㎝程度重ねて敷き込み、めくれないように、プラスチックの釘、もしくは長めの釘で土に留めます。プラスチックの釘だと土の中に石がある場合は、なかなか入って行かないので、釘で良いと思います。

 

依頼先は、専門工事業者でなく工務店がおススメです。というのも、床下に入った時に白蟻が出ていたり、漏水していたり、断熱材が剥がれていたりしたときも、総合的に判断が出来て、ワンストップで対応が可能だからです。

当社で仕事を請け負った場合、実際に床下に潜りこんで防湿シートを敷くのは、白蟻業者さんに依頼しています。

狭い床下に潜りこんでの作業は、身体も汚れますし重労働のため、なかなかやってくれる職方が居ないのですが、白蟻業者ならいつも床下に潜って作業しているので慣れていますし、営業品目に入って居る業者さんが多いです。

 

10年程度防蟻工事を行っていないのなら、防蟻工事を先に行い、それが終わって、乾燥してから防湿シートを敷くのがよいと思います。

また、室内が寒い場合は、床下からの断熱リフォームも同時に行うのがおススメです。床下断熱リフォーム→床下白蟻防蟻工事→床下防湿シート敷の順番で行います。

 

よかったら、こちらのブログを参考にしてください。

【更新】床下から行う「床の断熱リフォーム」をする時は、防蟻再施工と防湿シート敷の同時施工がおススメ

写真は「床の断熱リフォーム」と防蟻工事と防湿シート敷の同時施工をした例です。

 

建物の廻りにモノが多いお宅は、床下の通気も悪くなり、物陰から白蟻が出やすくなりますから、建物周囲にはモノを置かないことが大切です。特に切株とかべニアとか木質のものは置かないようにしてください。

浴室のヒートショック対策、浴室暖房機を付ける以外に寒さ対策はあるか?
リフォーム・増改築・中古住宅, 建材・自然素材・住宅設備, 高断熱高気密・省エネ

浴室に大きな窓が付いていて寒い。浴室暖房を付けようと考えているが、大がかりな工事になってしまうのでしょうか?また、暖房を取り付ける以外の寒さ対策があれば教えてください。

 

冬季のお風呂場についてです。 高齢の義母と同居していますが、冬季のヒートショックが心配です。 脱衣室は床暖房、電気ストーブを併用していますが、浴室はその面積に対して大きめの窓がついています。
湿気対策にもその方がいいと考えていたのですが、実際に冬季に入浴してみると非常に寒く感じます。 脱衣室と浴室の温度差をなくすためにも、浴室に暖房をつけたいと思っているのですが、 大掛かりな工事になってしまうでしょうか?

 

また暖房を取り付ける以外にも浴室の寒さ対策があれば教えてください。


【回答】浴室が寒いなら、浴室暖房機を付ける前に、内窓設置の検討を行う。

 

私なら、浴室暖房機を付ける前に内窓設置の検討をすると思います。

 

というのも、冬の暖房時に家の中から出ていく熱の50%以上が窓からというデータがあります。過半数以上の熱は、窓から逃げるので、窓の断熱強化をするのが合理的です。

窓を断熱強化して、室内を暖かくする方法は、既存の窓の室内側に、樹脂窓を設けて窓の断熱性を強化すること。

 

この方法なら、建物を壊さずに取り付けられるリフォームであることも合理的です。

 

内窓は一度設置すると、浴室暖房機のように光熱費が掛かりませんし、浴室暖房機のように10年程度で壊れる可能性もありません。

 

現在の浴室がユニットバスで窓が普通の引違窓が付いているなら、浴室窓の内側にも「ペアガラスの樹脂内窓」を取り付けることは可能ですし、タイルのお風呂にも付けられる場合もあります。

 

近くの工務店に見積依頼すれば、取り付けられるかどうか見に来てくれます。

 

脱衣室の窓にも、浴室と同時に内窓設置すると、暖かさが逃げにくくなるので快適になりますから、一緒に行うべきです。

 

内窓を設置しても寒ければ、浴室暖房機の設置を検討するという順番にするのが良いと思います。

 

もちろん、内窓が設置できないと分かったら、浴室暖房機の設置を検討するのが良いと思います。

 

浴室暖房機の設置工事の注意点は、壁に設置する場合も天井に設置する場合も、電源を引いてくることが必要になります。

 

また暖房機を壁に設置する場合は、設置する面に設置して落下しないような下地があるかを確認する必要があります。

 

内窓を付けることが合理的だという理由は、こちらのブログを参考にしてください。

断熱内窓が付かない窓の寒さ対策リフォーム

質問者さんから、回答に対する返信を頂きました。

 

【返信】建物を壊さずリフォームというのはいいですね。大掛かりな工事はできるだけ避けたいです。電気代の事もあるので内窓を検討してみます。

 

こちらのリフォームQ&Aサイトで回答しました。

https://reformsoudan.net/bbs/single_agent.php?id=3015

 

屋根瓦の漆喰補修リフォーム。モルタルでなく漆喰を使う具体的理由?
リフォーム・増改築・中古住宅, 建材・自然素材・住宅設備

現在、屋根瓦の漆喰補修リフォームをしているお客様から、下記のような質問が来ました。

 

「屋根瓦をリフォームしているが、新しい白い漆喰の色が取って付けたような白色で、今までのセメントの色と違って違和感があるが、どうなのか?」という質問です。

 

これから屋根瓦のリフォームを行う方にとっては、とても参考になる質問だと思いますので、ブログで取り上げます。

 

私自身も、ブログを書くにあたり、屋根瓦工事で、セメントが使われなくなった理由を、想像では分かっていましたが、今回確認のため瓦工事業者の社長に聞いたので勉強になりました。

 

■質問

 

ヨシダクラフト様

 

お世話になります。

 

いま、屋根瓦の交換を行っていますが、瓦を貼るセメントの色は白に決められてしまうのですか?

