天井埋め込みエアコンと壁掛けエアコンの選択について、メリットとデメリットを教えてください
建材・自然素材・住宅設備

Question

新築の検討をしています。
LDKが22畳ぐらいになります。天井埋め込みエアコンと壁掛けエアコンのどちらが良いのか悩んでいます。数年前であれば、天井埋め込みエアコンは価格も高く、部屋の見た目以外のメリットはあまり無いようでしたが、最近はダイキンやパナソニックから良い機能を持った製品が、壁掛けエアコンと同等かそれ以下の価格で出てきています。
メリット・デメリットに付きまして、ご教示頂けたらと思います。


Answer

天井埋め込みエアコンのメリットは、エアコン本体が見えないので、壁掛けエアコンと比べて室内がスッキリします。天井埋め込みエアコンのデメリットは、本体も配管も天井裏に隠蔽されるので、メンテナンス及び本体交換がしにくい。また天井埋め込みエアコンは、点検、修理の為、必要箇所に点検口が必要である。当然、施工費も高くなります。

壁掛けエアコンは、エアコン本体は見えるので、スッキリしないが、配管も本体も露出しているので、エアコン本体の交換や修理のメンテナンスは天井埋め込みエアコンと比べるとやりやすい。個人的には、住宅なら更新性の高い壁掛けエアコンが良いと思います。

光熱費を安くする為に、薪ストーブを置きたいのですがどうでしょうか?
建材・自然素材・住宅設備

Question

光熱費を安くする為に、薪ストーブを置きたいのですがどうでしょうか?


Answer

薪が無料で手に入るなら光熱費を安くできますが、薪を買うとなると、灯油やガス以上に値段は高いです。また、樹木が手に入っても薪にする作業は重労働です。煙も出ますから、近隣の状態もよく考えて設置する必要があります。薪ストーブの煙が原因で、近隣と揉めているお宅もあると聞いたことがあります。

自然素材やオリジナル部材で家を造ることが、向いていない人がいるというのは何故ですか?
建材・自然素材・住宅設備

Question

自然素材やオリジナル部材で家を造ることが、向いていない人がいるというのは何故ですか?


Answer

住宅雑誌等を見て、憧れだけで自然素材やオリジナル部材を使うのは危険です。自然素材やオリジナル部材は、見た目、質感、風合いが良く長持ちするという利点がありますが、色が変わったり、隙間が開いたり、汚れやすかったりすることもあります。新建材(大量生産部材)は改良が続けられて精度が上がることに対して、一品生産のオリジナル部材は、それが出来ません。

また、自然素材の経年変化を「風合い」と感じるか「汚れ」としてみるかは紙一重。神経質な性格で少し汚れたり、隙間が開いただけでストレスになる方には向いていません。ご家族の性格やライフスタイルも考慮に入れて考えることが重要です。自分が神経質だと思ったら、迷わず新建材(大量生産部材)を使っているハウスメーカーに依頼してください。新建材で家を建てるのがストレス少なく暮らすコツです。

新建材(大量生産部材)は、文字どおり大量生産を前提にした部材なので、初期クレームが起こらないことを最優先して造られています。しかし、大量生産部材は、接着剤で組み立てられた部材なので、接着剤の寿命がそのモノ自体の寿命になります。自然素材と比較すると寿命が短く、廃盤になると部材交換出来ないという欠点があります。物事には良い面と悪い面が必ずあることをご理解ください。

自然素材やオリジナル部材で家造りする場合は、多少の不具合も楽しめるような性格と建築に対する知見がないと、楽しく暮らすのは難しいと思います。

外壁材にフレキシブルボードを下見板貼りで使用した場合の問題点について教えてください
建材・自然素材・住宅設備

Question

現在、新築中です。先週上棟したのですが、この後、外壁材を決めるタイミングです。
下見板張りの雰囲気が気に入っていて、材料としてフレキシブルボードはどうかと、設計事務所からアイデアが出てきました。私も良いかなと思ったのですが、住宅で下見張りでの施工となると、事例があまり無いようです。また、素材自体が数年経った時点でかなり汚れる可能性もあるようです。駅の外壁などで使われているものを見るとかなり汚れている部分もありました。フレキシブルボードが、住宅の外壁材(特に下見張りの施工で)として考えられる問題点(汚れ、耐久性、メンテナンスのし難さ等)、及び対策について、ご教示頂けませんでしょうか?


Answer

フレキシブルボードの下見板貼りを考えたことがあり、サンプルを取った経験があります。フレキシブルボードの下見板貼りの施工例が建築雑誌に載っていて、魅力的に感じたので8ミリ厚さのサンプルを取ったのです。

魅力的に感じた理由を後から考えると、見慣れない材料であること。有機的に見えるが、かつシンプルに見える質感でした。

結論を言うと、今のところ施工経験はありません。薄いので経年すると変形しそうで、クレームになりそうだからです。8ミリという厚さはどうにも心許ない。

また、フレキシブルボードを下見板状にする場合の手間(コスト)が以外と掛かりそうです。

下見板のようにカットするコストと、小さくカットした下見板を貼る手間が一般的外装材より値段が高くなるからです。

以下に、窯業系サイディングと三菱フレキシブルボードNの原料を比較し、以下に8ミリ厚さだと変形しそうだと考える根拠を書きます。

窯業系サイディングは、2008年2月にJIS規格の変更により、最小厚さが従来の12ミリから14ミリへと引き上げられました。それまで主流であった12ミリの窯業系サイディングは、薄さや施工方法に問題があり、変形したりして、耐久性に問題があることから最少厚さが14ミリになったのだと思います。

「ウィキペディアによると、窯業系サイディング材(ようぎょうけいサイディングざい)は、セメントと木質系成分を混合して製造される人工の外壁材である。」とあります。

「不燃ボード」三菱フレキシブルボードNは、 セメントと補強繊維を原料に高圧プレスで成形した、耐衝撃性・耐水性に優れた不燃ボードです。(三菱フレキシブルボードwebより)

窯業系サイディングとフレキシブルボードは、同じセメント系の材料です。主原料はセメントで同じと考えて良いのかと思います。

窯業系サイディングは、厚さ12ミリの製品を業界全体が止めるくらいクレームがあったのです。主原料が同じ、8ミリ厚さの外壁フレキシブルボード下見板は変形しそうです。厚さも4ミリも薄いのです。

変形して隙間が空いても、下地の防水シートが効いていれば漏水の恐れはありません。ただ、前例が少ないので、経年変化の程度がわかりません。建物の出隅、入隅、開口部廻りが特に隙間が出来そうです。フレキシブルボード下見板貼りにしてあまり変形しないようにするなら、窯業系サイディングと同じ14ミリ程度の厚さは必要なのかもしれません。

専業の建築設計事務所は、新しい材料が使えて羨ましいですが、何故提案できるかを良く考える必要があります。設計施工で工事を請け負う工務店は、前例がないと怖くて請け負えません。

また、外壁材の種類は契約前の設計期間に決めておくのが普通です。そうしないと工事金額が決まらないし、建築確認申請書には外壁材を書く欄があるので、工事開始後に外壁材の種類を決めることはありえないと思います。

(追伸)そのあと、 「不燃ボード三菱フレキシブルボードN8ミリ厚を外壁材として下見板貼りしたいと思うがどうか?」と見解をメーカーに聞いて、ブログを書きました。

住宅の外壁材の素材別シェアとフレキシブルボード下見板貼りなど、住宅の珍しい外壁材を考える。