既存壁を壊さずに、室内側に石膏ボード付断熱材を貼る方法は、断熱リフォームとしてコスパが高いのか?
リフォーム・増改築・中古住宅, 高断熱高気密・省エネ

断熱リフォームをできるだけ安く、効率的に行いたいので、既存壁を壊さずに、室内側に石膏ボード付断熱材「ネオマ断熱ボード」を使ったリフォームを行いたいと考えています。

この方法は断熱リフォームとしてコスパが高いのでしょうか?

 


リフォーム工事の断熱材施工。壁を室内側から壊して断熱材を入れた。

【回答】

まず「ネオマ断熱ボード」は一番厚いものでも30mmしかないため、断熱性能は最も一般的な壁の断熱材である高性能グラスウールの厚さ105mmに比べてかなり劣ります。

 

ネオマフォームは高性能とはいっても、3センチ程度では厚さが全く足りないのです。

 

断熱性能を示す熱抵抗値は、「リフォーム用のネオマ断熱ボード」の一番厚い30mmのものでも1.54程度です。

 

高性能グラスウールの105mm(一般的柱の厚さと同じもの)2.8です。

 

「ネオマ断熱ボード」は「高性能グラスウール」のザックリ約半分の性能です。熱抵抗値は、数値が高いほど高性能になります。

 

現在お住まいの既存住宅の壁に、断熱材が全く入っていないとすると、標準的な新築住宅並みの暖かさの家にするなら、「壁は内壁を剥がして高性能グラスウール105mm厚さのモノを入れて、気密シートを貼り、気密コンセントボックスを設置して気密性能も同時に高める」のが無難だと思います。

 

例えば、既存壁に断熱材が入っており、ある程度効いているが、それでも寒いので断熱補強として、「ネオマ断熱ボード」を室内側に貼るというなら分かります。

 

しかし、壁の断熱材が入っていない場合は、「ネオマ断熱ボード」を室内側に貼っても、現在一般的に建てられている新築建売住宅の、ザックリ半分程度の断熱性能なので、今までよりは良いですが「室内が、かなり暖かくなった」という実感は得られないと思います。

 

だから、既存の壁に石膏ボード付の薄い断熱材を施工するのは辞めて(広く薄く断熱リフォームを行うのは辞めて)、予算が厳しいなら、リフォームする範囲を狭くするなどして対応し、既存の石膏ボードを解体して、高性能グラスウールを入れたほうが良いと思いました。

 

より詳しいQ&Aはブログをご覧ください。

【断熱リフォームQ&A】既存壁を壊さずに、室内側に石膏ボード付断熱材を貼る方法は、断熱リフォームとしてコスパが高いのか?貴方に代わってお調べしました!

 

湿気対策では、どのようなリフォームが効果的でしょうか?
リフォーム・増改築・中古住宅, 建材・自然素材・住宅設備, 施工方法・現場管理・雨漏り, 高断熱高気密・省エネ

湿気のひどい地域に住んでいます。
湿気対策では、どのようなリフォームが効果的でしょうか?

室内の壁を漆喰に替えるとか、床下に除湿効果のあるものを置いたり、床下に換気扇のようなものをつけるなど、雑誌やインターネットでみたことがあります。
ただ、どの方法が最も効果的で、コストパフォーマンスが良いのかわかりません。
そもそも基礎の高さをもう少し高くすべきだったのかとも思っています。さすがに、今から基礎を高くする工事は難しと思うので。
ぜひ、もっとも効果的な湿気対策リフォームを教えてください。


【回答】一番安く済んで効果的なのは、床下に潜りこんで、床下の土の上に防湿シートを敷くこと

はじめまして。栃木県宇都宮市の工務店 ヨシダクラフトの吉田武志と申します。一級建築士です。

質問からは分かりませんが、湿気が多いとのことなので、ベタ基礎でなく布基礎であり、防湿シート+コンクリートも施工されていないので、床下の土間から湿気が上がってきているのだと思います。

その場合は、原因に対して直接対処を行うのが合理的です。床下が湿気の多い土のままで、室内の壁を漆喰や珪藻土にしても大した効果はでません。

 

原因である床下の土の湿気を上げないようにすることが大切です。

建物を壊さない場合の湿気対策で、一番安く済んで効果的なのは、床下に潜りこんで、床下の土の上に防湿シートを敷くことだと思います。

この方法だと、床を壊したり、基礎を壊したりする必要がありません。

シート同士は、30㎝程度重ねて敷き込み、めくれないように、プラスチックの釘、もしくは長めの釘で土に留めます。プラスチックの釘だと土の中に石がある場合は、なかなか入って行かないので、釘で良いと思います。

 

依頼先は、専門工事業者でなく工務店がおススメです。というのも、床下に入った時に白蟻が出ていたり、漏水していたり、断熱材が剥がれていたりしたときも、総合的に判断が出来て、ワンストップで対応が可能だからです。

当社で仕事を請け負った場合、実際に床下に潜りこんで防湿シートを敷くのは、白蟻業者さんに依頼しています。

狭い床下に潜りこんでの作業は、身体も汚れますし重労働のため、なかなかやってくれる職方が居ないのですが、白蟻業者ならいつも床下に潜って作業しているので慣れていますし、営業品目に入って居る業者さんが多いです。

 

10年程度防蟻工事を行っていないのなら、防蟻工事を先に行い、それが終わって、乾燥してから防湿シートを敷くのがよいと思います。

また、室内が寒い場合は、床下からの断熱リフォームも同時に行うのがおススメです。床下断熱リフォーム→床下白蟻防蟻工事→床下防湿シート敷の順番で行います。

 

よかったら、こちらのブログを参考にしてください。

【更新】床下から行う「床の断熱リフォーム」をする時は、防蟻再施工と防湿シート敷の同時施工がおススメ

写真は「床の断熱リフォーム」と防蟻工事と防湿シート敷の同時施工をした例です。

 

建物の廻りにモノが多いお宅は、床下の通気も悪くなり、物陰から白蟻が出やすくなりますから、建物周囲にはモノを置かないことが大切です。特に切株とかべニアとか木質のものは置かないようにしてください。

浴室のヒートショック対策、浴室暖房機を付ける以外に寒さ対策はあるか?
リフォーム・増改築・中古住宅, 建材・自然素材・住宅設備, 高断熱高気密・省エネ

浴室に大きな窓が付いていて寒い。浴室暖房を付けようと考えているが、大がかりな工事になってしまうのでしょうか?また、暖房を取り付ける以外の寒さ対策があれば教えてください。

 

冬季のお風呂場についてです。 高齢の義母と同居していますが、冬季のヒートショックが心配です。 脱衣室は床暖房、電気ストーブを併用していますが、浴室はその面積に対して大きめの窓がついています。
湿気対策にもその方がいいと考えていたのですが、実際に冬季に入浴してみると非常に寒く感じます。 脱衣室と浴室の温度差をなくすためにも、浴室に暖房をつけたいと思っているのですが、 大掛かりな工事になってしまうでしょうか?