 

屋根の棟にある四角錐のセメント部分ですが、屋根瓦が赤茶色に対して使用しているセメントが白のため、付着部分が目立っておりとても違和感があります。

 

以前は黒っぽいグレーのセメントを使用していたため目立たず違和感もなかったので、今回の白が取ってつけたように目に入ってしまうのですが、どうしたものでしょうか?。

 

まだ、途中の工程であの上に目立たないように塗る予定でしたらすいません。気になったので、瓦貼りが終わる前にお聞きしたかったもので。

 

宜しくお願い致します。

 

屋根瓦にモルタルが施工されているのが分かります。

 

 

 

 


■回答

 

S様

 

おはようございます。屋根瓦同士の隙間は、セメントでなく基本的に白い漆喰で施工します。今は、施工したばかりで、「屋根瓦の漆喰の色が真っ白」なので、以前のセメントの色と違い違和感があるかもしれませんが、漆喰の白色はだんだん馴染んできて違和感が無くなっていきます。

 

■30~40年前は、瓦同士の隙間を埋める材料として、漆喰でなくモルタルが使われることも多かった理由

 

30~40年前は、瓦にあまり釘やビスを打たなかっため、瓦の固定が甘かったということもあり、セメントで接合部を固める施工法も取られたようです。

 

最近では、東日本大震災の時に漆喰が不足してセメントが使われたことがありましたが、基本的には、新築の瓦屋根工事の時やリフォームの瓦同士の隙間は、漆喰で仕上げを行います。

 

以前は隙間に粘土(葺き土)を詰めてから、漆喰を塗っていましたが、粘土(葺き土)自体が重いということもあり、既存の粘土(葺き土)を撤去して行う屋根瓦リフォームでは、粘土(葺き土)を使わず、全て漆喰で仕上げることが多いです。(瓦屋の社長に確認しました)

 

※粘土(葺き土)とは、漆喰を塗るための下地になる土のことです。

 

■瓦屋の社長に、瓦工事でセメントが使われることが無くなった理由を聞いてみた

 

私「今、陶器瓦工事で漆喰でなく、セメントが使われることはありますか?」

 

瓦屋社長「今は全くセメントが使われることはないですね」

 

私「どうして瓦工事でセメントが使われることが無くなったのですか?」

 

瓦屋社長「瓦の隙間を埋めたセメントが劣化してくると、割れたり剥がれたりするので、リフォームが必要になるのですが、瓦に付着したセメントを剥がすのに非常に手間が掛り、施工費用が高価になってしまうことから、瓦工事でセメントが使われることが無くなりました。また、どうしてもセメントを剥がす時に瓦が割れたりすることもあるのです」

 

私「リフォームがしずらいということですね。また、※和瓦以外は廃盤になる可能性が高いですから、和瓦以外の瓦が葺いてある場合は、それを割ってしまうと、もう同じ瓦は施工できないということになりますね」

 

瓦の工事で、なぜセメントが使われることが無くなったかというと、セメントを使うとリフォームする時に剥がすのが大変で手間が掛り(施工費用が掛かり)、瓦まで割れてしまう可能性があるからです。ですから、セメントでなく更新性の高い漆喰を使います。漆喰の色は白と黒(濃いねずみ色)がありますが、黒が使われることはあまりなく、S様の瓦は赤茶色なので、漆喰の色は白の1択です。「屋根瓦 漆喰」で検索すると、漆喰の色は、白が多いです。

 

■新築時に瓦屋根にする場合は、和瓦(J形瓦)以外の瓦を選ぶと、リフォーム時にその瓦と同じ形のものが無く、交換ができなくなる可能性がある

J形瓦(和瓦)ってコレです。

画像出典

 

陶器瓦の種類は、時が経っても部分交換できる可能性が高い「和瓦」が良いと思います。

 

和瓦(J形瓦)は、JIS規格で寸法や形状が規定されているため、瓦メーカーが違っても、基本的に交換できます。

 

しかし和瓦(J形瓦)以外の瓦を使うと、リフォーム時にその瓦と同じ形のものが無く、交換ができない可能性があります。

 

このページの陶器瓦の部分をご覧頂けると、屋根瓦を選ぶ時の参考になると思います。

こちらもご覧ください。

 

 

 

 

壁の気流止めを施工すると、壁内の結露やカビ発生の恐れはないのか?
高断熱高気密・省エネ

・築38年の在来工法の木造住宅リフォーム中です。基礎は布基礎で、床下の土の上に防湿シートを敷きました。

 

・床断熱リフォームで断熱材としてスタイロフォームを施工しました。その結果、床断熱材で間仕切り壁に床下の空気が流れるところと流れないところができました。

 

・間仕切り壁に、床下の冷たい空気が流れると、室内が寒くなるので、空気の流れないところに合わせて、間仕切り壁に気流止めを施工してもらいました。

 

・今回、気流止めを施工したことによって壁内の結露、カビ発生の恐れはないでしょうか?

 

・また、気流止めを施工したことに伴い、必要な対策・工事(24時間換気設備設置など)や、したほうがよいと思われる事項があれば教えていただきたいです。

 

以上です。よろしくお願いいたします。

(WEBの問い合わせから頂いた質問です。ボランティアで回答しています。全ての問い合わせには回答できませんが、私が興味があるものについては回答して、当社WEBにも掲載します。今回の質問は富山県富山市在住のSさんからの質問です。)

 


気流止めの必要性について、分かりやすい画像があったのでお借りしました。

画像出典

 

S様

 

こんにちは。

 

床断熱リフォームの時に、間仕切り壁の一番下に、床下からの空気が入らないように「気流止めをした」ということですね。

 

「気流止めを施工したこと」は、壁内の結露・カビ発生防止に、とても効果的です。

 

「壁の気流止めを施工したことによって、壁内の結露、カビ発生の恐れはないのか?」とご心配とのことですが、心配する必要はなく、「気流止めを施工したこと」によって「壁内の結露、カビの発生の可能性はかなり少なくなった」と思います。

 

と言いますのも、壁の下に隙間が空いていると、

 

1.暖房すると、壁の内部の空気も暖かくなる。

 

2.軽い空気は軽くなるので、壁の中が「煙突」のようになり上昇気流を生じさせる

 

3.壁の上にも隙間があると、そこから暖かい空気が抜ける

 

4.暖かい空気が抜けた分だけ、床下の冷たい空気が床下の湿気と共に壁内に引っ張られる

 

5.床下の冷たい空気が壁内を上昇する

 

という流れになり、暖房しても煙突のようになった壁から、どんどん熱が逃げるので、なかなか暖房が効かない、燃費の悪い家になります。

 

床下から冷たい空気が床下の湿気と共に入ってきて、暖房されて暖かくなった壁の石膏ボードの裏面を通るので、温度差により石膏ボードの裏側等の壁の中や、壁の室内側の表面や、床表面の壁との取り合い付近で結露しやすくなります。

 

ですから、壁の気流止めを施工したことによって、壁の断熱材がキチンと効くようになり、壁内の結露、カビ発生の恐れは少なくなったと言えます。外壁も間仕切り壁も共通ですが、気流止めをするのは良いことです。