 

また暖房を取り付ける以外にも浴室の寒さ対策があれば教えてください。


【回答】浴室が寒いなら、浴室暖房機を付ける前に、内窓設置の検討を行う。

 

私なら、浴室暖房機を付ける前に内窓設置の検討をすると思います。

 

というのも、冬の暖房時に家の中から出ていく熱の50%以上が窓からというデータがあります。過半数以上の熱は、窓から逃げるので、窓の断熱強化をするのが合理的です。

窓を断熱強化して、室内を暖かくする方法は、既存の窓の室内側に、樹脂窓を設けて窓の断熱性を強化すること。

 

この方法なら、建物を壊さずに取り付けられるリフォームであることも合理的です。

 

内窓は一度設置すると、浴室暖房機のように光熱費が掛かりませんし、浴室暖房機のように10年程度で壊れる可能性もありません。

 

現在の浴室がユニットバスで窓が普通の引違窓が付いているなら、浴室窓の内側にも「ペアガラスの樹脂内窓」を取り付けることは可能ですし、タイルのお風呂にも付けられる場合もあります。

 

近くの工務店に見積依頼すれば、取り付けられるかどうか見に来てくれます。

 

脱衣室の窓にも、浴室と同時に内窓設置すると、暖かさが逃げにくくなるので快適になりますから、一緒に行うべきです。

 

内窓を設置しても寒ければ、浴室暖房機の設置を検討するという順番にするのが良いと思います。

 

もちろん、内窓が設置できないと分かったら、浴室暖房機の設置を検討するのが良いと思います。

 

浴室暖房機の設置工事の注意点は、壁に設置する場合も天井に設置する場合も、電源を引いてくることが必要になります。

 

また暖房機を壁に設置する場合は、設置する面に設置して落下しないような下地があるかを確認する必要があります。

 

内窓を付けることが合理的だという理由は、こちらのブログを参考にしてください。

断熱内窓が付かない窓の寒さ対策リフォーム

質問者さんから、回答に対する返信を頂きました。

 

【返信】建物を壊さずリフォームというのはいいですね。大掛かりな工事はできるだけ避けたいです。電気代の事もあるので内窓を検討してみます。

 

こちらのリフォームQ&Aサイトで回答しました。

https://reformsoudan.net/bbs/single_agent.php?id=3015

 

屋根瓦の漆喰補修リフォーム。モルタルでなく漆喰を使う具体的理由?
リフォーム・増改築・中古住宅, 建材・自然素材・住宅設備

現在、屋根瓦の漆喰補修リフォームをしているお客様から、下記のような質問が来ました。

 

「屋根瓦をリフォームしているが、新しい白い漆喰の色が取って付けたような白色で、今までのセメントの色と違って違和感があるが、どうなのか?」という質問です。

 

これから屋根瓦のリフォームを行う方にとっては、とても参考になる質問だと思いますので、ブログで取り上げます。

 

私自身も、ブログを書くにあたり、屋根瓦工事で、セメントが使われなくなった理由を、想像では分かっていましたが、今回確認のため瓦工事業者の社長に聞いたので勉強になりました。

 

■質問

 

ヨシダクラフト様

 

お世話になります。

 

いま、屋根瓦の交換を行っていますが、瓦を貼るセメントの色は白に決められてしまうのですか?

 

屋根の棟にある四角錐のセメント部分ですが、屋根瓦が赤茶色に対して使用しているセメントが白のため、付着部分が目立っておりとても違和感があります。

 

以前は黒っぽいグレーのセメントを使用していたため目立たず違和感もなかったので、今回の白が取ってつけたように目に入ってしまうのですが、どうしたものでしょうか?。

 

まだ、途中の工程であの上に目立たないように塗る予定でしたらすいません。気になったので、瓦貼りが終わる前にお聞きしたかったもので。

 

宜しくお願い致します。

 

屋根瓦にモルタルが施工されているのが分かります。

 

 

 

 


■回答

 

S様

 

おはようございます。屋根瓦同士の隙間は、セメントでなく基本的に白い漆喰で施工します。今は、施工したばかりで、「屋根瓦の漆喰の色が真っ白」なので、以前のセメントの色と違い違和感があるかもしれませんが、漆喰の白色はだんだん馴染んできて違和感が無くなっていきます。

 

■30~40年前は、瓦同士の隙間を埋める材料として、漆喰でなくモルタルが使われることも多かった理由

 

30~40年前は、瓦にあまり釘やビスを打たなかっため、瓦の固定が甘かったということもあり、セメントで接合部を固める施工法も取られたようです。

 

最近では、東日本大震災の時に漆喰が不足してセメントが使われたことがありましたが、基本的には、新築の瓦屋根工事の時やリフォームの瓦同士の隙間は、漆喰で仕上げを行います。

 

以前は隙間に粘土(葺き土)を詰めてから、漆喰を塗っていましたが、粘土(葺き土)自体が重いということもあり、既存の粘土(葺き土)を撤去して行う屋根瓦リフォームでは、粘土(葺き土)を使わず、全て漆喰で仕上げることが多いです。(瓦屋の社長に確認しました)

 

※粘土(葺き土)とは、漆喰を塗るための下地になる土のことです。

 

■瓦屋の社長に、瓦工事でセメントが使われることが無くなった理由を聞いてみた

 

私「今、陶器瓦工事で漆喰でなく、セメントが使われることはありますか?」

 

瓦屋社長「今は全くセメントが使われることはないですね」

 

私「どうして瓦工事でセメントが使われることが無くなったのですか?」

 

瓦屋社長「瓦の隙間を埋めたセメントが劣化してくると、割れたり剥がれたりするので、リフォームが必要になるのですが、瓦に付着したセメントを剥がすのに非常に手間が掛り、施工費用が高価になってしまうことから、瓦工事でセメントが使われることが無くなりました。また、どうしてもセメントを剥がす時に瓦が割れたりすることもあるのです」

 

私「リフォームがしずらいということですね。また、※和瓦以外は廃盤になる可能性が高いですから、和瓦以外の瓦が葺いてある場合は、それを割ってしまうと、もう同じ瓦は施工できないということになりますね」

 

瓦の工事で、なぜセメントが使われることが無くなったかというと、セメントを使うとリフォームする時に剥がすのが大変で手間が掛り(施工費用が掛かり)、瓦まで割れてしまう可能性があるからです。ですから、セメントでなく更新性の高い漆喰を使います。漆喰の色は白と黒(濃いねずみ色)がありますが、黒が使われることはあまりなく、S様の瓦は赤茶色なので、漆喰の色は白の1択です。「屋根瓦 漆喰」で検索すると、漆喰の色は、白が多いです。

 

■新築時に瓦屋根にする場合は、和瓦(J形瓦)以外の瓦を選ぶと、リフォーム時にその瓦と同じ形のものが無く、交換ができなくなる可能性がある

J形瓦(和瓦)ってコレです。

画像出典

 

陶器瓦の種類は、時が経っても部分交換できる可能性が高い「和瓦」が良いと思います。

 

和瓦(J形瓦)は、JIS規格で寸法や形状が規定されているため、瓦メーカーが違っても、基本的に交換できます。

 

しかし和瓦(J形瓦)以外の瓦を使うと、リフォーム時にその瓦と同じ形のものが無く、交換ができない可能性があります。

 

このページの陶器瓦の部分をご覧頂けると、屋根瓦を選ぶ時の参考になると思います。

こちらもご覧ください。

 

 

 

 

新築したのにリビングが暗い。どうしたら良いか?
リフォーム・増改築・中古住宅

新築して、1週間前に引っ越しました。

 

隣も住宅なので、『日当たりが良い明るい暖かい家にしたい!』とお願いし、間取りが決まってからも、『日当たりは大丈夫か?暗くないか?』と念を押して確認していました。

 

『日当たりは大丈夫ですよ。』と言われ、安心していたのですが、いざ住んでみると、全く日が入らないというわけではないのですが、思っていた以上に暗く昼間も照明を付けないと少し暗いです。アイランドキッチンの前にダイニングテーブル。その前に窓。ダイニングテーブルから向かって右側に長いリビングです。リビングには、壁の上の方に横長の窓があるくらいです。

 

リビングが暗い。そこだけが本当にガッカリし、ショックでたまりません。

 

リフォーム以外に、なんとか少しでもリビングを明るくする方法はありませんか?自分なりに調べて、日が当たるところに姿見鏡を置いて光りを反射させるというのはやってみようと思います。

天井や壁紙や家具は白メインの明るい色です。他にも自分で出来そうなことは全てやってみようと思っているので、どうか宜しくお願い致します。

 


A.リフォームしないで部屋を明るくする方法

窓を設けないで、室内を明るくするというのは難しいかもしれませんが、室内の白い面積を増やしでみたらどうでしょうか。

 

既に、天井や壁紙や家具は白メインの明るい色だとのことなので、床を白くする。既存の床に置くタイプのフロアがあります。探せば色々あるようですが、例えばこのような感じ。http://www.yunyuuya.com/SHOP/lf-20.html

 

この中の白色のフロアを2畳分程度買って置いてみて、効果がありそうなら範囲を広げるのはどうでしょうか?床面は、室内でも大きな範囲を締めて目立ちますから、効果はあるのではないでしょうか?

新築した住宅が安っぽい、どうしたら良いか?
リフォーム・増改築・中古住宅, 建材・自然素材・住宅設備

1年ほど前に新築しました。


建築中よりとても悩んだ建具の色についてですが、良く考えたつもりが実際完成してみると、とても気になるのでアドバイスお願いいたします。

床、建具玄関を除き全てトステムのエッセンです。


玄関はドアがダークブラウン(外装が白系だったため、安っぽく見えないように玄関のみ落ち着いたハーティーブラウンを選びました。)玄関床がトステムのマーブル柄(白系の人工大理石調)です。

本当は内装の建具も玄関ドアとあわせて床、建具ともにハーティーブラウンにしたかったのですが、エッセンに近い梁の色と統一感を出すため、室内の明るさ、空間の広がりを考慮して、明るいエッセンにしました。


キッチンはヤマハの白鏡面タイプ、人工大理石天板です。

実際住んでみると、軽くて安っぽい印象でとても残念です。(黄色みが強く出てあまり気に入っていません)ただ、明るい感じは気に入っています。


空間の広がりや明るさを確保しつつ、安っぽくならず、リッチで洗練された印象にするにはどうしたらよいか、照明の色は白系か電球色どちらがよいか、合わせる家具などアドバイスよろしくお願いいたします。

 


A.リフォーム時に造作建具、造作家具、無垢の床材にするとインテリアの統一感が出る。

 

トステム等のメーカー建材の既製品の建具は、ローコストビルダーも使っているため一般的に安っぽくみえてしまい、インテリアの統一感を出すのは難しい部材です。特に新建材と言われるシート貼りの建材は、経年すると顕著に安っぽく見えます。根本的に安っぽさを解消するには、今は我慢して、将来、内装のリフォームをするのが良いのではないでしょうか?