 

また、「気流止めを施工したことに伴い、必要な対策・工事はあるのか?」についてですが、 「気流止め」をすることは断熱改修・断熱リフォームの最重要ポイントの1つなので、当社のブログで紹介させて頂きますね。

 

特に必要な工事は無いと思います。

 

質問者からの評価・お礼

Sです。心強いご回答をいただき、ただただ感謝申し上げます。リフォームも終盤になり、クロスなども出来上がってくると本当に気流止めをお願いして良かったのかどうか、後戻りも出来ないし不安な毎日を過ごしておりました。これで、安心して過ごすことができます。ありがとうございました。

 

ヨシダクラフトより

Sさんの心配が無くなって良かったです。

 

こちらもご覧ください。

大繁殖していたカビの原因は結露なので、断熱リフォームを行いました

【更新】床下から行う「床の断熱リフォーム」をする時は、防蟻再施工と防湿シート敷の同時施工がおススメ

 

高断熱・高気密住宅を建てる際の依頼先の見極め方
高断熱高気密・省エネ

グラスウールについて

 

船橋市に家を建てようと考えています。 グラスウールの断熱工事は、大工さんにとって大変なのでしょうか?

 

グラスウールの評価が悪いのは、施工上の問題からですか?

 

設計士さんの管理で、グラスウールを使用して高断熱・高気密の住宅は 難しいですか? 断熱工事は、専門業者に任せたのがよいでしょうか?

 

上記についてご教授願います。


はじめまして。 栃木県宇都宮市のヨシダクラフトと申します。設計施工で住宅を建てています。

 

断熱材は、今まで現場発泡ウレタン、ウレタンパネルFPの家、羊毛断熱材、高性能グラスウール16Kといろいろ使いました。

 

現在は、壁の断熱は一番費用対効果が高いと思われる「高性能グラスウール」を使い、付加断熱として合計225mmの厚い断熱材を標準仕様にしています。

 

30年くらい前に、グラスウールの評判が悪かったのは、通気工法や気密シート等の施工方法が確立していなかったこと。20年くらい前は、発砲系断熱材を造っているフランチャイズ系メーカーが自己優位性を喧伝して、グラスウールをディスっていたからです。

 

現在、断熱系エコハウスのトップグループの設計者や施工者に高性能グラスウールを使っている方が多いのは、やはり合理的に施工でき、かつコスパが高いからだと思います。

 

きちんと、グラスウールを使って施工管理できる工務店、もしくは設計者に依頼すれば問題ないと思います。

 

基本的に壁の断熱材は大工が施工することが多く、専門工事業者が行うことは少ないです。天井の断熱ブローイングは断熱の専門工事業者が行うことが多く、屋根断熱の場合は大工が行うことが多いというのが現状だと思います。

 

高断熱・高気密住宅を建てる際の依頼先の見極め方としては、次の2つが有効かと思います。

 

1つ目は、断熱性能の数値の高さと室内の快適性(暖かさ・涼しさ)は比例するので、断熱材の種類に限らず、設計時にQpex等の熱損失計算プログラムを使い断熱性能を数値で確認している住宅会社・設計事務所が良いと思います。

断熱性能の数値が悪くて、快適性の高い住宅はありません。かつ気密試験を行い、隙間相当面積を実測するところに依頼する必要があると思います。

 

2つ目は、建築後の住宅の「温度データ」を取っている会社なら、より間違いはないと思います。なぜなら、室温が暖かいからこそ「温度データ」が取れるから。室内が寒かったら「温度データ」が取れないし発表もできません。温熱データを取る理由の1つは、「断熱数値(計画)」に対する「体感と燃費(結果)」をザックリ把握しておくと、次の設計にも生かせるからです。

 

この2つが実行されていれば、どんな断熱材を使っていても、温熱環境は良い住まいになると思います。

 

 

グラスウール断熱材を主とした高断熱高気密住宅研究団体としては、私も所属している新住協が有名なので、リンクを貼っておきます。

新住協http://shinjukyo.gr.jp/

 

※こちらのQ&Aに答えたものを、加筆訂正しました。

https://sumika.me/p/seek_advices/2324

 

 

隣家のキッチンの排気が自宅にかかって気になる、どうしたら良いか?
近隣トラブル・敷地境界

隣に(どちらも建売で私の家と同じ間取り)住んでた方が引っ越す為に業者に家を売りました。 購入業者が内装フルリフォームをして、キッチンを別な部屋に移動したのは良いのですが、キッチン排気ダクトが、私の家の玄関にまともに向いています。

 

排気の位置は、誰が見ても気分悪いと思う位置です。排気位置から玄関まで大人が両腕伸ばした位の距離です。多少の臭いはお互い様ですので良いのですが、排気の位置が、まともにこちらの玄関・茶の間・玄関脇窓に来る位置になっており、ちょっときついかなと。

 

まだ売れていませんが購入者が決まった後にキッチン排気でトラブルになるのは避けたいです。

 

この様な問題はどうなのでしょうか?業者さんにダクトから横に這わせ裏側にひいて下さいと言えるのでしょうか? 宜しく御願いいたします。

 


A.購入業者に排気が来ないように対処してくれるようお願いする

 

隣家のリフォームより、隣家キッチンの排気口が自宅玄関のすぐ隣に来て、匂いを含んだ排気が自宅に流入するのが心配なのだと思います。また、隣家の買主がどのような人物になるか分からないので、トラブルにならないかご心配なのかと思います。 最近では、タバコをキッチンの換気扇の下で吸う(吸わされる)人も多く、排気の匂いが近隣トラブルの原因になることもあります。

 

これについてはブログを書きました。キッチンでタバコを吸うような方が購入したら、匂いで大変そうです。 「キッチンでの喫煙が近隣トラブルを起こす話と解決策

 

ただし、隣家が排気をするのは法律違反ではありませんから、下手に出て、相談お願いするのが良いかと思います。キッチンの配置が決まると、排気ダクトの位置もほぼ決まりますから、隣家同士が近いと、よく起きる難しい問題なのです。

 

買主が決まる前に購入業者にご自分の考えを話して、「出来たら、生活に支障がないように排気が掛からないように対処してくれないか?」と言うのは、おかしなことではなく、当然のことかと思います。 購入業者に常識が無く、あるいは貴方と価値観が違い対処してもらえなくて、生活に支障が出てきたら、その場合は建築業者や建築士でなく、弁護士等に相談する内容なのだと思います。

 

質問者からの評価・お礼

吉田 様、早い解答ありがとうございます。昨日までずっと悩んでいたので・・・。業者さんとも何とか良い方向に向かっております。大変ありがとうございました。

 

ヨシダクラフトより

高いご評価を頂きまして、ありがとうございます。良い方向に向かっているとのこと。良かったです。 まずは、話し合いをすることが大切です。相手に失礼のないように自分達家族の考え方を話して、かつ相手の立場も尊重し、良い「落としどころ」を見つけるのが良いかと思

隣家の人が、敷地境界について理解しているのか分からないのが不安
近隣トラブル・敷地境界

土地を購入し住宅を建てた際、隣家との敷地境界から2cmほと内側にブロックを積みました。

 

敷地境界を示す杭はありますし、当時の所有者と境界の確認をした書類もあります。先日隣家が家を立て直しましたが、敷地境界にブロックは積まず、隣家と我が家のブロックの間に砂利を敷き詰めています。たった2cmですが、我が家の土地を隣家が利用できる状態であり、敷地の境界がまるで2cmずれているように見えます。

 

1.このような場合、杭がうってあれば、将来、敷地境界があいまいになるようなトラブルはないものでしょうか?

2.無駄な隙間もできるので隣家にブロックを積んで欲しいとまでは思いませんが、敷地境界があいまいにならないためにやっておいた方が良いことはありますか?

3.または、2cm分をこちらで埋めてしまうようなことは可能でしょうか?

4.また、隣家のように外溝を行なう場合、施工会社から一言我が家に説明などがあってもよいのでは?と思っているのですが、ブロックを積まない場合、隣の家のブロックまで砂利をひくことは、外溝施工として一般的な常識的なことなのでしょうか?

 

2cm分はお隣が自らの敷地のように物をおいたり、利用したりするのは仕方のないことで、我が家が今の位置に境界ブロックを置いた以上は、隣に使ってくださいという意思表示ということだったのかと思うと、たったの2cmの小さなこととは思うのですが、気持ちの良いものではありません


A.隣地境界トラブルは、お隣同士の挨拶で防ぐ

 

隣の方から外構工事の挨拶が無かった為に、お隣さんが隣地境界の位置(杭)を認識しているのか不安なのだと思います。将来、隣家と揉めるのは嫌ですからね。 隣の方も、普通は2センチ程度とはいえ、敷地から飛び出して砂や砂利を隣地に敷くのですから、隣家の方に挨拶したほうが人間関係はスムーズでした。

 

事前に挨拶して、砂利の敷き方について、ブロック塀まで敷かせて頂きたいと言えば、気を揉まずに済んだ話だと思います。

1.通常は杭が打ってあれば、敷地境界があいまいになるトラブルはないと思います。 お隣も敷地境界は認識していると思います。

 

2.杭が打ってあるので、特別行うことは無いと思います。本当は、お隣さんが砂利敷きを行う前に挨拶に来て、その時に現場で砂利をブロック塀まで敷かせてもらいたいと言えば、両家で確認して済んだ話だと思います。

 

3.幅が狭いので、特別何かする必要はないかと。

 

4.施工会社と隣家で工事前に挨拶に来て、砂利の敷き方の説明をしてから、お隣の塀まで砂利を敷かせて頂くのが一般的だと思います。私はそうします。

 

隣地境界のトラブルも、人間関係のトラブルの一種でその原因の多くがコミュニケーション不足のような気がします。

 

ですから、「隣地境界トラブルは挨拶で防ぐ」という回答題名にしました。

隣家の換気扇から排出されるタバコの煙が不快!どうしたら良いか?
近隣トラブル・敷地境界

昨年新築して引っ越しました。住宅が密集した町に住んでおります。


裏の家も同時に分譲されて、当方より半年後に引っ越してきました。双方の間は1m未満です。
先方が越して来てから、タバコの煙の臭いが入るようになりました。


ご近所なので、もめたくなかったのでしばらく我慢していましたが、不愉快ですので思い切って尋ねに伺いました。


すると、先方のご主人がキッチンの換気扇の下で喫煙するとのこと。

先方のキッチンの換気扇の排気口が、当方の水回りと面しており、キッチンや洗面所あたりに臭いが入ります。


そこでの喫煙をやめる気はないようでした。


ですので、当方で流入を防ぐしかないと思い、面する窓に内窓をつけたり、窓の隙間や電気のスイッチ、コンロや食洗機の隙間で風を感じる場所で、目貼りしても大丈夫そうなところには思い当たるだけテープなどを貼りました。


トイレ・お風呂の24時間換気は常時つけていますし、キッチンの換気扇もつけています。

それでも小さな穴?グリルや食洗機の引き出しの隙間から臭います。食品を扱う場所ですし、それでなくても不潔です。


最近の新築住宅は換気がいいように作られていると聞きますが、汚い空気の入る換気は不要だと思うぐらいです。


リフォームは今のところ考えていません、当方でできることは他にありますか?

 


A他の場所でタバコを吸ってもらうようにお願いする

住宅同士が近い敷地では、よくあることかもしれません。

 

去年、同じような事例がありました。浴室と洗面脱衣室をリフォームしたお客様がいました。浴室が老朽化していたのでリフォームしたのですが、質問者さんと同じく隣家の換気扇からタバコの煙が出ているという理由で、洗面脱衣室の窓の位置を高くずらして、窓を小さくしました。そのお宅は洗面脱衣室の天井がとても高く、天窓も付いていたので、窓を小さくすることと位置を変更することによって、隣家からのタバコの煙が入るのを、かなり防げるようになりました。また石膏ボードの下地に気密シートを貼ることで、壁の隙間を極力少なくして、タバコの煙が入って来ないようにしたことも効果があったと思います。

 

質問者さんは、ご自身でやるべきことは行っているので、その他にやれることはないように思います。

 

隣家の方も違法行為をしているわけではないので、強くは言えません。また隣家からタバコの煙が来ても、あまり気にならないご家族もあるかもしれません。

 

ちなみに、私は自分が以前喫煙者だったにも関わらず、タバコの煙はとても嫌で気になります。私が質問者の立場であれば、菓子折りでも持ってご挨拶に行き、ご家族の現状と気持ちを正直に話して、ベランダ等の、煙が質問者のお宅に来ない場所でタバコを吸って頂けないか?と言うと思います。あくまでもこちらからのお願いとして、揉めないように話します。