 

例えば、建築雑誌やインテリア雑誌には住宅が多数掲載されていますが、メーカー建材の既製品の建具を使った住宅は皆無ですし、大手ハウスメーカーの住宅も広告を除いて掲載されていません。

 

建築雑誌やインテリア雑誌にメーカー建材の既製品の建具を使った住宅や大手ハウスメーカーの住宅が皆無な理由は、格好良くないから(普通だから)だと思います。読者がメーカー建材の既製品の建具を使った住宅を格好良いと感じていれば雑誌に掲載されるはずですが、特にニーズが無いので、掲載されないのだと思います。

 

また、既製品建具の他のデメリットは、既製品なので廃盤になる可能性が高く、将来故障した場合、部品のみの交換が効かなくなり、ドア周囲の壁も壊して交換ということになります。既製品は最初は綺麗に見えても、経年すると安っぽさがより目立つようになるのです。

 

建築雑誌やインテリア雑誌に掲載されているのは、例外なく造作建具を使った住宅です。造作建具にすると、建具と家具を同一材料で造ったりしてインテリアの統一感が出しやすいばかりか、基本的には、部品のみの交換が出来て長く使えます。修理も効きやすいのです。

 

根本的に安っぽさを解消するには既製品の建具でなく、造作建具、造作家具として床材も無垢フローリングにするのが良いと思います。だから将来リフォーム時に造作建具、造作家具、無垢の床材にするとインテリアの統一感が出るし、安っぽい印象にはならないと思います。

 

反対に既製品の建材のメリットは、大量生産されている既製品なので工場で管理して造られており、反ったり、変形したりする可能性が少ないこと。初期クレームは少なく、取付技術や施工工程が少ないので大手ハウスメーカーやローコストビルダーは、殆ど新建材の大量生産品を使っています。

 

既製品の建具と造作建具の違いについてはこちらもご覧ください。

造作ドア(造作建具)にすると決めた理由は「吉田さんの造る住宅はダサイ!」と言われたからでした

子供部屋を2つに仕切る方法は、どんなものが良いか?
リフォーム・増改築・中古住宅, 施工方法・現場管理・雨漏り

現在、新築住宅を建てるべくハウスメーカーさんと相談しているところです。


子供はまだ0才児が一人ですが、将来的には二人目も欲しいと思っており、子供部屋のレイアウトに悩んでいます。


最初から2部屋にすると二人目ができなかった場合に無駄になったり、子供が小さいうちは二人一緒の方がいいとも考えてることから、最初は一部屋にして、後々変更できる作りにしたいと考えています。

その旨を設計士さんに伝えたところ、可動式の収納棚を紹介されました。

そこで質問なのですが、この可動式収納棚で部屋を仕切った場合、音などはどれくらい漏れるものなのでしょうか。


または可動式収納で遮音性をあげる方法などはあるのでしょうか?

なお、部屋は天井までが2.4mで、天井いっぱいまでの可動式収納を2つ横に並べて仕切りにするイメージてす。価格も30万程となかなかの金額でした。

 


シナべニアで造る間仕切り壁

 

A.可動式の収納家具で子供部屋の間仕切りを造るのは止めたほうが良い

子供部屋を2つに分ける方法は色々あります。

 

結論から言いますが、将来撤去する可能性があるなら、可動式の収納棚等の家具で子供部屋の間仕切りを作るのは止めたほうが良いです。

 

代替案として、新築時は間仕切りを造らず成長して部屋が必要になった時に、シナべニアで造る間仕切り壁で、子供部屋を間仕切ることをおススメします。

 

この方法で7軒ほど子供部屋の間仕切り壁を造っています。

 

シナベニアの間仕切り壁のメリットは価格が安くボンドを使わないので、将来施主本人が撤去することが可能であり、かつ撤去せずにそのまま普通の壁として長く使うことも可能だからです。

 

子供部屋を可動式の収納家具で間仕切るメリットとデメリットと、シナべニアの間仕切り壁の事例を見てみましょう。

 

1.子供部屋を可動式の収納家具で間仕切るメリットとデメリット

 

子供部屋の間仕切りを、可動式の収納家具で造るといのは、何となく良さそうだがデメリットが多いです。

 

最大のデメリットは、間仕切りが不要になった時に、家具が撤去しずらくなること。撤去した家具の持っていき場が無いのである。

 

また、床と壁と天井にピッタリと合わせた造作家具にする場合は値段も高い。3メートル弱の長さの壁を家具にすると、家具の形態と材質にもよるが、質問者さんのように30万円程度はかかりそうである。
また、可動式の収納家具の大きさについてだが、家具の高さを天井一杯にすることは、無理があるだろう。

 

天井一杯にすると移動させたときに天井に傷が付くからである。最低でも天井に3~4センチの隙間を空けて制作するしかないと思われる。

 

隙間が空くと音が漏れるし、天井一杯の高さの家具は動かしにくいから、結局造った家具は、子供部屋でしか使えない可能性が高い。

 

もともとの部屋に収納が無く、この家具を撤去しない予定なら、可動式の収納家具で子供部屋の間仕切りを造るのは選択肢に入るかもしれない。

 

2.子供部屋を2つに仕切るリフォームで一番のおススメは、シナべニアで造る間仕切り壁です 安く・簡単・強度があり・撤去が出来て・撤去せず長く使うことも可能だからです。
子供部屋の間仕切り壁作成事例をブログでご覧ください。

 

子供部屋を間仕切り壁で2つに分ける方法。後で1部屋に戻したいならシナべニアの造作壁リフォームがお勧め(可動式の収納棚等の家具で間仕切った場合のデメリットも書いてあります) http://yoshidacraft.net/5951/

 

最新の子供部屋間仕切り事例はこちら。

 

(5軒目)子供部屋の間仕切り壁の造り方。将来1部屋に戻すなら、シナベニアを使った間仕切り壁がおススメ!画鋲やビスも簡単に打てるので、受験生にも使い勝手良好 http://yoshidacraft.net/12841/

建替かリフォームか迷ったら、どこに相談し判断してもらったら良いか?
リフォーム・増改築・中古住宅

戸建の建替かリフォームか迷ったら、どこに相談し判断してもらったら良いでしょうか?

 

戸建で築80年以上経っています。 風呂、トイレはこの数年内に新しくしましたが、築80年以上経っているので、この際建て替えをするのはどうか、とも考えています。

 

また、現在の家はかなり広く持て余しているため、減築したい気持ちもあります。

 

さて、ここで悩みなんですが、建替かリフォームか迷っております。

 

リフォーム会社に診断してもらったら、リフォームを勧めてくるのでは?

 

新築工事を行っている工務店に診断してもらったら、建替を勧めてくるのでは? こんなことを考えてしまいます。

 

専門家に「~にした方が良いです」と言われたら「はい、わかりました」となりかねません。

 

中立的なアドバイスは、どういう所に求めたらいいのでしょうか。

 

当方、田舎のため、ネットの情報が少なく、また周りにそんな診断をしてもらった人もおらず、口コミの情報を得ることも難しいです。 宜しくお願いします。


A.本当は中立性よりも信頼関係が大事

まずは金額面からお話しします。 新築するにしてもリフォームするにしても、構造体(基礎、柱、梁、屋根)だけを残すような新築に近いリフォームであるならば、ほぼ新築に近い金額が掛かります。

 

80年前の建物ですと、基礎が現在の基準になっていない可能性が高いので、リフォームする場合は、基礎を新たに造り直さなければならない可能性が高いです。

 

補強程度で済めば良いですが、土台から上を浮かして、基礎を造り直すのはとてもお金が掛かります。そうなると新築よりもお金が掛かってしまうかもしれません。

 

構造体を残す価値があり、予算的に可能ならそうする場合もあります。

 

一番良いのは、信頼できる住宅のプロである友人、知り合い等に見に来てもらい、アドバイスを受けることです。

 

本当は中立性よりも信頼関係が大事なのです。そういう方がいらっしゃらないようなら、ネットで信頼できそうなプロに依頼して、現状をありのまま話して、見に来てもらうことが良いかもしれません。

 

役割的に中立性が高いのは、専業の設計者ですが、注意が必要です。

 

よく専業の設計者の方がいうセリフで、「私は工事をしないので、中立性があります。3社程度相見積を取って、しっかり予算管理と現場監理をしますから、工務店やリフォーム会社に依頼するより安くなります。」とか言う人がいます。

 

しかし、これは注意が必要です。 工事の度に施工会社が変わる設計者は、予算管理の実力が無いので、施工者からの信頼も無い場合が多いのです。

 

リフォーム業者、工務店、ハウスメーカー、専業の設計事務所の4者どちらに依頼しても、キチンとした方に依頼して、コミュニケーションが取れれば、新築するにしてもリフォームとなるにしても後悔はしないのではないかと思います。住宅は究極のオーダーメイドなので相性がとても重要なのです。

 

専門家は、自分の職種は中立的でお客さんの立場に立っていますと言うでしょう。

 

しかし、それぞれに専門家の中でも実力差や施主との相性があります。 専業の設計者の中には、トータルに知識や経験のある方もいらっしゃいますが、 施工や経年変化への対応を知らない人も居ます。

 

設計施工で行う住宅会社の中には、トータルに知識や経験のある方もいらっしゃいますし、 そうでない方も居る。

 

要するに、職種が重要なのではなく、個人の実力かと思います。 見極めるには何度か現場に行く必要があるので、 お宅からなるべく近い住宅会社、専門家に依頼するのがベストかと思います。

リノベーション後の断熱不足等による雨音騒音の解決策について
リフォーム・増改築・中古住宅, 施工方法・現場管理・雨漏り

京都市の築50年の木造家屋2階建てを2年前にリノバーションしました。

 

2階部屋は、これまでの瓦屋根と低い天井からガルバ屋根と天井なしの吹き抜け構造にしました。

 

NISC 遮熱対摩カラーGL、ネオマフォーム t45を使用した切妻構造の屋根です。入居後、雨音に悩まされています。

 

部屋に居ますと小雨がパラパラと降り出す音がすぐに分かります。本降りになるとテレビ音声をイヤホンに切り替えます。

 

工務店さんは、雨音に慣れるしかありませんね。そのうち慣れますから。と言うばかりです。

 

2年間は我慢しましたが、これが永遠に続くと思うと気分が滅入ります。

 

今更、ガルバ屋根をはがして再び屋根の葺き替えする資金もなく困惑しています。

 

ガリバ屋根にガイナ塗装することも考えましたが、数年毎に足場を組んで塗装を繰り返すことも現実ではないと断念しました。

 

屋根天井に遮音材をはることも考えましたが、素人知識の限界です。妥当な資金で効果的な対応策についてご教示の程、よろしくお願いいたします。


A.雨音対策は、既存天井の内側に断熱材を入れて天井を二重にする

栃木県宇都宮市の工務店、ヨシダクラフトの吉田と申します。質問を読ませて頂きました。

 

金属屋根の雨音が気になるとのことですが、既存屋根に塗装をしても、雨音が軽減する効果は、ほぼ無いです。

 

勾配天井とのことなので、一番ローコストにできるのは、既存天井の内側に天井を2重に造ることだと思います。

 

既存の勾配天井の室内側に、木で下地を造りグラスウール等の繊維系断熱材を入れて、気密シートを貼って石膏ボードを貼り仕上げをして、天井を2重にするのが効果的で安く出来る。

 

断熱材は厚いほうが効果的なので、高性能グラスウール厚105ミリを2枚重ねで入れると210ミリとなり、既存の断熱材と合わせて255ミリとなるので効果的。

 

また、石膏ボートの下に気密シートを貼ると隙間が無くなるので、音が室内に漏れにくくなります。 工事価格は、仕事をした工務店さんに聞いてみてください。

 

質問者からの評価・お礼

吉田様、迅速かつご丁寧に回答していただき、ありがとうございます。

 

確認させてください。(ガルバ鋼板>ネオマフォーム>現・天井板)>グラスウール210ミリ>石膏ボード9.5ミリ>新・天井板の構造とする、と理解しましたが、正しいでしょうか?

 

また、現・天井板とグラスウールの間には空気層を設けた方が少しでも遮音効果が向上するでしょうか?