 

難しいかもしれませんが、今より隣家のご家族と仲良くなって、話ができるようになることが大切かと思います。

 

質問者からの評価・お礼

早速のご回答ありがとうございます。 菓子折りは持参しないまでも、当方の現状と気持ちはすでに直接2度ほど伝えに行きました。 「考えておくが、ここは禁煙地域だとは聞いていないから、工務店に相談してくれ。」ということでした。

そこには誠意が感じられませんし、これ以上話が通じる相手ではないのです。

 

通じる相手なら、既に解決していることでしょう。 当方であれこれ対策をしてきたので以前よりは流入が減ってはいます。 しかし、それまで入ってきていた煙が行き場を失い、敷地の外回り一面がひどく煙たくなっているようです。 身勝手な行為が、結局、まわりまわって自分のところに返ってくるということに気づいていないのですね。

 

評価・お礼に対してヨシダクラフトより

ご評価ありがとうございます。 タバコを吸う人が少なくなり、家族内でも喫煙者は文字通り「煙たかられている」ので、キッチンの換気扇前でタバコを吸っている人は多いと思います。喫煙者は家族内でも社会でも当然肩身が狭いです。しかし、隣家の方が困っていて、それを言いに来たら、普通は対処するでしょうね。気持ちは分かります。

 

ただし、隣家同士がお互いの権利を主張してしまうと「平行線」になり、下手をすると決定的に仲が悪くなる事態になることがあるので、それは避けたほうが良いと思います。

 

逆に隣家の方から、何かのお願いをされた場合。例えば外壁塗装するので足場を設置するので、敷地を貸してくれと言われたら、気持ちよく貸してあげるのが良いと思います。人間、何かを与えられて悪い気はしないので、そういう些細なことが解決の糸口になったりします。

 

隣家と近すぎて外壁リフォーム出来ない場合はどうしたら良いか?
施工方法・現場管理・雨漏り, 近隣トラブル・敷地境界

スケルトンリフォームしようと思っていますが、外壁の一面が隣家と密接(30cmぐらい)しており、業者からはこの一面は手を付けられないと言われました。

建売を購入したのですが、この家が建つ前から隣家はありました。素人考えですが、スケルトンリフォームならば内側から出来るのでは?と思ったのですが、いかがでしょうか?


A.狭くて工事できない外壁の防水と劣化対策

スケルトンリフォームとは、柱や梁等の構造体を残して外壁等は解体し、骨組みだけにしてから行うリフォームだとお考えだと思います。

 

通常は、足場を設置してからでないと外壁解体はできません。足場と養生ネットは文字どおり解体作業の為の足場となり、養生ネットは、隣家に解体物が飛散するのを防ぎます。木造軸組構法の家で、足場無しで外壁を解体したり、新たに壁を新設したりするのは、難しいと思います。

 

30センチの隙間に足場を建てると、人の動ける隙間は20センチ以下になると思います。20センチ程度の隙間で解体工事を行い、新たに壁を設置するというのは非常に難しいので、出来る可能性のあるのは、塗装工事かと思います。

 

ただし、服を着た時の人の体の厚み自体が、30センチ程度あります。職人も自分の塗った壁を自分で汚す可能性が高いので、仕上がりは期待できません。塗装工事自体も、行うのが難しいと思います。 このような隣家との隙間が狭く塗装工事も難しい場合。 当社で行う方法は、板金の庇を既存外壁のなるべく高い位置に造り、その庇下の壁が雨掛にならないようにします。塗装や外壁リフォームが出来ない場合は、劣化を防げるという効果もありそのようにしています。板金工事で対応します。

 

しかし、狭すぎたり障害物があり、出来ない場合もあります。狭い面は、無理をせず施工しないという選択が良い場合もあります。

 

どうしてもできない場合は、隣家が建て替える時に、一緒に工事をさせてもらうよう事前に相談しておくというのも1つの方法かもしれません。

隣家との距離が近い。目隠しを付けるべきか?
建材・自然素材・住宅設備, 近隣トラブル・敷地境界

建売住宅を買ったのですが、西と東の家が近く、南側に庭があるので、庭を目隠しで囲もうと思うのですが、近所付き合いを考えると付けるべきか否か迷っています。皆さんはどうしていますか?

 

 


目隠しルーバー

A.自宅の窓に目隠し可動ルーバーを付けてプライバシーを確保するのはどうか?

 

どのような目隠しをお考えなのかは分かりませんが、自宅についても、隣家についても通風と日射には配慮して目隠しを設置する必要があります。 窓に付けるタイプで羽根が動いて通風も確保できるタイプがあります。これなら、近隣に配慮する必要はありません。

 

写真を付けておきます。窓に付ける目隠し可動ルーバー」で検索すると色々出てきます。 必要な箇所に最低限の個数で付けることをお勧めします。 窓に目隠しを付けると、お互いの視線も合わないようになるので、隣家もありがたく感じるかもしれません。隣家に対して不利益にならなければ大丈夫かと思います。 塀を造って目隠し代わりにするのは、通風等で隣家に不利益がでるかもわかりません。 状況が詳しく分からないので、建売業者さんにアドバイスを受けたらいかがでしょうか?

できるだけコストを掛けずに夜間の騒音対策がしたい?!
建材・自然素材・住宅設備, 高断熱高気密・省エネ

春先になると暴走族が夜な夜な暴走行為を繰り返し、その騒音で苦しんでいます。

できるだけコストを掛けず、効果的な防音対策の方法をと考えていますが、どのような対策がよいでしょうか。

また、窓ガラスを防音ガラスに交換する際のコストとデメリットを教えてください。


ペアガラスの断熱樹脂内窓

A.騒音対策するなら、窓を防音ガラスにするのでなく、既存窓の内側にペアガラスの断熱樹脂内窓を付けるのがおススメ。断熱性も上がり室内も暖かくなります。

騒音対策をするなら、既存サッシのガラスを防音ガラスに交換するのでなく、既存サッシの内側に後付の「ペアガラスの断熱樹脂内窓」を取り付け二重サッシとすることをおススメします。

 

防音ガラス出典 http://glass-wonderland.jp/shurui/bouon.html

 

既存サッシのガラスを防音ガラスに交換しても効果はあると思いますが、仮に既存サッシ自体の気密性能が良くない場合、ガラスのみ防音ガラスに変更しても、サッシの隙間から音が入ってくる可能性があります。私は防音ガラスを使ったことが無いのですが、その理由は、既存サッシ自体の気密性に問題があったり、かつ値段が高い割に効果はペアガラスの断熱樹脂内窓に劣るからではないでしょうか?