 

そして、この構造の付加価値として、遮音性と共に断熱性も期待できるでしょうか?改めての確認することになり、申し訳ございません。どうぞよろしくお願いいたします。

 

評価・お礼に対してヨシダクラフトより

高い評価を頂きましてありがとうございます。施工の断面はそれでよいと思います。

 

既存天井の室内側にもう一度木材で天井下地を組んで、木材と既存天井の間に断熱材を入れる形です。

 

石膏ボードと下地木材の間に、0.2ミリ程度の防湿気密シートを貼ると、雨音が室内に漏れずに効果的だと思います。遮音性と共に、もちろん断熱性は向上します。

 

音の専門家ではないので、空気層を造ったほうがよいかは分かりません。

 

しかし、どちらにしても、既存天井の内側に木材を組んで210ミリピッタリの隙間でなく、15ミリ程度とか少し余裕みて木材を組んだほうが断熱材を入れやすい。

 

どの位置で下地を組むかは、施工性を含めて業者と打ち合わせするのが良いです。

マンションの上階および外からの騒音を防ぎたい
リフォーム・増改築・中古住宅, 施工方法・現場管理・雨漏り, 間取り・部屋・インテリア

こんにちは。5階建てのマンションの、3階部分の部屋に住んでおります。

 

4階の部屋から聞こえる騒音(足音、椅子を引きずる音、窓・スライドドアを動かす音)と、メインで使ってる部屋の窓が面している相撲部屋からの力士のけいこ声に困っております。

 

マンションの大家は親せきで、4階に住んでいるのはこの親せきであるので、4階の床や3階の天井を含めて、工事は可能です。

 

今、問題と思っているのは、

・築30年ほどのマンションなので、設計図はきちんと残っているが、床や天井にどういった材質が使われているか、素人にはわからない

・外からの力士のけいこ声は、窓から入っているのか、壁も含めて建物全体から入っているのかわからない

 

最後に、

・防音工事を施すとして、きちんと効果を出すためにはどういった会社や工務店に相談すればよいのかわからないということです。

 

以前にも、防音カーテンというものを購入して窓に取り付けたところ、あまり効果がなかったということがあったので、きちんと有効性を確かめながら工事をしていただきたいと思っております。

 

以上、お忙しいところ恐縮ですが、回答いただけたら幸いです。

 


A.マンションの上階からの騒音と近隣からの騒音についての具体的対策

 

まず、相撲部屋の力士の声についてですが、相撲部屋に面している窓の窓枠に樹脂製の 断熱内窓を付けることをお勧めします。

 

既存窓枠の内側に取り付けられるので、どこかを壊すことなく、簡単に施工できます。省エネや結露防止にも役立ちますが、遮音性も高いので、かなり効果があります。コストプァフォーマンスが高いです。

 

今ある窓に樹脂内窓を取り付けると、-40dBの遮音効果が得られます。これは、幹線道路の交差点における耳障りな騒音から一転、美術館や図書館の静けさへと劇的に変化します。

樹脂内窓参考 http://alumi.st-grp.co.jp/products/interior/plamake-e/point/bouon.html

 

次に上階からの音。簡単に出来る方法をザックリ書きます。

 

上階の床廻りで、出来る対策として、子供が居て駆け回っているようなら、静かに歩いてもらう。フローリングの上に絨毯を敷いてもらう。椅子の脚にクッションを付けてもらう。

 

下階の天井で出来そうな対策として、天井裏に入れるようなら、なるべく厚く断熱性能の高い断熱材を入れる。高性能グラスウールで良いと思います。入れない場合は、既存の天井のクロスと石膏ボードを解体して、下地を防振吊り木等に替えて、高性能グラスウールをなるべく厚く入れて、石膏ボードを2重貼りにする。 上階の床を解体して工事するより、下階の天井を工事するほうが、通常コストは安く 済みます。

 

この両方が出来れば、かなり音の環境は変わると思います。

 

質問者からの評価・お礼

早速の回答、ありがとうございます!具体的に書かれてあるので、すぐにでも対策を始められそうです。ありがとうございました。

 

 

ヨシダクラフトより

高い評価を頂きましてありがとうございます。 ローコストで出来る現実的な方法を書きました。 住環境が快適になると良いですね。

ブラインドの取り付け方について
リフォーム・増改築・中古住宅, 施工方法・現場管理・雨漏り

和室に木目調のブラインドを設置しようかと考えています。 取り付け位置ですが、窓枠の中か正面取付けかはどういう基準で決めたらよいでしょうか。

 

また、180×180の大きさの場合、素人が2人で取り付けるのは可能でしょうか。 アドバイスをいただけたら幸いです。


A .素人がブラインドを付けるなら、窓枠の内側に付けるのが無難。

 

見た目には、窓枠の内側に取り付けたほうがすっきりします。また窓枠の木部に取り付けるので、木も見えて取り付けやすいです。個人的にはこちらをお勧めします。

 

窓枠の内側でなく、正面付けの場合(壁に付ける場合)は、基本的に石膏ボードの下地の取り付けたい位置に下地となる木が入っていないと取り付ける事が出来ません。

 

ですから、素人がブラインドを付けるなら、窓枠の内側に付けるのが無難です。

ビニールクロスに塗装した時と、ルナファーザーに塗装した時では耐久性に違いは出るのか?
リフォーム・増改築・中古住宅, 建材・自然素材・住宅設備

ビニールクロスにDIYで塗装するのと、ルナファーザーに塗装するのとでは、耐久性に違いが出るのでしょうか?


A. ビニールクロスとルナファーザーでは、耐久性に違いが出るということよりも、意匠性の違いが大きい。

ビニールクロスにDIYで塗装するのと、ルナファーザーに塗装するのとでは、耐久性に違いが出るということよりも、意匠性の違いが大きいと思います。

 

ビニールクロスとルナファーザーでは、見た目の質感と室内の雰囲気が違う感じになります。剥がれやすさや隙間の空きやすさは、ほぼ同じと考えて良いと思います。

 

まず、ルナファーザーは塗装下地用の紙の壁紙です。木製のチップが入っていてそのチップも細かい仕様のものから、大きいものまで色々と選べます。

 

ビニールクロスでこのような仕様のものはありませんから、意匠性で大きく違いが出ます。

 

 

すぐに建て替えやリフォームする予算はないが、将来の希望として設計してもらうことは可能か?
リフォーム・増改築・中古住宅, 工期・契約, 間取り・部屋・インテリア

築40年の中古住宅を2年前に購入し、一応のリフォーム後住んでいます。 が、中古住宅購入当時、なんだかバタバタとリフォームし、とても中途半端な間取りで作ってもらってしまいました。基本的に個室がありません。空間も無駄になっています。 40代夫婦と小1の息子、5歳になる娘の4人家族。

 

部屋がなく、おばあちゃんに泊まりに来てもらうこともできません。

 

工務店の方が、素人の意見を聞いてくれすぎたのかもしれませんが、非常にまとまりなく、住みづらいです。(ある程度慣れてしまいましたが…) 何とかしたいのですが、どうしたらいいかがわかりません。子どもたちに部屋が必要になるころを目標に何とかしたいのですが、住宅ローンもあり、すぐに建て替えやリフォームができるわけでもありません。 ローコスト住宅の本を見ては、ため息ついています。

 

すぐに施工はできないのですが、将来への希望として、設計していただくことは可能なのでしょうか?それを励みに節約、お仕事がんばります!また、その場合おいくらくらいかかるのでしょうか?