 

また、当社は自衛隊が近くにある関係で、公費でヘリコプター等の騒音を防止するための「防音サッシを使った防音工事」を行った経験があります。自衛隊の防音工事は仕様が決まっており、外壁を壊して既存サッシを防音サッシに付け替えるという施工をしました。しかし結論としては、防音サッシに交換するより、既存サッシはそのままで内窓を付けたほうが効果があると感じました。

 

防音サッシは気密性は高いものでしたが、ガラスが1枚ガラスでした。わざわざ外壁を壊すなどというコストを掛けなくても、既存サッシの内側にペアガラスの内窓を付けて気密性を上げて、ガラスを3枚以上にしたほうが、防音面、断熱面、コスト面からも、よほど効果的です。何で、外壁を壊して窓交換し、窓回りの外壁塗装もするというようなコストを掛けるのか謎なのです。

 

上記の理由から、住宅業界では騒音に悩んでいるお客様がいる場合は、防音ガラスに交換するよりも、既存サッシの内側にペアガラスの断熱樹脂内窓を付けるほうが主流です。

 

理由は、どこも壊す必要のないリフォームであり、既存サッシのガラスがペアガラスなら、ペアガラスの断熱樹脂内窓を付けると合計4枚のガラスとなります。樹脂サッシなので断熱気密性能も高く防音効果がある上に、窓からの熱損失が少なくなるので室内も暖かく、省エネになるからです。樹脂内窓を付けて二重窓にすると断熱効果もあるのです。

 

以前、繁華街で騒音に悩んでいるお宅にペアガラスの断熱樹脂内窓を取り付けた経験があり、静かで冬暖かくなったと非常に喜ばれた経験があります。

 

断熱樹脂内窓のデメリットは、他の回答者さんがおっしゃっていましたが、窓を2回開ける必要があることくらいです。

 

一部屋にペアガラスの断熱樹脂内窓を付けると、快適性の高さから他の部屋も付けることになることも多いです。一度、地域の工務店にペアガラスの断熱樹脂内窓が付くかどうか、見てもらい見積を取ったらいかがでしょうか? 断熱内窓については、何度もブログを書いています。

 

結露防止のために和室の障子部分に断熱内窓を付けた施工例、連続写真でご覧あれ http://yoshidacraft.net/5980/

 

質問者からの評価・お礼

ご丁寧な回答頂きまして、ありがとうございました。 「ペアガラスの断熱樹脂内窓」に優れた防音効果がある事が分かったので、相談してよかったと思います。ブログも参考にさせて頂きます。

 

評価・お礼に対してヨシダクラフトより

高い評価を頂きましてありがとうございます。 「ペアガラスの断熱樹脂内窓」は、防音ガラスよりも、様々なメリットがあるので、相談して頂いて良かったと思います。

 

木造住宅の屋根のリフォーム、カバー工法について
施工方法・現場管理・雨漏り

築35年の木造戸建てに住んでいます。最近屋根裏にシミができたので2つの業者に見てもらったところ、屋根材のカラーベストにヒビがあるのが確認されました。

また、下地のシートが痛んでいるのだろうと言われました。

 

改善案を2社に出してもらったところ、

 

業者Aはカラーベストの葺き替え

業者Bはガリバリウムで今の屋根を覆う というものでした。

 

調べてみるとガリバリウムは持ちがいいということのようなので、業者Aにもガリバリウムの見積もりを出してもらいましたが、業者Aの見積もりはやはり既存のカラーベストは撤去してからガリバリウムを葺くものでした。

 

業者Bはカラーベストを撤去するとコストが上がる、撤去の必要はないと言っています。 業者Aは以前別の箇所のリフォームを依頼したことのある業者です。 業者Bは私と同じ町内に住む業者で、町内の別の数件の家の屋根を今回の提案と同じ方法でリフォームしています。

 

どちらも人間的には信用できると思いますが、技術的なことはわかりません。

 

質問は、 既存の屋根を撤去しない業者Bの方法は問題ないのか? 今回屋根のリフォームを依頼するに当たって注意することはないか? の2点です。


A.既存の屋根を撤去しない業者Bの方法は問題ないと思われる

私は、業者Bの既存のカラーベストコロニアルの上に、アスファルトルーフィングを敷いて、屋根材としてガルバリウム鋼板という案で問題ないと思います。

 

この方法の利点は2つあり、1つはカラーベストを撤去するコストが掛からない事。もう1つは、ガルバリウム鋼板の屋根材は、カラーベストや瓦に比べると雨音が響きますが、既存のカラーベストが下葺きされてあることにより、雨音が軽減されることです。

 

リフォームにあたって注意する点は、業者Aは現場を見て既存のカラーベストを撤去したほうが良いという判断をしているので、その根拠は一応聞いておいたほうが良いと思います。

木造のフラット屋根は、防水面で安全か?
施工方法・現場管理・雨漏り

家を建てる予定です。気に入った分譲地があるのですが企画型住宅のためあまり色々選べません 気になってるのは木造の真四角の家なのですが屋根材はガルバリウム鋼板のようです。

 

調べると木造でフラットな屋根は防水面であまりよくないとのこと 。

 

値段は高くはなりますがフラット屋根と片流れ屋根の組み合わせもあるのですが、こちらのほうがまだ防水面で安心できるのでしょうか? よろしくお願いします


A.屋根勾配が急なほど、屋根は傷みにくい。「軒の出」(のきので)も建物の耐久性には重要

 

屋根の一番重要な機能は、降った雨を出来るだけ早く建物外に排出することですから、 勾配が付いているほど、屋根は傷みにくくなります。

 

ガルバリウム鋼板屋根の場合の屋根勾配ですが、住宅瑕疵担保保険の設計施工基準を見ると、横ぶきで3/10、長尺立ハゼ(立平)ぶきで0.5/10、長尺折板ぶきで0.3/10となっています。

 

長尺とは、水上から水下まで雨水の流れ方向に継ぎ目が無いものです。

 

また、余談ですが、「軒の出」(のきので)も建物の外壁を傷ませないようにするには重要です。

 

「軒の出」とは、屋根の外壁から出ている部分です。軒の出が無い住宅を人間に例えると、雨の中を傘も差さずに立ったているようなもの。

 

軒の出の無い住宅やあまりない住宅は、当然外壁の傷みは早いです。

 

狭小地等で軒が出せない場合は、外壁をガルバリウム鋼板等、屋根にも使う耐水性が強いものにする必要があると思います。 参考までに、軒の出についてブログを書きました。 http://allabout.co.jp/newsdig/c/64997

素人でも、無垢床材の塗装は出来るか?
建材・自然素材・住宅設備

現在新築の設計の最終段階にきている者です。

 

私は無垢が大好きで、新築するなら絶対に無垢の床と以前から決めていました。しかし、依頼先の工務店さんはウレタン塗装の床材しか扱っていない事を最近になって知りました。

 

自分でオイル等の床材をネットで懸命に探しましたが、予算的に購入可能なものが無塗装の無垢床材しかありませんでした。自然塗料を建築後に自分で塗装することは難しいですか? 広さはリビングダイニングが25帖です。

全て無塗装で 幅広のくり、チークのユニタイプ。捨てきれないのが幅広のあっしゅ(タモ)の一枚板です。素人の塗装が可能か、その場合のくりやアッシュのような白い木の汚れの問題など一人で悩んで困っています。どうぞご意見よろしくお願いします。


A.無垢床材の自然塗料、素人でも塗れます。

 

オイルステイン(塗膜を作らない浸透性塗料)なら素人でも塗れます。とくに透明のクリア色は、プロとの仕事の違いが殆ど分かりません、透明ですから。

 

塗装は、クリーニング業者のクリーニングの後で行います。小さなゴミも除去したいので、クリーニング後の綺麗な状態であっても、自分で一応、箒で掃くか、もう一度掃除機を掛けてから行った方が良いです。塗装完了後は、1~2日程度、乾くまで入らないほうが良いですね。

 

無垢材はカラーフロアに比べると汚れやすいので、神経質な人には向きません。多少汚れたり傷が付いても味だと思って生活するのが良いと思います。

 

父の友人の工務店で家を建てたくない
工期・契約

新築を建てることになりました。私の父の友人に工務店をされている方がいるということで父がいつの間にかその方と話を進めていました。

 

私や母は展示会に行くことも、工務店を比較することもなく、されるがままに話は進んでいきました。土地も見つけて下さって仲介もしてもらい、間取り図も書いてもらいました。

 

しかし私達の意見はあまり反映されず、納得のいく間取り図ではありませんでした。見積書は書いてもらってないのですが、その間取り図用紙の端に2200万とだけ書かれてあり一応金額は書かれてありました。

 

この金額がどのように見積られているか分からずとても曖昧だと思いました。そして契約などに関することが記してある用紙を一枚も受けとってません。

 

父は無頓着で、話は進めていくのに、そういった細かいことについては何も知りません。ここまで話が進んでいるときに私と母はようやく別の工務店を調べ、本当に信頼できる工務店を紹介してもらいました。

 

もしこの時点で新しい工務店に移るとなると、これは契約解除になりますか?それとも契約の段階までいっていませんか?教えてもらえると幸いです。

 


A.まずはお父さんとよく話し合い、友人の工務店とはどのような話、状態になっているのか現状確認をしましょう。

 

初めに、お父さんとよく話し合い、友人の工務店とはどのような話、状態になっているのかを確認したほうが良いですね。 通常、工事請負契約の場合。請負者(作り手)が、図面、見積書、契約書の内容をを発注者(お客さん)に十分説明をして、発注者が納得してサインをした状態で契約となります。

 

通常は工事請負契約の前に、設計契約を結んでからプラン作成となる場合も多いです。当社ではそうしています。

 

今回は、図面、見積書、契約書の提示もないので、契約には至っていないというのが、普通の判断でしょう。

 

図面に書いてあった2200万円という金額は、その工務店さんがよく行う仕様で、建物の大きさから推測した概算金額だと思います。間取りが出来た段階で概算金額を施主に説明するのは普通のことなのであり、悪いことではありません。 お父さんと友人の工務店さんとに信頼関係があり、お父さんがその工務店さんの過去の施工例を見学してれば、平面図と立面図があれば概算金額の提示方法としては普通です。

 

出来ればもっと早く、お父さんの友人の工務店とは契約をしないと態度を明確にしたほうが良かったと思います。 その工務店さんはお父さんの友人であり、いろいろと動いてくれた方なので、礼を尽くして関係が悪くならないように対応するのが普通ではないでしょうか。

リフォーム時、床下の土の上に防湿シートを敷くべきか?
施工方法・現場管理・雨漏り

現在、築40年近い木造住宅を大規模リフォーム中です。 もともと床下には断熱材すら入ってなくて、床下を覗くと土でした。

 

工務店の担当の方と相談して、床下からの湿気を防ぐために土の上に防湿シートを 敷くことになっていますが、防湿シートが必要なのかを迷っています。 当初はシートの上にホームセンターで見つけた床下調湿ゼオライトというのでも 撒いてもらおうかと思っていたのですが、大工さんと話をしたところ床下換気扇が お薦めだと言われ換気扇をつけることに決めました。
大工さんは床下換気扇をつければ湿気は大丈夫で、かえってシートなんて敷くと下に 水分がたまって逃げられなくなってしまうからやめたほうがいいといいます。 その話を工務店の方にしても、土がそのまま露出してるより防湿シートを敷いたほうが いいに決まってると言われてしまいました。

 

色々調べてみてコンクリートを敷くのが一番良いということはわかったのですが、 うちの場合その選択肢はありません。床下換気扇ももう注文してしまったので採用は決定しています。 この場合防湿シートは敷くべきでしょうか? もし敷いたほうが良い場合、ただシートを敷けば大丈夫ですか?
私が調べたら、シートの上には砂を50ミリ敷かないと意味がないような書き込みもあったもので・・。たぶんうちはシートを置くだけのプランです。 効果的な敷き方も教えていただければ有難いです。


A.防湿しているのは、コンクリートでなく防湿シートなので床下の土の上には、防湿シートをきちんと重ねて敷くべき。防湿シートを敷く前に白蟻防蟻の薬剤を散布する。

 

私は、工務店さんのおっしゃるように防湿シートを敷くべきだと思います。シートを敷かないと、湿気が上がってきてしまいます。

 

床下にコンクリートを打つ場合も、土の上に防湿シートを敷いてからコンクリートを打ちます。防湿しているのは、コンクリートでなく防湿シートなのです。 砂を敷く理由は、防湿シートがめくれないためですから、砂を敷くのではなく、ピンのようなものでシートを固定するのが簡単で良いと思います。