A.将来は状況や考え方が変わるので、住宅を建てる時に設計する

新築でもリフォームでも、施工時に(施工予定が決まっている施工前に)設計するのが普通ですし、それが良いと思います。

 

今、設計しても施工予定が先になるなら、施工時までに家族構成や考え方、ライフスタイル等が変わるのが普通です。そうなると設計図書が絵に描いた餅になってしまいます。 無料で設計する会社はありませんから、設計料がもったいないですね。

 

また、施工までに法規等や建材価格も変わる可能性がありますから、そうなると設計のやり直しになってしまう可能性が高いです。

 

設計者がお客さんの意見を聞きすぎてしまうと、このように住みにくい家になることが多いです。

 

将来、新築するにしても、リフォームするにしても、よく家族の将来を見据えて計画されることをおすすめ致します。

 

キッチンリフォーム時、壁と床の下地に何を使うか?
リフォーム・増改築・中古住宅

築40年のキッチン周りをリフォームします。(レンジフード、吊り戸棚、システムキッチンを新設)

 

床や壁の劣化があるので コンロ前面、側面とワークトップ〜シンク前壁、床を下地から取り外し、新しいシステムキッチン用に補強をしてから下地をはり、壁はタイル仕上、床はフローリング仕上にします。

 

お尋ねしたいのは コンロやシンクに接する 床と壁の下地建材です。 床用と壁用に、どんな下地建材を使うのか、レンジフード取付部の補強部材を具体的に教えて下さい。

 

(石膏ボード◯ミリなど)よろしくお願い致します。 ガス、電気、水関係は専門の業者に施工依頼します。


A.キッチンレンジフード等の取付下地木材は、キッチン施工図を見て間柱を使用


コンロ部は火を使うので壁のタイル下地の下は、耐水石膏ボード12.5ミリ。耐水石膏ボード下にはレンジフードとコンロ部を固定する下地木材が必要です。下地木材位置は、キッチン施工図に描いてあります。吊り戸部分やシンク裏も同じように下地木材が入ります。下地木材は断面105mm×30mmの間柱を使うのが一般的です。

 

シンク部の壁のタイル下地は、火は使わないので、耐水性だけを考えると、本当は耐水ベニア12ミリを使いたいところです。しかし、コンロ部の下地と0.5ミリの段差が出来てしまうとタイル仕上げの場合は良くないので、シンク部の壁のタイル下地も耐水石膏ボード12.5ミリで良いかと思います。

 

キッチンの壁下地がタイルでなくて、キッチンパネルの場合は、水分は滲みないので、シンク前もコンロ裏も普通の石膏ボードで良いかと思います。タイルの場合はタイル目地から水分が入りやすいので、耐水石膏ボードが良いと思います。ただし、シンク前の壁は下地が耐水石膏ボードとはいえ、石膏ボードなので、普通に使うぶんには良いですが、あまり水はかけないほうが良いです。

 

ラワン合板には、T1(タイプワン)T2T3があり、T1が一番耐水性は高いです。
床のフローリング下地は、ラワン合板T2で良いと思います。厚さは12ミリ以上で、他の部分のと高さを揃えるなら、他の床高さと合う下地厚さにすれば良いと思います。室内で普通に使うにはT2のラワン合板で良いと思います。

 

キッチンの換気扇から隣人の話し声が聞こえて気になる。どうしたら良いか?
リフォーム・増改築・中古住宅, 近隣トラブル・敷地境界

わが家のキッチンの換気扇は、排気口が隣の家のリビングに面しています。 隣の家とは50センチぐらいとかなり密接しており、物音や話し声が入るのが気になるので窓は2重サッシにしています。

暑くなってくるこの時期も、この面の窓は開けないようにしています。しかし向こうが窓を開けていると、排気口からその声が入ってきます。

もともと声の大きな奥さんのママ友の会合やら電話の声、子どもの歌声や犬の声。夫婦の会話や来客との会話も。

気になるときは、換気扇を「中」~「強」でしばらく回すようにしています。 このこと以外にも、非常識な行動の多いこの隣人のことが好きでないから余計に不愉快に感じるのかもしれませんが換気扇からこんなに人の話し声がよく聞こえるということは当方が話すことや物音がそのまま向こうにも聞こえているのかと思うと、怖く不安に思います。 外からの音をシャットアウトするのは換気扇の構造上、難しいのでしょうか?

 


A.とりあえず、キッチンの換気扇カバーを防音フードに交換してみる

栃木県宇都宮市で注文住宅建築とリフォームを行う工務店ヨシダクラフトを経営しています。吉田と申します。質問を読ませて頂きました。

 

まず、自宅と隣家が50センチしか離れていないとすると、どんな対策をしても、隣家からの音を完全にシャットアウトするのは難しいと思います。 まず、簡単にできる対策としては、キッチンのレンジフードから漏れてくる隣家の音を軽減するには、ご自宅のキッチンのベントキャップを防音フードに交換するのがよいと思います。

 

大建工業 換気扇 レンジ用防音フード150φ【SB0564-K10】

 

いろんなメーカーから防音フードは出ているようです。工務店やリフォーム会社に相談して、現況確認してから付けてもらうのが良いと思います。

 

それでも気になるようなら次の段階として、出来れば既存レンジフードの排気口を塞いで、排気口の位置を適切な位置に開け直したいところです。その時には、隣家に面する壁の内側を解体して、断熱材の充填状況及び気密シートが施工してあるかを確認して、行われていなければ施工して、防音性の高い壁を造るという方法が良いのかもしれません。

 