 

シートを敷くときは、十分重ねて、湿気の上昇を防ぎその部分をピンのようなもので留めることが大切です。重ね幅は、20~30センチ程度が良いと思います。 防湿シートで土間からの湿気を防いで、床下換気扇で換気をするのですから、良い状態になると思います。ただし、床下換気扇は、機械ですから、寿命はありますよね。

 

床下にビニールシートを敷く前に、土の部分(土壌)と床下の木部(束や大引きや根太)の白蟻防蟻を行うことをおススメします。

天井埋め込みエアコンと壁掛けエアコンのメリット・デメリットについて
建材・自然素材・住宅設備

新築の検討を進めています。


LDKが22畳ぐらいになるのですが、天井埋め込みエアコンと壁掛けエアコンのどちらが良いのか悩んでいます。

 

数年前であれば、天井埋め込みエアコンは価格も高く、部屋の見た目以外のメリットはあまり無いようでしたが、最近はダイキン、パナソニックから良い機能を持った製品が、壁掛けエアコンと同等かそれ以下の価格で出てきています。


いろいろな視点でのメリット・デメリット、最近の状況等に付きまして、ご教示頂けたらと思います。宜しくお願い致します。

 


A.住宅なら更新性の高い壁掛けエアコンが良いと思います。

天井埋め込みエアコンのメリットは、エアコン本体が見えないので、壁掛けエアコンと比べて室内がスッキリします。

 

天井埋め込みエアコンのデメリットは、本体も配管も天井裏に隠蔽されるので、メンテナンス及び本体交換がしにくいことが挙げられます。また天井埋め込みエアコンは、必要箇所に点検口も必要です。

 

壁掛けエアコンは、エアコン本体は見えるので、スッキリしませんが、配管も本体も基本的に露出しているので、エアコン本体の交換や修理のメンテナンスは天井埋め込みエアコンと比べるとやりやすいです。

 

10年程度でエアコンは故障するかもしれないと考えると、住宅なら更新性の高い壁掛けエアコンが良いと思います。

駐車場土間コンクリートの仕上げ不良について
施工方法・現場管理・雨漏り

早速のご回答ありがとうございます。 説明不足の点がありましたので、再度説明させていただきます。

 

今のコンクリート10センチ入れているものを「5センチほど削り表面をザラザラにしてコンクリを注入すれば接着しやすくなりひび割れは起らないので。」との話の部分でコンクリを注入する量は、表面の削った5センチとの入れ替えで元の5センチに5センチ追加して10センチに盛りなおすとのことです。

 

この作業で強度、ひび割れ等問題出るでしょうか。 再度のご回答よろしくお願いいたします。


A.全てコンクリートを撤去したほうが確実で後々問題が出にくい

既に施工済の駐車場の床コンクリート10センチ厚のうち、表面5センチのみを削り取り、5センチコンクリートを打ち直すという話ですが、そもそも5センチのみを削り取るのはで不可能だと思います。

 

全てコンクリートを撤去して打ち直したほうが早いと思います。 コンクリートの中には、ワイヤメッシュという細い鉄筋が入っているはずですが、まだ、カーポートの屋根を付けておらず、コンクリート打設直後なので、コンクリートは重機で撤去しやすいはずです。

 

コンクリートを全て撤去してやり直したほうが、施工会社にとっても、もちろん施主にとっても、あとあと問題が出ないと思います。 仮に綺麗に表面のコンクリートを5センチ撤去出来たとしても、残ったコンクリートが5センチと薄く、既存コンクリートと充分接着していなれれば、車が載ったりすると、コンクリートは割れるのではないでしょうか。

 

外部のコンクリート打設の仕上がりは、天候に大きく左右されます。雨が降る予報の場合は、勇気を持って施工日をずらすことが大切です。また、栃木県宇都宮市の話ですが、冬期は急激に気温が下がることがあるので、契約段階で施主に説明し、駐車場の床コンクリートは、冬期でなく暖かくなってから打設したほうが無難だと思います。

 

質問者からの評価・お礼

ご回答ありがとうございます。 もう一度、コンクリ撤去で交渉してみます。

 

ヨシダクラフトより

高い評価を頂きましてありがとうございます。 駐車場の床コンクリート等、外部コンクリートが雨や凍害で、良くない状態になることは、「ありえること」なので質問に答えました。

 

駐車場の床コンクリート等、外部コンクリートは、雨や凍害など、天候に左右されるので、施工日を決めるのが難しいのですが、当日の朝に、雨が降りそうだったり気温が下がりそうなら、勇気を持って延期するのが無難だと思います。

 

しかし、コンクリート打設は、遅くても打設日の2~3日前には予約を入れます。週間予報で、一週間を通して降水確率0%というのは、ほぼ無いと思います。

 

となると、現実には当日の降水確率が20~30%でも、打設することが多いので、急に雨が降ってくることも「ありえること」になります。

 

だから、工務店は外部のコンクリート打設日は、多少はハラハラしながら、コンクリートがある程度固まるのを待っています。 当日の降水確率が0%の時にしかコンクリートを打設しないというのが理想ですが、生コン会社や職人の都合もありますから、それは出来ないというのが現実です。

 

 

地震に対する家具の転倒防止対策として、L字金具の取付方法
施工方法・現場管理・雨漏り

地震に対する家具転倒防止対策として、L字金具による固定(下向き取付)を考えています。 ネットで色々と調べてみたのですが、いまいち取りつけ方が分からず困っています。

 

手順としては、以下のとおりで合っているでしょうか。

1.壁に横木を渡して補強

2.横木にL字金具を下向きにビス留め

3.L字金具と家具の天板をビス留め

 

2の段階では、家具にビスは通ってなくてよいのですよね。 よろしくお願いいたします。


A.家具を壁に移動してから、横木と家具を一緒にビス留めする

地震による家具転倒防止対策として、L字金具による固定方法についてですが、個人的意見として施工しやすい方法は、

まず、

1.家具の高さに合わせて、家具の高さより少し上に壁に横木を流す。この時に壁下地の柱に横木を確実に固定する。後で外すことも考えると横木もビス固定が良いと思います。

2.次に家具を壁に移動する。L字金物を横木と家具に合わせて、両方をビス留めする。最初に横木にL字金具をビス留めしてしまうと、微妙にL字金物と家具の高さが合わない場合もあると思います。

 

できれば実際に家具を壁に移動してから、横木と家具を一緒にビス留めしたほうが良いと思います。