質問者より評価・お礼

早急なご回答ありがとうございます。大変心強く思いました。以前も隣家のタバコの煙の件で相談に乗っていただいた者です。
今回のこの換気扇からの話し声も同じ隣家からのものです。今回の件で、拙宅を建築した工務店や不動産屋にも相談しましたが「一戸建てとはこういうものだから仕方ありません。」などと言われて、「欠陥ではありませんから。」と真剣に対応してもらえませんでした。

 

「ダクトを下向けになった物に替えるぐらいしか方法がありません。」と、音を軽減する器具があることも教えてもらえませんでした。

主人と相談して、どうするか検討します。ありがとうございました。

 

ヨシダクラフトより

高い評価を頂きまして、ありがとうございます。 隣家のタバコの煙の件で、質問された方だったのですね。

「キッチンレンジフード タバコ」や「キッチンレンジフード 隣家からの騒音」等で検索すると、多数ヒットしますので、同じような状況で悩まれている方が多いものと思われます。 気になっているなら、出来る範囲のものから、試してみるのも良いと思います。

 

家を目隠しフェンスで囲むべきか?
リフォーム・増改築・中古住宅

建売住宅を買いました。西と東の家が近く、南側に庭があるので、家を目隠しで囲もうと思うのですが、近所付き合いを考えると付けるべきか否か迷っています。皆さんはどうしていますか?


どのような目隠しをお考えなのかは分かりませんが、通風と日射の確保を出来るように考えておく必要があると思います。自宅についても、隣家についても通風と日射には配慮して目隠しを設置する必要があります。敷地境界に建てるフェンスにしてしまうと、通風と日射を遮ってしまう可能性が高いと思います。
窓に付けるタイプで羽根が動いて通風も確保できるタイプがあります。
これなら室内のプライバシーは保てるし、近隣に配慮する必要はありません。
写真を付けておきます。窓目隠し可動ルーバー
「窓 目隠し可動ルーバー」で検索すると色々出てきます。
必要な箇所に最低限の個数で付けることをお勧めします。

窓に目隠しを付けると、お互いの視線も合わないようになるので、隣家もありがたく感じるかもしれません。隣家に対して不利益にならなければ大丈夫かと思います。

状況が詳しく分からないので、建売業者さんにアドバイスを受けたらいかがでしょうか?

中古住宅を購入前に一緒に見てもらいたい?
リフォーム・増改築・中古住宅

中古住宅を購入前に一緒に見てもらいたい?


いきなり、ファーストコンタクトで中古住宅を一緒に見てもらいたいと言われても、困ります。(汗)

まずは、問い合わせフォームになるべく詳しくご記入頂き、メールにて送信してください。その後、お会いして要望をお聞きして、予算、お互いの考え方等を含めてお話しましょう。一緒に見に行くのは、その後となります。問い合わせフォームはこちら

リフォームすることを前提で中古住宅を買おうと思うのですが、選び方が分かりません。
リフォーム・増改築・中古住宅

リフォームすることを前提で中古住宅を買おうと思うのですが、選び方が分かりません。


予算次第だと思います。きれいな中古住宅なら「LDKだけ」とか「キッチンだけ」など、ご予算の範囲内で部分リフォームをご提案できます。個室などはクリーニングして既存のままにするなど色々と予算調整ができます。ところが内外装を含む全体的がボロボロだったら全面リフォーム以外に方法がありませんから、そういう中古住宅は買わないことが大事なのです。

中古住宅リフォーム・リノベーションの注意点

ヨシダクラフトでは、中古住宅 内覧同行サービス を行っています。よろしければご連絡ください。

また、なるべく小さな中古住宅を買うことも予算面では重要です。建築費用は、基本的に面積×単価で出されるので、リフォーム総額が同じなら、小さな家のほうが質を高く出来ます。質の高い必要最低限の大きさの家を買えれば理想的です。

リフォームとリノベーションはどう違うの?
リフォーム・増改築・中古住宅

リフォームとリノベーションはどう違うの?


リノベーションは、自然素材やオーダーの部材を使った間取り変更等を伴う、新築に近い大規模な工事と考えています。
かつリノベーションの要素の1つは、「新築にはない既存部分等の魅力」だと思います。ただし、それをリフォームと呼んでも違和感はありません。

壁紙を貼り替えたり、キッチンを交換する部品交換型の工事はリフォームです。壁紙を貼り換えたり、部品交換したりするのをリノベーションとは言いません。

弊社では、快適性と省エネルギー性を両立させる基本技術として、「質の高い断熱工事」もリノベーションとリフォームの要素に入れたいと思います。

WEB上にリノベーション事例は多々ありますが、ハウスメーカーさんが使うような普通の既製品を使った事例では、大規模工事を行っても、
誰もリノベーションとは紹介していません。

 

 

 

マンションなのですが、リフォームしてユニットバスでなく、造りつけのお風呂にしたいのですが出来ますか?
リフォーム・増改築・中古住宅

マンションなのですが、リフォームしてユニットバスでなく、造りつけのお風呂にしたいのですが出来ますか?


まず、マンションの管理規約をよく読んで、どんなリフォームができるのかを確認する必要があります。その後、現場と既存図面を見て、配管経路等を確認します。浴室は、浴槽や洗い場に湯や水を流すので、防水性能が必要です。特に、上階(2階以上)に浴室を設置する場合、下の部屋に水を漏らさない、完璧な防水が求められます。マンションなら下階は他の家族が住んでいますから、なおさら、完璧にする必要があります。防水性能の点では、現場作業の防水工事より、工場で管理されたユニットバスの方が信頼性が高いといえます。

ハーフユニットバスという、浴槽から下が工場で作られたユニットバスがあります。万が一漏水した場合も、ハーフユニットバスのほうが簡単に修繕や交換が可能です。現場防水のお風呂の場合は、漏水している場所を見つけるのも大変で、それから壊して修繕するのも大工事になります。ハーフユニットバスは、浴槽、洗い場の下部のみのユニットです。壁や天井は、自由な材料を使うことができるので、通常のユニットバスに比べ、デザインの巾を拡げることができます。ヨシダクラフトではまだ、ハーフユニットバスの施工例はありませんが、これから増やしていきたいと思っています。現場施工の防水は、10年を過ぎたくらいから漏水の可能性が高くなるので、木造住宅の場合もハーフユニットバスの方が無難だと思います。リフォーム工事を数多く手がけている経験からの答えです。